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――私、見たんよ。
本棚の隙間から、こっちを覗いとる二つの目……
窓の外を横切る女の影……
司書さんの後ろで笑う男の子……
本当ねんて。
私、霊感なんてなかったげんけど……
この学校に入ってから、やったら見とるねんよ。そういうの。
[放課後。既に人影がまばらになった学校。二年一組の教室に、明るく軽やかな少女の声が響き渡る。少女は己の席に座り、机の上に置いた文庫本の表紙を軽く叩きながら、友人に語っていて]
ほんで、昨日ついに撮ったげんて。
何を、って……だら、心霊写真に決まっとるじ?
携帯で図書室の中撮ったら、色々映っとったんよ。
ぼんやりした顔とか、いわゆるオーブとか……
[ほら、と言って携帯を取り出し、操作して画像を見せる。驚き感心する友人の反応に、どや、というように笑ってみせ]
なー? はっきり映っとるやろ。
この学校には本当におるねんて、幽霊が。
幽霊がおるなら、七不思議もあっておかしくない。
そう思わんけ? せやから、今日の肝試し一緒に行かんけ?
[首を傾けつつ勧誘する。
今日の夜に校内で行う事を企画されている、肝試し。七不思議を検証しようという趣旨のもの。少女は企画者ではなかったが、オカルトやホラーの類は好きだったので――数々の心霊体験のせいもあり――話を聞いてすぐに参加を決めていた。
懐中電灯などの準備も、万端整えてきている。その上で今は、一人でも多い方が楽しいかと、当日参加者を探したりして*いた*]
―放課後・校門―
[校門の柱に寄り掛かり、下校する生徒や校庭で部活に精を出す生徒たちを眺めている]
今日って約束したけど……
みんなホントに来るのかなぁ?
こういうのって案外ビビッちゃって人集まらないんだよねぇ。
[苦笑しながら、ぱらぱらと怪談をメモしたノートを*めくった*]
[それから暫し、勧誘をしたり無駄話をしたりと過ごしていると、こつこつと響く足音が聞こえ、近付いてきた。程なくして、扉が開きっ放しの出入り口の片方に、足音の主はぬっと姿を現し]
「なんだ、お前らまだ残ってたのか」
あ……先生!
[教室の中を覗き込みながら声をかけてきたその長身の男に、はっとして振り向く。
がたん、と椅子が揺れて音を立てた。
先生。男は社会科の教師で、少女のクラスの担任だった。授業が面白く、また一見軽くも真摯で生徒思いだと、生徒からの人気は高く、ライデン先生というあだ名で呼ばれていた]
「葛城、――、――、お前ら帰宅部だろう? 程々に帰れよー」
[残っている者達の名前を呼び、笑いながら言ってライデンは去っていった。
はーい、という呼ばれた人数分の声が響き]
[話し、去っていくライデンの姿を、少女はじっと見つめていた。去った後も扉を見ていたが、友人から名を呼びかけられ、顔の前でひらひらと手を振られて]
……ん?
っと、ああ。なーん、ちょっこし考えてただけやが。
先生達には見つからんようにせんなんとな、とか……
これを機にオカルト部に入るなんてもアリかな、とか。
何度か考えてみた事があってんよ。
リウ先輩もいい人やし。
[少し慌てたように首を横に振ってから、そんな風に応え。部活動する生徒の声が響く窓外を*見やった*]
はぁ。みんな、来っないなぁ。
[少女は退屈そうにノートをめくっている]
葛城って言ったっけ、あの子。なんか素質ありそうだしー、肝試しに来てくれたらオカルト部に勧誘して、あわよくば次期部長に……とか考えちゃうなぁ。
[声をかけたメンバーを思い浮かべながら夕焼け空を*見上げた*]
あっ、そこのキミー。肝試し、しない?
[校門を通りがかる帰宅部らしき生徒に声をかけるも、無視され]
夏といったら肝試しなのに。つれないなぁ。
[校門の柱にもたれてぼんやり空を見て]
みんな……まだ来ないのかな……
[少女は退屈そうに*呟いた*]
ん・・・やっぱり帰ろうかな。
[放課後、家よりも集中出来るかと学校に残り課題をやっていたのだが全くそんな事は無かった。誰もいない教室というのは予想外に怖かったし、物静かな学校というのも落ち着かなかった。]
学校でも家でも大して変わらないならわざわざ学校にいる意味ないもんね・・・
[なんだかんだ理由をつけつつも怖いだけなのだが。少年は帰る準備を始めた]
[荷物をまとめて教室を出る。二階の階段に差し掛かりふと足を止める。]
そういえば、階段がどうこうっていう七不思議の噂があったっけ・・・あれは、三階だった気もするけど・・・なんかやだな・・・
[なんとなく居心地の悪さを感じて足早に階段を下る]
七不思議か・・・
[なんとなく下った階段を振り返る。すぐに踵を返し校門へと歩を*進めた*]
[勧誘に乗った者はいたかどうか。ともあれ、数人に集合場所などを告げて、少女は教室を後にした。そしてやがて、校門付近へと姿を現し]
こんねーっ、リウ先輩。
[其処に立っている、肝試しの企画者でありオカルト部の部長である先輩の姿を見て、大きく腕を振りながら、挨拶をして名を呼んだ]
誘ってくれて、あんやと存じみす。
今日は宜しくお願いしますね。
[近くまで来ると立ち止まって言い]
まだ他には来とらんみたいですね。
いっぱい集まったらいいなあ。
私も、何人かに声かけてみたねんけど……
学校の七不思議を検証していこう、って趣旨ねんけど。
暇やったら、一緒にしまいか?
なーん、遠慮しまさんなって。
折角の夏の夜、活用せんとおとまし……勿体ないじ?
あいそんない事言わんで、道連れしーや。
[朗らかに笑いながら誘いかける。断られても繰り返し、粘り強く勧誘する*だろう*]
[いつも通りに校門に差し掛かる。そのまま何事も無く校門から出るはずだったのだが・・・いきなり変わった喋り方をする少女に声を掛けられた(>>12)]
ふぇ!?ぼ、ぼくですか・・・?
[何かの間違いだと思ったら全然間違いではないらしい。なにやら、七不思議がどうこうと誘いを持ちかけてくる]
は、はぁ・・・いや、でも・・・
[奥にいる女子が主催で開いているらしい。パッと見た感じそれ以外の人間は見当たらない。怖いもの自体は嫌いではないし七不思議も興味が無かったか、と言えばそんな事は無い。ただ怖かったのだ。女子二人に自分というのは余りに心許無かった]
な、七不思議は面白そうですけど・・・けど・・・その・・・怖く・・・ないですか?
[笑顔で粘る少女に上目遣いで不安げにかなり的外れな質問をした。危険では無いかと言いたかった筈なのだが]
[的外れな質問をしてしまうほどタカハルは困惑していた。元から人見知りでクラスの人間と長く机を並べていながら会話をした事がある人もごくわずかという状況なのだ。知らない女生徒から声を掛けられて目も泳いでいる。]
あ、えっと・・・その・・・
[言葉もうまく出てこない。かと言って逃げ出す事も出来ずひたすら困惑*している*]
[校門でぼんやりとしていると、名を呼ばれ(>>11)]
あ、葛城さん! やーっと来てくれたー。
もー、誰も来ないんじゃないかって思ってたよ。
[彼女がタカハルに誘いをかけるのを聞いていて(>>14)]
そうそう、肝試し。怖いよっ、怖いからやるんじゃない! 怖いもの見たさってやつかなー! キミも一緒に来ない?
[明るい口調でタカハルを*誘った*]
[戸惑っていると奥にいた女生徒も声を掛けてきた(>>16)]
ふぇっ、あ、ですよね・・・そうですよね・・・怖いですよね・・・
[当たり前の事を聞いた自分を恥じながら]
えっと・・・で、でもぼく・・・なんの用意もしてないですよ?
