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/*中身はお年頃だし、そういうのも断然平気。
…この発言は、いろいろダメっぽい(笑)
なにしろ今は二人きり。
きゃー、結城先生逃げてー[棒読み]*/
そっくりそのまま返す。
[顔をしかめ、踵を返して廊下を歩き出した。
その足取りが重いのは、重力の弱さに飛び立ちそうな恐怖と、痛みつづける頭のせい]
誰かいませんかー?
ンなもン返すな。思い出せねェし、答えようがねェよ。
第一…この感覚、宇宙だろォ?ここが宇宙船なら、誰かしらいるだろォし、通信システムだってあンだろ。
適当に捜すしかねェのか…。
[微か、不安げな面持ちで結城の後ろをついていく]
さすが宇宙学校の生徒だな。
[宇宙だろ、の言葉に頷いて、他より大きな扉に辿り着くと、先ほどと同じようにして開錠した]
何で誰もいないんだ?
面白そうって理由で受験出来てしまうような、宇宙飛行士養成学校って無い気もしましたが。
多分、まだ一年生だから。
普通課程だから、受けられたんだよーー。きっと。
あわわ。
そもそも、誰がいたかも思い出せねェ…。オレら以外誰もいねェ、なら…ぞッとすンな。男二人とか。
一応、少数精鋭の可能性は高ェか。
[結城に続き、室内に入る]
…通信室、だな。船内に連絡すンには、確か…。
[機器を操作し始める]
野郎二人で宇宙旅行なんて勘弁してくれよ。
美人船長とかいねぇのかな。
[軽口を叩くのは、いまだハッキリしない記憶に怯えているせい]
火星?
いや、違う。砂漠――。
[壁にあるモニタに映る映像に目を止めた。
画面には、枯れ果てた大地が広がっている]
どうだ、何かわかったか?
…なによ、紅葉ちゃん?
だいじょーぶ、悪いようにはしないよー。
うまい事口説いて協力させたいからね、うん。
ま、半分くらいはホント…なんだけど。
オレだって勘弁願いてェぜ…。
[持てる知識を総動員しても、正しい反応は得られず舌打ちする]
……分かったのは、船の中にも、外にも連絡が付きそうにねェ事、だな。
やべェな…ついに、本格的な妨害工作が入っちまったかァ?
多少メカに強いくらいでどうにかなるもンじゃねェよ。
訓練受けてるオレでさえ…。
[苛立った視線を機械に向ける。
尋ねられ、自然と口は重くなる]
あァ…。……火星の宇宙事業にはな、ちょっとした組織抗争があンだ。
オレは、日本の組織の人間で……。
[重く息を吐く]
悪ィ。アンタを巻き込んだの、オレかもしンねェ…。
あのさー……。
何で私ここにいるんだ?
身に覚えがないんだが。
[ヨシアキと同じように、トーンは徐々に落ちていく]
覚えっつーか、記憶がおかしい。
その抗争に巻き込まれてぶん殴られて記憶喪失か何かか?
[はは、と笑う声はかすれていた]
それも、思い出せねェよ。
…船医として、呼ばれたンじゃねェの?
[適当な口から出任せ]
二人して記憶障害なンざ、故意だろォな。
JINROに敵対してるどこぞの組織にナノマシンでも射されたかァ…?
……はッ。喋ってても埒があかねェな。
この船の構造には覚えがある。
食料庫漁りに行くが、どォする?
説明いンなら、ついてこい。
道すがらで、かつ、教えられる限りでいンなら、少しは話す。
[そう言って、部屋の外へ歩きだそうと*する*]
何だよJINROって。
大体、宇宙に行きたがる医者なんか他にいくらでもいるだろ。
何で私が。
[考え込んだが、心当たりなど浮かぶはずもなく口を閉じる]
食料があるなら、しばらくはどうにかなるか。
酸素ボンベとかあんの?
[部屋を出て行くヨシアキの*後を追った*]
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