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お父さん、女性不信なんだ?
じゃあ、びっくりしちゃうね。
[くすくす笑いながら、独り占めの言葉には少し顔を赤くして]
あはは。ほんとにそう思ってるー?
[照れ隠しのようにそう言う。]
ほんっとに雪が昇ってるね。
こんな体験してるの私達だけなんだろうねー。元に戻って、こんな話しても誰も信じてくれなさそう。
時間も戻ってるし。
[そう言って携帯の液晶を見せる。
優しく握られる手を嬉しく思いながら、隣にいる彼が消えてしまわない事を祈りながら、その手を離さないように自分もしっかり握った。]
[空へ上る雪を塞ぐように手をかざす。
掌に触れる雪は冷たくて]
…つめ、てー。
やっぱ雪だよな、これ。
[そう言ってダウンジャケットの前を閉じようとする。
しかし去年着ていたサイズのそれはすでに小さくて
半分までしかジッパーが上がらなかった]
さーみー。
[ふるっと身を震わせたところでイマリの声が届いて]
あーもどるー。
[肩をすくめて店の中へ]
[肩を竦め店内に入る彼を見つめ。
小さく、くすりと笑った。随分とぱつんぱつんに、
きつそうにしてきているジャケットだ、と。]
ねぇ、デンゴくん。
[彼に手招きをして]
こっち。
お姉ちゃんの側おいで。
色々聞きたい事があるの。
少しお話しよう?
[にこにこと笑顔で自分の側、
空いているほうのコンビニの床をぺしぺし叩く]
そそ、びっくりしちゃうぜぇー?
[手を繋いだまま、肩をすくめて]
んー?本当に思ってるってー!
可愛い女の子を独占してるって、結構幸せだよー?
[あはは、と笑ってみる。]
そうだな、俺達だけだろうなぁ。
こんな状況じゃなきゃ、神秘的なのにさー。
[それでも、携帯のムービーで世界をとっておく。隣のあの人と繋いだ、暖かい手も。明るい声も。全てを記録したいから。]
え?
[側に来いというイマリに一瞬身構えて
でもそのにこにこ顔に負けて横に体育座り]
聞きたいことって、なんだよ?
[恥ずかしいのかぶすっとした表情でイマリへ]
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