[元から気の弱い自分の事。この状況で正面から断るなど到底ムリな話である。そこで乗り気と見せかけて断る作戦である。さすがに懐中電灯一つ持ってない状態ではダメだろう。という望みを託しているのだが]
えっと・・・教科書と筆記用具ぐらいしか・・・持ってないですし・・・
[全然問題ないよー。と言われたらどうしようと思いながら言葉をひねり出している]
[タカハルから用意をしてないと聞いて(>>17)、少女は満面の笑みで鞄を開けた]
大丈夫! 懐中電灯なら予備に2本持ってきてるし、1個貸してあげるよ! 一緒に行こう、ね?
[爽やかに笑って懐中電灯を1本差し出し]
まだ暗くなるまで時間あるから、それまでにもっと人集まるといいねぇ。
[楽しそうにマシロのほうを*向いた*]
心配せんでも、一度した約束は破る私じゃないですよー。肝試しは興味アリアリですし。
[リウにはぐっと親指を立てて]
何言うとるん、怖いに決まっとるやろ。
というか、怖さを求めるからこその肝試しやろ?
心配せんでも、なんかあったら私が守ってやるさかい。
[少年に対し、どん、と胸を叩いてみせ]
用意してない? じゃまないじゃまない。
[大丈夫だと答える声は、リウの申し出に重なったか。それを聞けばうんうんと頷き]
準備なら私も十二分にしとるし。
飛び入り参加大歓迎やよ。
悪いにー、待っちったー?
ちょっとばかしセンセの手伝いに狩り出されてねー。
[待ち合わせ場所と聞いた校門付近には、遠目にもすでに幾人かが集まっているらしい。
それに向かって、小さく手を振りながら。]
おお、あんやと!
こっちこそ宜しく頼むじ?
[根負けしたらしい少年に、嬉しそうに笑い]
結城、な。
私は二年でマシロ、葛城真代って言うんよ。
好きに呼んでくれて構わんじ。
[少年の名を聞くと、名乗り返し]
[講堂裏の金網は、破れて穴が空いている。
そこから校内へ潜り込んだらしき犬の傍に
腰を下ろしている生徒…三年のゴロウマル。
夏には伸びすぎた毛並みを撫でるでもなく、
犬に通じない人間の言葉をかけるでもなく、
咀嚼の頃合をみて千切ったパンを差し出す。]
[ふさり]
[ふさり]
[ときおり、太い尾でゆるゆると地を払う雑種犬は、
犬にはやや食べ難いはずのふかふかの菓子パンが、
軽く押しつぶしてから差し出されるのを知っている。]
そ、そうですね・・・そもそも肝試しか?って話になりそうですけど・・・
[目を合わせずに相槌を打つ。肩を叩かれて少し身を固くしつつ]
あ、えっと・・じゃ・・・お世話になります・・・?
[なにか違う気がした。]
[先からのタカハルの気後れしている様子には、気付かずか、気付けど楽観と強気で押し切ってか、ともあれ控えめになったりする事はないままに]
なーん、私も今来たとこやよ。
謝るなら先輩の方にしときまっし。
お疲れー、来とってくれてあんやとなー?
[新たな姿――同じクラスの友人であるナオには、気安げな――少女の場合、多くの者に対してそうだが――調子で言葉を返し]
あ、ほうや。来る時、兄貴に会わんかったが?
ほら、忘れ物取ってから来るって言っとったやろ。
働いとったナオより遅いなんて、だらなあ。
見つからんのか、迷っとるのか……
兄貴、いっつもぽやっとしとるさけなあ。
いかな事かて、間に合わん事はないやろうけど。
わりぃ!
遅くなって ごめーん ごめん
この間ナンパしたカノジョが
なかなか離してくれなくってさぁ
友だちと約束してるからっていってんのに…そういう娘ってちょーと引くよねぇ
[頭を掻きながら軽い調子で校門へ走ってきた]
[そう思い出したように訊ね、零す。兄貴とは、ナオを誘った際に、ナオの他に誘っていた相手の一人だった。兄貴とはいっても同じクラスの者であり、少女や誰かの兄というわけではなく――男ですらなかった。
兄貴と呼ばれているのは、アンという少女だった。さんやちゃんを付けて呼ぶとある種の呼称になってしまうという点から、そのあだ名が付けられたのだった。
付けたのは、中学生の時の本人だという話だった]
なーんやマシロもいまきた所?
それならこんなに頑張って走るんじゃなかった―!!!
[ゼイゼイと膝に手を当て息を整えながら悲鳴をあげた]
・・・
[人が集まってきたな。やっぱり知らない人と一緒にいるのは緊張する。怖い。
それでもよろしく。と言ってしまった手前もう引き返せない。約束を破る度胸なんてあるはずもなく、ただ目立たない位置で懐中電灯をいじっていた]
と。ケンも来たか。
相変わらずせわしないヒトや。
まーた悪さしとったんけ?
[じー、と冷たい視線を作り向けてみせる。先輩ながら砕けた調子で話すのは、相手の性質故だったか]
そんなに急いでくれたなんて、きのどくなあー。
[わざとらしい棒読みで言い]
こうして可愛い女の子やら後輩やらが待っとったんやから、はよ来て良かったと思っとかんけ。
まあ、来てくれてあんやとな。
[タカハルに訊ねられると、其方を見て]
ん? おいね、三年で、弓削健一って言うんよ。
あいそらしいけど、せわしなくて、あだけてて……
ああ、あだけるってのは、ふざけるって意味ねんけど。
ナンパなんと逃げ足が速いので有名なヒトや。
くれぐれも見習わんようにな。
[本人がいるのにも構わず、そんな風にケンを紹介し]
まあ、悪いヒトでは……
た ぶ ん 、 ないさかい。
その辺は安心しときまっし。
[冗談らしく続けては笑い]
弓削先輩ですね。ナンパ・・・めがねなのに・・・ですか・・・
[真顔でつぶやいた]
だ、大丈夫です・・・見習えません・・・
[これまた真顔である]
多分・・・いえ、なんでもないです・・・
[笑いながら言うマシロを見て少し安心したのか]
えっと・・・一年の結城といいます。よろしくお願いします・・・
[ケンイチに向かって頭を下げた]
硬い挨拶は抜きにしょうぜ
[頭を下げるタカハルの肩をパンッと叩いて]
それより今日の肝試し
メンバーはこれだけ?
女子はもっと来ないの?
女子の悲鳴があっての肝試しじゃん
ねー
[タカハルに無理やり同意を求めるように笑いかけた**]
[覗き込まれて反射的にたじろぐ]
あ、えっと・・・おにいちゃん・・・ですか?
[人の良さそうな笑顔を向けられて、慌てたらしい]
えっと・・・よろしくおねがいします・・・おにいちゃん?
[まっすぐに受け止めすぎた]
[これだけ。そういえば他にもメンバーがいるのだろうか?どんな人だろう]
女性の悲鳴・・・ですか?
[マシロをチラッと見る]
悲鳴・・・?
[イメージがわかず曖昧に頷き返す事しか出来なかった]
そうながやって!
眼鏡って言ったら優等生なイメージがあるんに。
だらでも頭が良う見えるようなアイテムなんに。
これやもんなあ……
[タカハルにうんうんと頷き、ケンをじいっと見て]
ま、君ならじゃまないやろうな。
ケンとは対極に位置してそうや。
これ・・・
[容赦の無いマシロに否定でも肯定でもない曖昧な笑みを浮かべる]
・・・?
[その後の言葉の意味は分からなかったらしく首をかしげた]
本当の事やろいね。
言い様なあ……
愛多き男、とでも言っとけば満足け?
文学やらの世界では、愛多き男の末路は悲惨、と相場が決まってんけど。
[ケンの文句を聞けば、首を傾げつつ]
……たっだ素直な子やがいねえ。
[彼に応じるタカハルの様子を見ると、感心半分笑い半分といった態で、ぽつりと呟いた]
ん、じゃまないがや?
