106 滅びの森
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[突っ伏したチカノに、扇子でやんわりとした風を送る]
明日からは全員禁酒にしましょうか。
(25) 2013/ 4/23(火) 22時50分位[宿屋]
飲まずにはやっていられませんわ…
だって、わたしくし…死にたくないんですもの…
でも、やるわ。
そう…バレないように…無理かも…しれないけれど……
[おでこに衝突した膳の痛みに、ぐぅと小さく、唸りながら。]
(*3) 2013/ 4/23(火) 22時50分位
ない!
ていうかふつーに驚いた!
[マタギ、仕事中、酒のまない!
思わず片言になりつつ、薄く笑うゲッカに勢いよく頭を振る。
羊羹とお茶が出てくる頃には落ち着いて、未だ席にある人を見回すけれど]
あれ……そういえばアンは?
[上着から封書取り出すと中を確認する。
名簿の名前、一人足らない]
(26) 2013/ 4/23(火) 23時00分位[食堂]
アンちゃん、そういえば遅いわね。
逃げてしまった……とか?
[扇ぐ手は止めずに、バクへ首を振って窓を見やる]
いずれにせよ、この天気では外歩きは危ないわ。
[大丈夫かしら、と小さく呟いた]
(27) 2013/ 4/23(火) 23時00分位[宿屋]
…ん、どうした?
[ンガムラが目を細めた事>>14に気づき、その顔を覗きこむ]
大丈夫だよ。あれは、人に出来る事じゃない。
ここに下手人がいるなんて、きっと、勘違いだから。
[それはまるで自分に言い聞かせるかのようでもあった。あの現場の有様は、確かに人の手に拠る物ではない。しかし同時に、獣の仕業でもない。
となれば、答えはひとつ――。だが、若い医師はそれを口に出せずにいた]
[その場に残されていた獣の毛を密かに持ち帰り、鞄に潜ませている事も]
(28) 2013/ 4/23(火) 23時00分位[宿・食堂]
こんなことになるなら、句会に出ていればよかったわ。
[森の中で無残な遺体が発見された、あの前日は、村で月に一度の会合があった。
いつも顔を出すそれを欠席し、隣村へ行って帰ってきてからは容疑者の一人扱いである]
(29) 2013/ 4/23(火) 23時10分位[宿屋]
ででででてないし、よよよ洋装っ…
[追い打ちをかける少年の言葉にひっくり返りそうになりながら台所へ。
手際よく差し入れの羊羹を切り分ける姉の手を見、いづれはこの姉をも疑わなければならないのかと、辛く想う。]
お姉ちゃま、お湯はわたしが運ぶわ。
お湯――…っ
[先に食堂へ戻った姉の姿を見送り、逡巡。
再び食堂に戻った頃には頬の赤味も治まり。適度に温めた湯をゼンジへと差し出した。]
お兄ちゃまお湯をどうぞ。
[そして次々と不安に上がる名を案ずる。]
アンちゃんは*一体…*
(30) 2013/ 4/23(火) 23時20分位[宿屋]
ツキハナさんの化粧姿、とても似合いそうなのですけどね。
[ぽつりと、そそくさと立ち去るツキハナ>>20の後ろ姿に言葉を漏らし]
あれ、チカノ、さん?
[酒を飲み干し>>16、机に突っ伏したチカノ>>24を見やる]
まさか、お酒を?…全く、急激な摂取は大人でも体に毒なんですから。
女将さん、済みませんがチカノさんにお水を。
[ゲッカから扇を受け取ったその時、聞こえた声に眉をひそめ]
…そういえば、アンさんは?
(31) 2013/ 4/23(火) 23時20分位[宿・食堂]
ありがとう、ツキハナさん。
[ツキハナにお湯を貰い、ゆっくりとお茶を淹れる。ふわりと、お茶のいい匂いが立ち上った]
私は、お茶があればお酒なんかいりませんよ。
[そういって笑いながら、準備のできたお茶を配る]
確かにアンさんいませんね。何事もなければいいんですけど。
[バクが取り出した封書を見て、ここに集められた理由を思い出す。
先ほど聞いたユウキの話>>11に、バクの祖父の話>>12を思い出して眉を潜めた。本当に人外とすれば何故今になってこんなことになったのか。
外へ出て行ったンガムラとも、一度村を出て戻ってきたユウキとも違う。この村しか知らない人間は、無意識に外から来た人間の方に視線を向けていた**]
(32) 2013/ 4/23(火) 23時20分位[食堂]
はい、お水。
[壁時計が十一回鳴る。
廊下の先を示して*]
寝床は、あちらですから。
(33) 2013/ 4/23(火) 23時20分位[宿屋]
せやね、ユウキ兄の言うとおり。
あーあ、自警団の連中、頭固うてかなわん。
[覗き込むユウキ>>28に、無理に笑む。
そう、勘違いだ、――きっとこの耳鳴りも。
動揺した様子のツキハナ>>20に、首を捻る。
ひらひらと手を振って見送った。]
ツキハナちゃん、働き者やね。
お嫁さんにしはるひとが羨ましいわ。
[それから、少し押し黙る。
外から聞こえてくる雨風の音に、こめかみを押さえた。]
(34) 2013/ 4/23(火) 23時20分位[宿・食堂]
それならいい。
自警団の言うとおりに集まる必要もないもんな。
[自警団が何をするかわからない。その不安を振り払うよう、硬く、笑う。
羊羹が無くなれば、意を決してユウキに治療を頼む*]
(35) 2013/ 4/23(火) 23時20分位[食堂]
あ、いや。そもそも私は不調法なもので……。
[ゲッカと呼ばれている宿の女将らしい女性からの酒のすすめに、頭を振る。]
え、誰かまだここに来ていない方が?
[「アン」という女性も本来呼ばれているらしいのだが。]
(36) 2013/ 4/23(火) 23時20分位[宿・食堂。]
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