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[開かれた書庫は、人ひとり通るのがやっとの幅しかなかった。
かび臭さが鼻をつく]
話とは?
[ヨシアキに微笑み、傍にあった本を開いてパラパラめくる]
『せっかく、誰か名前をあげて、この人が人狼なのよー、って言って混乱させようと思ってたのに。つまんないわぁ』
[若い女の声が、気落ちした声で言った]
『さて、どうしたものか』
[どうしましょう。ヌイの声は心なしか軽やかだ]
呪符?
[ヨシアキに、もの珍しげな視線を向ける]
[退魔師の説明に、首を傾げて]
悪魔払いがお仕事だったのですか?
[続く言葉には、一瞬不快の色を表して首を振った]
いいえ。
どうして私が、管理人さんを?
[左手を広げ、ヨシアキの口元に掴みかかった。
指先に力を入れると、ヨシアキの体が本棚にぶつかった衝撃が伝わる]
はっきり言います。不愉快です。
[真顔でそう告げた]
実力行使?してみればいいです。
そうすれば、私が悪魔ではないことがわかるのですから。
[手の力を緩め、話は以上ですか?と低く尋ねた]
[倒れこみそうになったヨシアキの身体を支える]
何故、人のことを悪魔呼ばわりしてくる男を助けなければならないのですか……。
[ぶつくさ言いながら、ヨシアキの身体を引きずって書庫を出て行く]
『狩?それは神の意のまま、と答えたらあなたは笑うかしら?』
[誰の死でも構わない、そう渇望する内なる声が誰のものなのか、男は知らない**]
[言い争い、と言われたことには]
ああ。
上の方の本を取ろうとして、騒いでいた声でしょうか。
[苦笑を零した]
[居間にひと気がなくなると、扇ぐ手を止めてスケッチブックを開く]
管理人さん。
[この村に来て、最初に描いた一枚。
彼女がもうこの世にいないことは、未だに理解出来ているようで、仕切れていない]
[ポケットから、透明なサイコロ状の物を取り出して、囲炉裏の火を透かす。
そこにあるのは、昨日と変わらない、一輪の花のシルエットのみ]
上の本を取ろうとすると、本棚に足を乗せますよね?
そういうやんちゃです。
[ライデンが描いた地図は、説明を受ければその場所が理解出来るものだった]
昨日まではどこにいたんでしょうか管理人さん……。
[ライデンの言葉が途切れると、ぽつりと呟く]
寒かったでしょうね。
[こちらの様子と問われて浮かぶのは、アンの腕の傷のことばかりだった]
“ひとつめのたましい”
[エビコの語る様子に頷いて]
――このまま、固まっていた方がいいのかどうなのか。
[真っ暗な外に、ちらり視線を移した]
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