じゃまないっていうのは、大丈夫って意味ながやよ。
[タカハルの浮かべる疑問に気付けばそう言い]
呼びかけは他にもリウ先輩が、と、私もちょっこしやってきてんけど……
実際どれくらい増えるかはわからんね。
とりあえず、兄貴はそのうち来る筈やよ。
[ケンの問い掛けに答える。女子と聞きながら兄貴と口にする様は、アンとそのあだ名について知らない者には、奇妙極まりなかっただろうが]
悲鳴求ムなんて、悪趣味やじー?
[ケンに茶化すように言ってから]
なんでこっち見て言うが。
[タカハルの視線に気が付けば、ぺし、と軽く頭をはたいてツッコミを*入れた*]
あ、そういう意味ですか・・・面白いですね・・・
[一人で納得している所に突込みが飛んでくる]
にゃっ、いや、その、えっと・・・ごめんなさい・・・
[気づかれた。やっぱり失礼だったか。いや、でも。やっぱり似合わないよなぁ。と思いながら自分の髪の毛を*なでている*]
ん。あ、私は柾李雨。部長って呼んで!
[タカハルの様子に(>>19)名乗っていないことに気付いて名を名乗り]
お。来た来たあ!
[ナオがやってくる姿を見つけて(>>21)手を振り返す。ケンの姿も見つけて(>>31)、大きく手を振った]
よっ、弓削! またナンパとかしてんの?
女の子、少ないね。結構声かけたんだけどやっぱりビビッちゃってんのかなあ? 栫は誘ったんだけどさぁ。来るかなぁアイツ。
[クラスメイトの話題を出して首を*傾げた*]
私、此処に入る前に引っ越してきてんて。
それで、クセ、というか……
なんか直す気にならんさけ、このままきとるんよ。方言。
[タカハルにはそんな事を話してから、にっと悪戯っぽく笑ってみせ]
なーん、気にしまさんな。
悲鳴なんてあげるタイプやないのは事実やがい。
[リウが参加者について触れるのを聞くと]
栫? ……ああ、不良のゴロー先輩か。
あのヒトも誘われとるんか。
来たらいいなあ。
[そう独りごちる。彼とは少女はすれ違った事くらいしかないが、噂は聞いていた。多分に誇張されているのだろう数々を。
不良とされる先輩に対し、少女は怖がったり見下したりするような事はなく。むしろ興味を持って、一度話してみたいなどと*思っていた*]
[ゴロウマルが、人影もまばらな校庭を横切る。
夕日に馴染まぬ赤い髪、小脇に挟んだ薄うい鞄。
きつい練習と暑さにへばった陸上部の一年生が
それでも頑張ってトンボで均したグラウンドに、
踵を履き潰した靴が無遠慮な足跡を残していく。]
[懐中電灯がわりに自転車から外してきたライトが、
歩きながらスイッチを弄るゴロウマルの手の中で
ちか、ちか、と光って斜め下から仏頂面を照らす。
犬は、振り返らないゴロウマルの後ろから
あっち嗅ぎ、こっち嗅ぎとしながら歩いてくる。]
割と集まってンのな。
[やがて、校門に集う人々へゴロウマルが声を
かけるらしきに立ち止まり…ぴんと耳を*立てた*]
やー、どもども。
呼ばれて飛び出て来ちゃいましたぜ。
[ざっと見回せば、既に幾人か。それに続いてパラパラとまだ集まって。
何人集まるかなんて知らないけれど、何だかんだで調度よかったのかとおもいつつ。]
兄貴?うんにゃ、見てないなー。
こっちはひたすらセンセのパシりしてたかんね。
来るんだ?
[マシロの問いかけにはそんな答え。]
そうけ、会っとらんか。
絶対に行くって言っとったんやけどな。
ただ、兄貴の事やから……
忘れとるかもしれんし、一応メールしとくか。
[ナオの返事を聞くと頷き、携帯を取り出してはぽちぽちとアンにメールを打った。
それから、やがて訪れた新たな姿に]
……ん。あ!
ゴロー先輩や! 来た!
[テンション高く反応し、その姿を不躾に指差した。あっと気が付いたように指を引っ込めてから]
こんねー、です。
私、二年の葛城っていいます。葛城真代。
―放課後の音楽室―
[キイ キコ
キイ キコ
ひとつひとつ外れた音が、長い時間規則正しい間隔で音楽室を満たしていた。目を閉じ恍惚とした表情のまま左右に揺れていたその音の作り手は、ゆっくりと眸を開けると]
あら。
[いつの間にか部員が誰もいなくなっていたことに気づき、小さく首を傾けたのでした]
今日は宜しくお願いします。
[ゴロウマルに向け、にっこりと笑って挨拶し]
あ、せやせや。確か……あったあった。
[鞄を開いてごそごそと漁っては、端がぎざぎざな透明の個包装を一つ取り出す。中身は、四角く薄く、透き通っていて、きらきらと金箔が入っている飴]
どうぞ、これ。山吹色の菓子ですぜ。
受け取って下せえ、お代官殿。
[そんな事を言いながら、合わせた両掌の上にそれを置き、ははー、と頭を下げて差し出した。
良かったら、と他の面々にも飴を勧め]
犬、可愛いですね。りくつそうやわあ。
飼っとるんですか?
それとも、偶然会って意気投合したとか?
[ゴロウマルが連れている犬を見ては、興味ありげに]
ま、まだ時間はあるんでにゃい?
[ぷちぷちとメールを打つマシロを目で追って、そのの近くでぼそりと一言だけで隠れてしまった男子には、ん?とどうしたものかと小首を傾げて、隠れた先を少しだけ覗き込もうと。]
[日が長い夏だけれど、すでにもう陰り出していて。
そんな中、新しく来た人は、進んで関わろうとは思わない様なカテゴリの人で。]
う、ホント誰彼誘ってるのね……
[と零したとか。]
・・・?
[覗き込んできた女生徒に首を傾げる]
あ・・・
[そういえば自己紹介もしてなかった事に気づいた]
えっと・・・一年の結城っていいます。よろしくお願いします。
[頭を下げながらも、目の前の女生徒よりも不良っぽい人が近くにいる。という怖さのほうが勝っているらしく、落ち着きなさげにちらちらとゴロウマルのほうを見ている]
なんじゃ、こら
[下校時刻を随分過ぎても、まだ終わらない書類整理]
なんじゃ、こら
[大事な事なので、二回も独りごとを言ってしまった
生徒会なる物は、元来真面目なタイプの生徒が集まる物なはすだ
なのに、なんで俺一人………
いや、俺が悪いんだけれども
皆用事があるとか言って、帰るのを止めなかった俺が悪いんだけれども]
くそ、誰か残っとらんやろか
有無を言わせず、手伝わすのに
[マシロが飴を勧めていることに気づく]
あ、どうも・・・
[遠慮がちに一つ受け取り]
・・・
[包装を破り]
・・・
[飴を取り出して]
・・・
[パクッ]
・・・おいしい。
……
[飴を取り出して食べるタカハルをじっと見つめる。なんや小動物みたいな子やなあ、などと考え]
ほーかほーか、なら良かった。
[しかし其処は口には出さずに。サイレントマナーモードにしている携帯を取り出し、メールの返信の有無を確認する。と、「Eメール 1件」という文字が見えて]
お。兄貴から返事来たじ?
何々、ずっと定期入れを捜しとって……
……ついさっき、ポケットに入れてた事に気付いた?
それはばらなというか、だらなというべきか……
何しとん。全く、困った奴や。
[アンから届いたメールの内容を読むと、呆れたように呟いて溜息を吐いた]
だー、やめたやめた
もーしらん、もーやらん
[ぐったりと、生徒会室の机に突っ伏して、やる気の無さを自分にアピールする
・・・だが、どうせやらねばならないのだからと、起き上がって再び整理を始める
この無駄な時間を、何度繰り返しただろうか]
帰るの、夜になりそうやし
[携帯を取り出して、学校にいそうで、更に暇そうな名前を探してみる
なかなか、見つからないのだけれど]
[飴を舐めながらマシロの話を聞いている。視線には気づいていない]
その、兄貴さん?って人もこれから来るんですか・・・?
