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私もそろそろ行こうかな・・・
[彼らの話しぶりだと、ここで待っていたら人が来そうだ。待っているか、それとも、過去の追跡に戻るか。
一刻も早く自分の娘について知りたいと思う気持ちと、同じように飛ばされた人に会いたいという気持ちとで迷っていると、]
楠見さん。こんにちは。
大変なことになりましたね。
[人影が息を切らしてかけてきた。
後から男性が来たかもしれない。
もし来たのなら、会釈をするだろう。]
―!!
[その瞬間、手で示したその場所に、二人の人が現れた。
一人は、見慣れた制服姿の「娘」。もう一人は、同じ制服を着た、娘の友達。
「娘」は、今にも泣き出しそうな顔をしていて、「友達」が心配そうにのぞきこんでいる。]
・・・ごめん!今話しかけないで!
[固まった自分の様子を見た誰かが自分に声をかけてきたら、そちらを見ることなく、するどい声で制止するだろう]
[娘が口を開く。]
「ねえ。私、お母さんの邪魔、しちゃってるのかなぁ。」
[言葉を出すと同時に、ぽろぽろと涙を流す。その様子に、]
―っ!なっ!
[絶句することしかできない。友達もそのようで、]
「どうしたの、みーちゃん?」
[ハンカチを渡して優しく手を握る。]
「私、おじさんのこと嫌い。私のお父さんは、お父さんだけだよ。
でも、私がそうだから、お母さん、おじさんに優しくできないの。
私、お母さんの邪魔だけはしたくないのに・・・」
[嗚咽をあげながらそう言い、そして、必死に何か言葉を紡いでいる友達とともに、「娘」は消えた。]
みーちゃん・・・
[こんなこと、知らなかった。
彼女たちのいたところを暫く呆然と見て、]
・・・ここに来てから、こうやって「過去」が見えたことが、これで5回目です。
[驚かせてしまったであろうその場の人に、視線を動かさず告げる。今の光景は見えていないだろうが、細かな説明をする余裕がない。]
・・・私もワスレモノ探しを再開します。
[ぺこりと一礼。公園を後にし、家の方へ。**]
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