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始まりはいつも躍動を伴って、けれどゆっくりと、次第に速く。
[花火の音、爆竹の音、蒸気機関の上げる汽笛の音、車体の軋む音、初めはゆっくりとした振動も、次第に軽快なものに変わるだろう]
maestoso というところかな。
[くすりと笑って、ベッドから降りると、部屋を出る]
せっかくの旅だし、さっそく部屋に籠もるのも勿体ない、ね、ヤナーチェク。
[左腕の兎は、ここばかりは同意するように、かくんと頭を垂れた]
ふふ、足を踏まれる可能性の方が高いでしょう。
そうですね、いつでも、あなたを守れます。し、いつでも会いに来てください……と言いたいところですが……どうも、ワタシの方がきな臭いかもしれません。
さて、と。
[列車の簡単な見取り図を思い浮かべる。前から、蒸気機関、一車両目には件の……、それから順に一等、二等、三等の客車、さらに後ろに貨物車が続く、はず。人差し指を顎に当て、思案しながら]
激しくうろ覚えだけれど、まあいいかな。
[行ってみればわかるし。と、前、後ろ、と交互に見てから、とりあえず前の車両を目指してみる]
そう珍しい事じゃないですよ、この前だって捕まえた賞金首より損害の額の方が大きかったですし。
……。こほん。
まだはっきりした感触はないのですが。用心するに越したことはないですし、念のため、ですね。確認出来たら報告します。
確か食堂車があった、ような。
[無いわけ無い。それだけの長旅だ。
客車を移る、と、連結部分で受ける風は、きりりと引き締まりつつも心地よくて、目を細めた]
ん、いい音です。
[たぶん、機関車までいけば五月蠅いのだろうけれども。あるいは、トンネルにでも入れば。そんな事を考えながら、いくらかその場にとどまって。
寒さで指が冷えた頃には、食堂車へと向かうだろう。温かいお茶でも飲みに**]
もう、あなたまで小さいとか……
[参ったな、とか、小さな呟き]
ワタシたちのような存在は、彼らに好まれるものではないでしょうから。狩るも狩られるも……表裏一体です。あなたに気をつけてなどと、お節介な言葉だとは思いますが、けれど、気をつけてください、ね。
[指が冷える、というより]
痛いくらいです。
[薄い手袋では、シベリア鉄道の寒さには不十分で。手をこすりながら、食堂車へ]
動かしにくいですが、もう少し厚手のほうが……
[と、名前を呼ばれた気がした。否、可愛いとか、小さいとかの形容詞はおおむね自分に向けられる言葉だと、知っている、経験上。だから、声のした方に顔を向ける]
>>14
これはこれはご丁寧に、オラヴィ卿。
[明らかに自分が呼ばれた証拠に、相手と目がったので。にぱっと笑って、言葉を返す。剃髪にディナージャケット、相手の仕草はいくらか芝居がかって見えて……言葉遣いのせいかもしれない……なので、自分も帽子を取って大げさに会釈してみた]
ラウリ・スモーバーです。こちらこそ、よろしくお願いします。
[ざっと車内を見回す、大体が上品な様子の客ばかりだ、いずれも物見高い人たちなのだろうけれども。オラヴィの傍の席に座る、紅茶を嗜む眼鏡の人も視線を滑らせて、最後にまたオラヴィを見やり]
こちら、よろしいですか?
[混んでいる、というほどではないが、合い席を断るほど空いてもいないか、と。最初と同じ笑みを向けて、訪ねる。
給仕が通りかかれば、チャイを、頼む。香辛料を細やかに指定したりして]
[紅茶が運ばれてきて、給仕に礼を言うと、薄いカップに口を付けて]
ジンジャーもシナモンもあまり好きではないのですが。温まるにはこれが一番です。
[冷えたままの手をカップで温めながら、そんな世間話じみたことを口にするだろう*]
>>29
そのどこかで、が、楽界でなら、嬉しいのですが。
[眉を上げる仕草にも気づいたけれど、オラヴィの仕草はどれも芝居がかって見えて、それが心を映す本物なのか作り物なのか判別出来なかったので]
両親は、既に地獄に堕ちました。
[いつも口にする言葉で返し、いつも作っている笑みを向ける]
あるいは、天国に行ったかもしれませんが。
[言って。相手の反応がなんであれ、相手が真面目に受け取るほどおどけた様子を強めて「ふふ、冗談です」と笑うだろう、はぐらかすように]
ロマネス家?
[飛び出した言葉には、さすがに驚いたように眉を上げたが、すぐに、突拍子もない、という風を表情に滲ませて]
まさか。だとすれば、貧乏楽団で指揮者など……ふふ、まさか。想像が豊かですね、オラヴィ卿。それともあなたもロマネス家に「縁」のある方なのかな?
[まるで冗談だ、取り合わない、というような態度で頬杖をついて上目に相手の表情を覗き込む。けれどその瞳だけは、正面に座るオラヴィには、興味ありげに輝いているのが見えただろう]
[マクベス、と割り込む声の主には先程はどうも、と会釈したり。夕餉の誘いには快く応じて]
一応、アルコールも窘める歳なのですが……必要以上に若く見られてしまいますね、どうも。
[ぽり、と頬を掻く。乾杯、と、グラスを掲げる仕草はオラヴィほどは優雅にはいかず。その後の話しは楽しげに]
ええ、あの時の指揮者はゲルト・ハインマート氏。ヴェルディもいいですがワーグナーもすこぶるいいです。
[カフェを残して席を立つ相手に]
いえ、楽しい時間を過ごせました。公演、是非拝見したいですね。
[握手に応じ、相手を見送る]
[残されたカフェ……を前に]
なんでコーヒーなんだろう。
[ぼそりとつぶやく。兎が知りませんとばかり首を傾げた。しばらくじーっとコーヒーを睨み、ようやく決心して格闘するのは冷め切った頃だろうか]
苦いっ”!
[ピンクのフリルの人や、ほっそりとした神秘的な女性、白い帽子の夫人、あるいは学生ほどの女性も食堂車を訪れたりしただろうか。良く覚えてないが。
だから自分の客室に戻って、兎急便でのメッセージを見つけるのは、もう少し先の話し**]
だから……
[可愛いも同意語だ、とは言わない。ただただ困ったような苦笑するような音で言って]
そうですね。敵の敵もまた敵なわけですから、上手くすればあるいは。漁夫の利、といきたいところですが、期待の持ちすぎは禁物、です。
ありがとう、気をつけます。
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