どんどん増えますね・・・どんな人ですか?兄貴って・・・変わった苗字ですね。
[定期入れの話から少し抜けた感じの人なんだろうなぁ。と漠然と思った]
おいね、もう十分もせんで来る筈や。
……多分。
そうやな、いい事や。
兄貴は……こう、ぽやっとしとるんよ。
天然というかなんというか……天然やな、うん。
天然時々ドジっ子、のち不思議ちゃん、って感じや。
[タカハルに、天気予報のような言い様でアンの事を説明する。変わった名字と聞けば瞬き]
違う違う! 全く、君も結構なもんやじ?
[愉しげに笑いながら首を横に振り]
兄貴っていうのはあだ名なんよ。
アンっていう名前やさけ、うっかり呼ぶとアンちゃんとかアンさんとか、いかつい感じになるからって。
本人が言っとってん。
[そう呼び名について教え]
[結局、アドレス帳に入っている人間全員に、無差別にメールを送る事にした
誰かが引っ掛かれば、儲けものだ]
件名:暇な奴
本文:連絡寄こせ 書類整理が終わらん、手伝ってくれ
[送信、っと
なんだかんだ、薄情な奴ばかりだからな
実際、何人がメールを返すのか、わかったものじゃない
メールを返した奴の中で、手伝ってもいいなんて奇特な奴も、そういやしないだろう]
くそ・・・もうちょいがんばろか
天然でどじっこで不思議ちゃんですか・・・アニメみたいですね。
[ふふっ、と笑うとマシロから君も結構なものだと言われて]
ぼ、ぼくですか?ち、違いますよ。天然じゃないですし、どじっこじゃないですし、不思議くんでもないです・・・たぶん
[割と言われるのだった]
あ、苗字じゃないんですね・・・
あだ名ですか・・・よく考えればそうですよね・・・
アンって事は・・・女性ですか?おにいちゃんが喜びますね。
[兄貴なのに女性?とも思うがアンなのに男性?よりは可能性が高い気がした]
ほうやな、つやつやの黒髪ロングのセーラー服美少女なんていうんやから、なかなかベタなもんや。
[そう冗談らしく返した言葉は、性別に関する疑問への答えにもなっただろう]
そうけ? よう人から言われたりせんけ?
[タカハルをじーっと見ながら首を傾げる。それから、持ち続けていた携帯をしまおうとして]
……ん?
何やろ、メールが二件来とる。
[画面を見て、不思議がる表情をしつつ、ぽちりとメール画面を開いた]
魔法少女に変身しそうです。ホントにおにいちゃんが喜びそうですね・・・
え、えっと・・・言われたりなんか・・・なんか・・・
[ものすごく小声でボソッと]
します・・・むぅ・・・
<From:wolf@motimoti.jp
Sub:やっぱ、おっぱいでしょ!?>
[最新のメールの送信元アドレスと件名とを見ると、短く溜息を吐いて即削除し]
何や、ただの迷惑メールか。
こっちも……ん、あれ。違うか。
[次のメールも即削除しかけて、すんでのところで気が付いて止めた。確認画面までいっていた。
表示されているアドレスには見覚えが――少女は交友関係が広い割にアドレス帳を活用しない人間だ――あった。件名は迷惑メールにもありそうだったが]
ヨシアキやん。
いきなり何の用やろう?
[ぽつりとその名を口にする。メールの送り主であるヨシアキは、同級生だった。クラスは違ったが、共通の友人づてに――彼女はヨシアキとは中学からの付き合いだという事だった――知り合い、友人になっていた。
彼も己程完全にでなくとも訛っている、いわば訛り仲間であるという点も、仲良くなった要因の一つだったか]
……書類整理、ねえ。
ばらやなあ、生徒会さんは。
[本文を確認すると、いかにも他人事のように零しつつ、ぽちぽちと返事を打った]
<Sub:暇やけど>
<ある意味暇やないんよ。
今日、オカルト部のリウ先輩主催で、七不思議検証してく肝試しがあれんて。
遅くなりそうなら、終わったらそのまま参加しまっし。
待ち合わせ場所は校門、来た時におらんかったらまたメールでもしてな。>
[そんな、断りつつ勧誘する薄情で強引な返信をし]
さて、と。
魔法少女かあ。ケンもなかなかマニアやじ?
……ほら、言われるやろ!
なーん、可愛げがあって平和でいいと思うじ。
[タカハルには笑いながら言う。と、此方に近付いてくる人影があった。その人物はは走っているのか疑わしいようなゆるい走りをしていて]
あ、兄貴! こんねー。
やっとこさいに来たなあ。
ゆっくりしていきまっし……って、肝試しの集いで言うのもおかしな話やけど。
[その人物――アンに向け、大きく手を振って声をかける。先程の飴をアンにも一つ渡し]
ほら、これが噂の兄貴やよ。
[タカハルにアンを示して言う。二人が互いに挨拶を始めでもすれば、それを眺めていた*だろう*]
[こんな状態になるまで、書類を放置しておいた奴が、そもそも悪いんだ
誰だ、この生徒会の書記は
あ、俺か、元々俺のせいか]
しゃーねぇの・・・っと、ん?
[ぽつりと呟いた時、携帯のバイブがメールの受信を知らせる
開いてみると、マシロからのメール
中学の頃から知り合いな女の子が、友人だと紹介した奴だ
こいつにも地方訛があり、妙な親近感を感じた事を覚えている]
って、手伝う気ないんか
んで、更に勧誘するて、どんなん
[かといって、誘われたり、頼まれたりした事を断るのは、なかなかに難しい
これは、性分なのだから仕方ない]
い、言われますけど・・・違うんですよ・・・
[マシロと話しているとアンという少女が到着した。
さっそく、マシロから紹介されるが]
あ、どうも・・・えと・・・一年の結城といいます。よろしくお願いします。
[今日だけで何回目の自己紹介だろう。だんだんと慣れてくる。
しかし、挨拶をしたはいいが先が続かない。
タカハルは助けてほしそうに周りに視線を送った]
[メールを放置すれば良いのだろうが、そう言った事も薄情な気がして出来ない
相手が薄情なのだから構わないと、毎回頭の中の悪魔が囁く
だがすぐに大量の天使軍団がやって来て、仁義は大事にしなさいと、悪魔をリンチしてしまうのだ
だから結局、メールを返信しておく事にした]
宛先:マシロ
件名:どっちじゃ
内容:肝試しや? ガキみたいな事、しとるの 肝試しが始まるまでに、書類整理が終わったら考えちゃるわ
[そんなメールを送ったのだが、俺の事をある程度知っている人間なら、どうしようもない事情がない限り、校門に現れるだろうと推測する事が出来るだろう
そのくらい、俺は人の誘いや、頼み事を断らないのだ]
さくっと、終わらせなな
[そう呟いた後、再び書類整理を*始めた*]
―― 校門前 ――
[校門へ歩を寄せる間に、他者の背に紛れる
素振りを見せた下級生を一瞥するゴロウマル。]
…
[何か言う前にテンションの高い声に迎えられ、
声の主たる女生徒――マシロへと視線は移る。]
…もう、来た
[彼女の言う「こんねー」は、訛りに慣れねば
それは「来んねー(おいでよ)」の意にとれて、
仏頂面の不良の口からはちぐはぐな返答が落ちた。]
[やはり下級生らしいマシロからの丁寧な挨拶。]
んん
[ゴロウマルが少し間を置き親指で示したのは、
『V』のピンバッジと『栫』の刺繍がある名札。]
ん
[賄賂(まいない)めいて飴など差し出すマシロを、
しばし眺め――その手のひらから飴を摘んで曰く、]
そっくり
[頭を下げた彼女にでなく目は刹那級友のリウに向く。
今一人の級友、ケンへ目を細め肩を竦めてみせた。]
[マシロに言われて初めて犬を振り返るゴロウマル。]
…犬?
[と、立ち止まっていた犬も、校舎のほうを振り返る。
長いこと聞こえていたキコキコが途絶えたからだが、
端目にはタイミングよくそっぽを向いたともとれる。]
… かわいくねえ
[ゴロウマルがどう解釈したかはともかく、面白くも
なさそうな面持ちで口にしたのは、そんな台詞だった。]
[話しているうちにまたひとり、兄貴と呼ばれる
下級生が加わった。面々を見渡すゴロウマル。]
あのさ、マサキ
[ふと何かに気づいた様子で、リウを姓で呼ぶ声。
ポケットに手を突っ込んだままの長身が、やおら
きたん、と傾いて――タカハルのほうを覗き込む。]
…こいつのことだけど よお
[染めていない眉が胡乱気に寄る。低くなる、声。
隠れがちな一年生の肩へ、ゴロウマルの手が伸びた。]
[……
遠いキコキコが人の耳に届いていたかは定かでなくも、
再開する気配もなければ犬の興味はナオへと向いて、
遠巻きに足踏みをしながら彼女の様子を*窺っている*]
[ゴロウマルの手は、少し松脂の匂いがする硬い手。
誰かの肩越し、怯えた様子で居るタカハルを掴む。]
ちゃんと 家に 連絡してあんだろうな?
[見上げくる涙目と視線を合わせながら、言った。]
―― 生徒会室 ――
[書類整理をしながら、想う
そう言えば、この学校の七不思議ってなんだろう
どこの学校にもそれなりの怪談話は存在していて、だいたいは似たり寄ったりの内容だ
だからこそ、あまり七不思議の類は信用していない
だが、オカルト…幽霊や神、仏や妖怪を信じないのかと言うと、そうではない
見た事がないから、科学的でないから、有り得ない、などとは思わない
200年前には、飛行機や車だって非科学的な存在であった
今は実証されていない様々な事も、将来実証され、科学の枠組みの中に加わるかもしれない
だから俺は、オカルトと呼ばれるもの自体、結構好きなのだ]
七不思議の話、詳しく調べとこ
職員室とか 生徒会室とか
まだ灯りついてんぞ
「うちの子が帰ってきません」なんて
電話一本でオオゴトになったら、困んのおまえだろ
[主催のリウへも釘を刺す態で声は向けられ]
強引に連れてこられたんだろうけど
その辺 きちっとしとけよ
[長身を曲げて覗き込んだ先は、
タカハルの左胸――の、名札。]
…えーと 『結城』
[控えめに繰り返された自己紹介は、
不良めく男の耳に届いていなくて]
声 小せえよ、おまえ
[低く些細な難癖をつけながら、
手はタカハルの肩から*離れる*]
[タカハルの視線に気が付けば、がんば、とでもいうようにぐっと拳を握ってみせた。後、間もなく届いたヨシアキからの返信メールを見て]
ヨシアキ一人追加、っと。
[携帯をしまいつつそう口にした。
書かれた文章自体はつっけんどんといってもいいようなものだったが、少女は彼の御人好しな性質をよく知っている故に。仕事が片付きさえすれば、急用でもない限り参加しに来てくれる事だろうと予想して]
ん…――――?
[書類整理が、殆ど片付いた頃
古い、ノートを見つけた
どうやら、昔の生徒会の者が書いた物らしい]
七不思議
[そう、書いてあったから
ぱらぱらと、めくってみたけれど
どう見ても、6つしか書いてない]
7やないやんけ、6やんけ
[小さく、ノートに突っ込みをいれた]
栫ねー、不良っても結構いい奴なんだよ?
[マシロがゴロウマルを不良と言うのを聞いて(>>49)擁護し、その彼の姿を見つけると(>>51)大きく手を振った]
おー、栫来た!
[マシロが飴を取り出したのには(>>56)、遠慮なく一つもらって口の中で転がし、アンが現れると礼をして]
どーも! オカルト部部長の柾李雨です!
[自己紹介をして、続々集まる人々に期待に胸を*ふくらませた*]
[一応役に立つか、と学生鞄にノートを入れておいた
それから、片づけも早々に終わらせ
細かい事は、後日にまわして、生徒会室を出て行った]
なんで俺が、こんなんいかにゃいけんの
[ぶつぶつ、文句を言いながら、歩く
行きたくないなら、行かなければいいのに
行かない、と言う選択肢はないようだ]
はい、来てくれて良かったですよ。
リウ先輩から誘ってたって聞いて。
一度話してみたいなあと思っとったんで。
[少し前、ゴロウマルのちぐはぐな返答には、訂正や注釈を入れる事もなく返し。そっくり、と零して視線をリウに、またケンに向ける仕草を見れば、ぱちりと瞬いた]
そう、犬。
……もしかして、気付いとらんかったんですか?
ゴロー先輩も、案外うっかりさんですね。
[後ろを振り向く犬の様子を眺めつつ言う。拗ねたようにも見えるゴロウマルの表情と言葉には、つい小さく噴き出してしまい、あっと口元を押さえて]
可愛いやないですか、ぴったりくっ付いてきとって。
そういえば、動物に好かれる人に悪い人はおらん、って言いますよね。
[そんな事を言ったりしていた]
[それから現在。ゴロウマルがタカハルの肩を掴むのを見れば、あ、と声をあげ、明らかに怯えるタカハルに少し心配げな視線を向けたが、続けられる言葉を聞けば]
……やっぱり、いい人やな。
リウ先輩の言う通り、犬の選ぶ通りや。
[うんうんと頷きつつ、そう独りごちた]
ちょー、人聞きの悪い事言わんといて下さいよ。
強引になんて言ったら、拉致したみたいやじ?
[半ば冗談らしく、そんな口を挟んだりはしながらも*]
つか、誰もおらん学校っちさ
声が響いて、気味わりぃね
[独りごとが、随分大きな音に聞こえて
普段、雑踏の中にある場所だから余計に、気味が悪いのであった
足音が、かつん、かつん、と高く響いてくる
後ろから、何かが追ってくる錯覚を感じる]
こわぁないけんね
[一人なのに、独りで強がって見る]
[唯一の聴衆がこちらを気にしたことなど気づかず
身体を伸ばすと、運動不足の彼女の関節が小さく音を奏でます]
あら。
[誰もいないのに照れたように頬を染め、
照れを隠すように、音楽室の窓を開けて、外を見ます]
……いい。
こんな日は、きっと何か素敵なことが起こります。
今日の天秤座は、[ちゃんとリンスした]。
……ね、お前もそう思うでしょう?
[そう相棒に問いかけて、優しく撫でると、彼女は
キコ
と、短い鳴き声を音楽室に響かせたのでした]
[歩く足音が、足早になって来た頃
音楽室の方から、音が聞こえた
あれか、ピアノを弾く幽霊だとか、そう言った類か?
いいや、そんな事はない
きっとあれだ、音楽室に誰かいるんだ
そうに違いない、そうだと行ってよ
そんな事を想いつつ、音楽室を見に行った]
・・・ほら、おった
[中をおそるおそる覗きこむと、一人
音楽室に、生徒がいた]
いや、用事があったわけやないけど
こんな時間に音がするけな
なんやろ、と思ったん
[足もある、大丈夫、普通の生徒だ]
下校時間、過ぎとるよ
大丈夫なんか、あんた
あら。それは失礼。
……もしかして、幽霊かと思われたかしら。
下校……もうそんな時間?
[微笑んで彼に向けた視線を、己の手首に落とします。
旧めかしい腕時計の鈍い光の奥、針は正午を指して止まったまま]
時の経つのは早いもの、ですわね。
[今朝、念入りに手入れをした髪をふわっとなびかせました]
そやね、ちょっと想った
今も想っとるよ、幽霊なんやないかって
見た事ない、顔やしな
[時計を見るような仕草をした彼女
時計あるなら、気がつけよとか想いながら]
そんな時間よ
今から肝試し、するとかゆうてるし
巻き込まれる前に、帰った方がええ
[長い髪が、ふわっと靡く
綺麗な髪の女性というのは、いつの時代、どんな男にも、魅力的に見えるもので]
おくろか?
それとも、暇つぶしに肝試しいくか?
[何故か、そんな言葉が口をついた]
― 1年1組・教室 ―
――!
え、うあ、ちょ、終わってる、まじか!?
[体重を預けていた机から、体を思いっきり起こした。]
あら。
私、もしかしたら幽霊なのかしら?
[隣の相棒を撫でるとキコ、と一声鳴いた]
残念、違うみたいですわ。
きもだ飯?何かしら。
[頬に指を当てて悩める仕草。
やがて降参、とばかりに目の前の青年に首を傾げます]
それはデートのお誘いかしら?
口説き文句としては、<16>点、といった所ですわね。
[悪戯っぽく微笑んだ]
さぁ、俺には確かめよう、ないわ
触れられんもん、人も幽霊も同じやけ
[きこ、と音が鳴る
肝試しが、何かと言うから]
俺も、よう知らんけど
七不思議巡り、するんやって
俺も、さっき誘われたとこ
[首をかしげる彼女に、そう言ったけれど]
16点って、低い評価やの
デートに誘った事なんかないけ
しょうがないやん
[困ったように、彼女の方を見るだけで]
ふふ、じゃあ確かめてみます?
[覗き込むような上目遣い。妖しげな微笑。
瞬きもせず彼の眸をじっと見つめた後、くるっと後ろを向きます]
あら、七不思議巡り、ですか?
それは……。
面白そう、ですわね。
[再び彼へと振り向いた...の目の奥に浮かぶ輝きの色。
その様子は好奇心旺盛な少女のもので]
そうと決まったら行きましょう。
ほら、はやくはやく。
[彼の困ったような様子などお構いなしで
急かすように、彼の腕へと手を伸ばし、案内を促そうとするのでした**]
確かめるて…――――
[自分の方が背が高いのだから、本来覗きこんでいるのは俺の方なのに
彼女の瞳が、俺の中を覗きこむようで
年頃の男の子としては、多少恥ずかしく
彼女が後ろを向いた時、ほっとした事を覚えている]
こほん
面白そうかぁ・・・?
[一つ咳払いをした後、振り向いた彼女に向かって問う
子供のように、きらきらと瞳を輝かせる様子
さっきとは、別人のようであった]
はやくって、おい
ちょ、待てっちゃ
[伸びて来た彼女の手を、払ったりはしないけれど]
[案内を促されるなら、そのまま音楽室を出て、歩き始めるだろう
年頃もあって、女の子と二人で歩くのは気恥しく、あまり彼女の方は見なかったけれど]
校門の前に、集合なんって
いこか、えっと、名前、なんやっけ
[人の名前や顔を覚えるのは、苦手である
特に、目立たない女子生徒などは、中学3年間同じクラスでも覚えられないほどだ
だから、ちゃんと名前を覚えるかどうかは、わからないけれど
少なくとも、今感じている恥ずかしさは、忘れないだろう]
―― 校舎→校門 ――
何や、だんだん暗なってきたなあ。
開始が近付いてきとると思うと、わくわくするじ?
[ふい、と辺りを見回して]
七不思議。
三階の階段と、焼却炉と、理科室と、トイレと、校庭と……えっとぉ……
ああ、階段がもう一つあったな。ややこしいわあ。
[一つ一つ、七不思議の内容を思い出しては呟き]
あともう一つは、全部見届けると……ってやつやね。
定番ながや。
……いや、全部知ると……っていうのが定番か。
見届けるなんて、おとろしい話やあ。
―― 校門 ――
なんじゃ、結構おるやん
[校門に来てみると、案外人が集まっているようだった
マシロの奴、なんで俺を呼んだんだ
こんなに人がいるのなら、必要ないだろうに]
…――――
[3年生や1年生もいるようだ
あんまり、はしゃがないようにしよう]
実にこの室内誰もいないね。
空も見事に暗がりを見せ始めそうな感じじゃない。
ああ机がひどい。
とりあえず涎ふこうか。
[首だけ振った所で周囲には誰も居ないのは変わらない。仕方なく机に垂れた涎を拭く。]
くっそ誰か起こせよ。
友達甲斐のない…。
[起こしたクラスメートも居るかもしれない。しかし起きなかっただけで責任は自己にある。]
おお、ヨシアキ。
こんねー……って、時間でもないか。
来てくれるって信じとったじ。
[訪れた姿を見て、笑いつつひらひらと手を振り]
と、そっちは……あ、もしかして彼女け?
やるやん! じまんらしー。
[共に来た少女を見やり、からかうように言う。そういうわけではないだろうとはよくわかりながら]
おう、マシロ
信じとったって、そら
俺が呼ばれてこん事なんか、なかろ
[手を振る友人に、ゆっくりと近づくけれど]
彼女?
なんゆうとん、名前もようしらん子や
[からかうような口調を、受け流しておく
女と付き合うような要領の良さは、少なくとも俺にはない
いや、きっとマシロもわかっているだろうけれど]
[涎を適当に拭き終えた。その後、教室から顔を覗かせてきょろきょろ。]
やべえ、誰もいねえから俺なんかし放題じゃね?例えば牛乳雑巾作るとか…。
小学生か俺は。それに自分の教室でしたら自虐だろうに。
[一人ため息を吐いて、ふらっと教室を後にした。]
やよなあ。本当、律儀な奴がいね。
ぱっと見はナンパでもおかしくないような感じなんに。
人は見かけによらんもんやな。
[ヨシアキに頷き、その姿をじろじろと見る。最後はちらりとケンの方を一瞥しつつ]
何や。赤飯の炊き時かと思ったんに。
[そんな事を言いながらも、連れの少女の方を向き]
此処におるって事は、一緒に参加するげんろ?
私は二年の葛城真代や。
[確認と自己紹介をしてから、宜しく、と挨拶した]
ナンパや?
そんなん、ようせんし
[じろじろと見る様子に、なんだか気恥しさを感じた
これだから、俺はダメなんだろうけれど]
赤飯って、なんゆうとんね
それにそれ、女の時やろ
[俺に赤飯のタイミングなんか、ないわ
それに赤飯、好きじゃないし]
俺、末次な
ヨシアキで、ええよ
[ついでに、自分も自己紹介しといた]
やよなあ。
[先と同じ相槌を繰り返し、こくこくと頷いて]
祝い事って言ったらやっぱり赤飯やろいね。
女の時、やなんて、やらしー。
ヨシアキやらしー。
[口元に揃えた指先をあて、やーねー、と大仰に]
にしてもこれで、後一人来たら十人やな。
二桁突入や。折角やし、誰か来んかなあ。
[大分賑やかになった周囲を見回しつつ]
まず、俺に祝い事なんかないしやな
ちょっと待て、なんがやらしいか
やらしい事なんか、なんもないわ
[どこがやらしいのか、良くわかっていないが
この年頃の男の子に、やらしいと言う言葉は、何よりも恥ずかしいものである]
ったく、そんなん言いよったら
その辺りのナンパに、赤飯炊かされるけの
[そんな事を、言っているけれど
マシロなら大丈夫だろうと、想ってはいる]
そやな、想ったより多いわ
[不良っぽい男が口にしたのはちゃんと連絡はしてあるか?という意外なものだった]
あ、えっと・・・ごめんなさい
[反射的に謝り]
ちょ、ちょっと電話掛けてきますね
[その後の男の難癖も耳に入らない様子でみんなから離れた]
そんな事ないやろ、[雨やどりはすべり台の下でした]とか、
[散歩に誘われた]とか……
祝おうと思ったら何でも祝えるわいね。
何でもない日万歳とはよく言ったものや。
あ、そういやそもそも誕生日があるやん。
ヨシアキは十一月やから、近い寄りやじ?
[妙な例を出してから、初めて基本的な例を挙げ]
なーん、気にせんでも、お年頃の男子やさかい。
多少やらしくても、皆許してくれるわ。
安心しまっし。それこそやらし記念赤飯でも……
と、いうのはわやくとして。
[冗談宣言をしてから]
なー。ついさっきまでぽつんとしとったんに。
面白い事になりそうやわ。
帰るにははええ時間だしめんどい時間に起きたもんだな。後何時間かくらい寝てればよかったかもしんね。
[校舎から外に出て見ると、校門に人が集まっているように見えた。]
なんだありゃ。
こんな結構な時間にぞろぞろと…部活の集まり辺りだろーけど。
いやどうなんだろ、部活の集まりじゃないかもしれん。いやでもそう考えるはおかしくないし…それでも―。
[考え込んだ。]
雨宿り記念日ってなんやのん
何でもない日に祝うんて、難しいわ
おう、誕生日があったの
でも、誕生日には赤飯よりケーキ喰いたい
マシロは、いつやったっけ?
[赤飯て、小豆ご飯だしな
昔はそれで良かったんだろうが、今のご時世、もっと美味い物がたくさんあるのだ]
だから、ちょっと待たんか
俺は、やらしくないって
そして、やらし記念日で赤飯は炊かん
何が悲しくて、皆に報告せないかんのや
[冗談だ、と言わなければ冗談で済ますが
わざわざ冗談だ、と言うと、何か含みを感じるのは勘ぐりすぎだろうか]
なんや、ぽつんとしとって、寂しかったか?
ん・・・?
[電波が少し弱い]
んー・・・
[手に持っている携帯を振った]
んー・・・?
[首をかしげながら振っている]
んー・・・
[電話を掛けるのにもう少しかかりそうだ]
雨に濡れんで済んだ、良かった!
……みたいな?
何でもない日はあれや、何処ぞのイカれたお茶会に弟子入りすればいいんよ。
まあ、私も赤飯より寿司かチキンでも食べたいわ。
私は六月の初めやよ。丁度こないだきてん。
今から祝ってくれてもいいねんよ?
[ヨシアキに答え、首を傾けてみせ]
あんまり焦ると逆に怪しいじー?
[にやにやと意地悪げに笑い]
そうながやって。
寂しくて寂しくて、飴も喉を通らんかったわ。
あ、そういえば飴いらんけ?
[大仰に言った後、思い出したように例の四角い飴を取り出し、ヨシアキに差し出した。共にいる少女、ハツネにも差し出し]
イカれたお茶会に、なんで弟子入りせないかんのや
何もない日は、普通に何もない日を過ごすし
なんか、もう過ぎたんか
先にいや、なんか用意したんに
祝ったるから、欲しいもんあったら言えや
なんでもしたるぞ、本当に
[知らなかったとは言え、誕生日に祝ってやれなかったのは申し訳ないし
真面目な顔して、そんな事を言い]
なんや、その笑いは
寂しかったなら、さっさとメールいれりゃ良かったんに
飴、貰うわ あんがと
[受けとった飴を、ぱくり]
何弱気な事言っとるん。
普段を面白おかしくしてこそ真の芸人やじ?
何でも? 本当に?
ほんなら百万円のダイヤとか、世界に一つだけしかない[神様]とか……
あ、控えめなとこだと、図書カードとか欲しいわ。
[さり気なくまともな希望を混ぜ]
律儀でやらしい疑惑持ちなヨシアキを優しく柔らかく生暖かく見守る視線や。
てっきりもう帰ったものかと思っとったんよ。
何もない日は早いやん、帰るの。
生徒会の仕事があったとは知らんかってん。
いつ俺が芸人になってん
ダイヤって、プロポーズやあるまいし
むしろ、貰ったら困るやろ、お前が
神様プレゼントってのも、可笑しいやん
図書カードか、うん、そのくらいなら
[財布の中身を、頭の中で想いだしてみる
学生だし、金なんて殆どないけれど
まぁ、図書カードくらいなら平気だろう]
やらしい疑惑と、生温かさはいらんわ
何ゆうとん、帰っとったって呼びゃ来るわ
お前は、そんなん気にせんでええ
寂しかったり、困ったときゃ、呼んでええ
あ・・・
[つながった。が、予想通り誰も出なかったので留守電にメッセージを入れ戻ろうとした所]
・・・
[ピンク色の結界が張られている気がした]
もう少し・・・ここにいようかな
三日前くらいから……?
三日坊主ならぬ、三日芸人ってやつで。
んー? あたったら喜ぶじ?
私は素直やがいね。
まあ、神様の方は困るやろうけど。
新世界の神になるレベルの話やもんな。
おー、あんやとなー。
[と、先んじた礼を言っておき]
折角オマケしたんに、ごたむきなさんなま。
[正しい文句には理不尽に返したりしつつ]
んぁ? そ、そうけ?
……本当、律儀な奴やわあ。
[真面目に紡がれる言葉には少々まごついたように返し、少しだけ視線を泳がせたりした]
三日で終わるから、三日坊主なんやろ
それやったら、もう終わっとるやんけ
喜ぶんかい
少しは遠慮せんかい、ダイヤやぞ
死神のノートは、プレゼントせんけど
図書カードくらいは、気にせんでええよ
[紡がれる礼には、軽く返しておいたけれど]
いらんおまけほど、邪魔なもんはないわ
[あきれたように、そう呟いておいた]
そら、そうやろ
ほっときゃせんて、普通に
[マシロの言葉が詰まったような感覚を、多少感じたし、泳ぐ視線を不思議に思ったけれど
律儀だと言われると、なんだか違う気もした]
言われてみたらほうやな。
流石生徒会書記、はしかいわあ。
何言うとるん、ダイヤやぞ?
お宮も目が眩む金剛石や。遠慮したらおとましいやろ。
そも、貰えるもんは貰っとけって言うやろいね。
死神のノートも、あたったら困るなあ。
嫌だーっ、死にたくないーっ!
なんて叫んで死にたないし。というか死にたないし。
おいね、気にせんと受け取っとくわ。
十一月もあるし?
[にかりと笑い、先に言った話題に重ねるように]
何や、正義のヒーローみたいな事言うじ?
困っとる人をほっぽってはおけん、みたいな。
[僅かばかりぶれた反応を誤魔化すように、またからかうような調子で言った]
書記は関係なかろうに
・・・ほんま、ええ性格しとるの
そんなんじゃ、ほんまもんの金剛石、くれる相手おりそうにないわ
オカルト好きとしちゃ、死んでも幽霊になったらええやん、って所ちゃうの?
まぁ、皆幽霊になれるわけやないけど
おう、十一月は期待しとくわ
何くれるんやろなー
[まぁ、別にプレゼントが欲しいわけではないけれども]
そんなんやないわ
目の前で知らん奴が倒れても、無視じゃ
誰でも助けるんちゃうし、何でもするわけやないけどな、頼まれりゃ出来る事はしたいやんけ
[少なくとも、見捨てたくない相手の頼みなら
見事に誤魔化されたようだけど、気にしない]
せやなあ。引く手あまた過ぎて、悩んでなかなか嫁に行かれんかもしれんなあ。
かぐや姫式に選定せんならんかもな。
[わざとずらした答えを返し]
だら、そんなわけないやろ。
オカルトは好きやけど、そんな捨て鉢にはなれんわ。
まあ、死んだなら幽霊になってみたいとは思うけどー。
もしなったらまずヨシアキんとこに化けて出てやるげん。
友人のよしみってやつや。
あ、逆やったら化けてきても構わんよ?
[今日という日には相応しいような冗談を言っては、どろりと幽霊の手をしてみせ]
おいね、期待しときまっし。
吃驚するようなもん考えとくわ。
どの口が言うねん、引く手数多て
そんなもてるとは、知らなんだなぁ?
[はいはい、とあしらって見たけれど
本当にもてるのかどうかは、知らない
色恋の話は、あまり興味をもって聞かないし]
まぁ、幽霊にはなってみたいわな
どんな感じなんやろ、幽霊っての
なんや、俺の所に出るんかい
出てきたら、線香くらいあげたるで
俺がお化けんなったら、お前の後ろん立って
恨めしやー言いながら、見とったるわ
[せっかくの肝試しだもの
少しくらい、気分を出した方が良いし]
期待しとく、驚愕してみたいしやな
ほーかほーか。
やっぱりヨシアキはいい奴ながや。
友人で良かったわ。
なんて、思わず釣られて真面目な事言ってしまったじ?
私はいつでも真面目やけどな。
誰がいい奴やねん
いつも真面目て、どの口が言うねん
お前の真面目な顔なんか、よーみらん
たまには、真面目なとこみせてみぃ
そしたら、褒めたるのに
[冗談と真面目な話が、混ざり合っているから
たまに混ぜる本心を、読み取る力が必要で
俺には、そう言った能力があまりない]
それはもう、一たび街を歩けば百人に声をかけられるってレベルやじ?
……まあ、実際問題、モテるといったら兄貴がかなりなんやけどな。
つやつや黒髪ロングの天然美少女。
モテ要素が一言分にぎゅっとや。
毎度、それと気付かんでフっとるみたいやけど。
全くもって、罪な女や。
[アンの方を一瞥しつつ話す。アンは視線に気付いて此方を見たが、んー? と首を傾げるとすぐに元向いていた方を向いてしまった]
やよな? 気になるわ。
幽霊、見た事なら何度もあれんけどな。
この学校に来てから。
行ったら一緒に写真でも撮りまっし。
しっかり心霊写真にしてやるさけ。
そっちがなったら撮ってやるげん。
え、ほんなら、悪い奴なんけ?
おっとろしいわあ。
[はっと大仰に身を引いてみせ]
私は真面目で大人しい文学少女やよ。
オカルト好きはオプションや。
真面目やなく見えるなら、心の眼鏡のレンズが曇っとるんやないけ?
[くい、と中指で眼鏡を押し上げる真似をし]
ん、もてるんや、アンは
気付かず振るー?
うわ、つよ、むしろつよ
でもあれや、女は見た目やなくて
どんだけ、一緒にいておもろいかやろ
[天然少女と一緒に、なんて思うと
むしろ疲れそうであるが、それもいいのか]
お、幽霊みたんか
どこ、何処におんの
みたいわー、幽霊
心霊写真、やばそうやんけ
でもまぁ、撮ったるよ
そういや、写真、撮った事ないな
悪い奴やーゆうとるんちゃうけど
おそろしいて、マシロがそんなタマかい
噛んだろか、ほんま
[大袈裟に身を引くようすに
がおーっと、子供みたいに脅かしてみた]
やけ、何処が真面目なん
心のレンズは、まっさらや
お前にはかかっとるかもな、色眼鏡
[肩を軽く、すくめてみせる
本気ではない、と言うアピールであるが]
天然って、おとろしいもんやなあ……
[腕を組み、しみじみと頷き]
おもろいかとは、流石は三日芸人経験者やわ。
まあ、私も外見より中身派やけど。
美形でもだめんずってやつやったら困るし。
かなりあちこちで見てん。
多いのは図書室ねんけど。私がようおるから。
あ、そうそう、丁度昨日初めて撮ってんよ。
[心霊写真。と、携帯で撮った例の写真――顔とオーブが映り込んだもの――を見せ]
宜しく頼むじ。と……確かにそうやな。
ほんなら、折角やから後で撮らんけ?
今日はデジカメ持ってきてんよ。
心霊写真が撮れたらアレやし、でなくても夜の校内やら集合写真やら色々撮れるさかい。
きゃあー、悪い狼さんやあー!
[両手の指を組み合わせ、大根な悲鳴をあげてみせて]
えー? 此処とか、其処とか、あそことか?
[胸元や腕や膝を触って示したりし]
私の眼鏡は水色眼鏡やよ。
青いお空を飛んだから。
飛ーんだーかーらー。
[歌っては、現状もう青くはない空を仰いだ]
やなぁ、天然は怖いなぁ
[鰻も天然が良いって言うしなって、違うか]
ダメンズねぇ、最近多いらしいけど
ダメな女も、結構おるとおもうんやけど
ほう、図書館のぉ
文字は結界になると言うけど、嘘なんやな
[携帯の写真を、見せて貰った
確かに、オーブなる物が見えるけれど]
すご、めずらし
ん、写真か? ええよ、普通に
でも、初めての写真が心霊写真って、嫌やな
デジカメて、準備ええやん
喰っちまうぞー・・・て
変態や想われたら困るやんな
[知らない奴も、混ざってる事だし]
そこと、ここと・・・って
何処も真面目には見えんのやけど
[じぃーっとみてみた、じぃーっと]
水色って、やっぱ曇っとるやんけ
んで、トンボの眼鏡やってんやな
道理で、くるくるしとると思った
…――――
空、青くないで
そうやろうなあ。
だめんずに惚れ込んでしまうっていうのも、ある意味駄目やしな。
本が好きな幽霊もおるやろうしな。
私みたいなタイプの。
私の初化け出勤先は別に決まったけどな。
[表示されている時刻を確認してから携帯をしまい]
じゃ、後で。
忘れられん一枚にはなりそうやじ?
折角の肝試しやさけ、準備は完璧やよ。
予備込み懐中電灯は基本として、[聴診器]とか、[ダーツセット]とか、[コルト社357マグナムリボルバー]とか……
[所持品を並べ語っていく。一部、フィクションも含まれていたかもしれないが]
じゃまないじゃまない。
ヨシアキが変態なんていう噂が流れたら、私がちゃんとより広めとくげんから。
安心しまっし。
[ひらひらと上下に手を振って]
いやーん、視線がやらしいわー。
赤飯炊かんとー。
[きゃ、と胸元に腕で十字を作りつつ]
どうせ色眼鏡なら綺麗な方がいいやろ。
青くない……やよなあ。
なーん、心の目で見れば万事解決やが。
[やがて、校門に新たな姿が見えたなら]
あ、十人目!
[勝手に認定しては、また唐突に――相手が乗り気でなければ強引に――肝試しに誘い込んだ事だろう。自己紹介なども*交えつつ*]
[ピンクの結界が消えたことを確認して、テコテコと校門の目立たない位置に移動した。マシロの準備した荷物を見て]
かばんの中から懐中電灯にダーツセットにマグナムリボルバーですか・・・BRっていう小説を思い出しますねー。
[と、のんきにコメントした]
[そういえばまだヨシアキに自己紹介してなかった事に気づく。しておこうと思った矢先に電話がかかって来た。通話ボタンを押しながら少しだけみんなから離れる]
あ、おねえちゃん?うん、多分、遅くなるから・・・っていうか遅くなるから・・・うん・・・いや、ぼくにもよくわかんないんだけど・・・うん・・・うん・・
え?今日の晩御飯?ハンバーグ?やったね。
え・・・?晩御飯は食べるよ・・・
・・・残しといてよ?
・・・食べちゃヤダよ?
・・・いや、残しといてね?
・・・だから食べないでよ?
・・・食べちゃダメだって・・・
えー・・・だからぁ・・・
[長引きそう*]
― 理科室 ―
[ひと通りの実験をして、片付けを終えるとかなり遅くなっていた]
慣れてるとはいえ…遅くなるといい気分じゃないな。
[フッと脳裏をかすめる学校の七不思議]
ははっ、ないない
[独りごちた]
ろくでもない男に、ひっかからんようにな
心配やから、純粋に
そうか、本が好きな奴が図書館に出るんや
じゃぁ、マシロも俺の所に来た後は、図書館にでもおるん?
じゃぁ、俺も図書館に化けて出るかな
そんな意味での忘れられない写真はやじゃ
[カバンの中身の話には、頭を抱えた]
エアガンでも入っとるんか
[理科室の施錠をし、鍵を返却して校門に向かうと人が集まっていた]
あ、ヨシアキ。
メール見落としてた。ごめん。
[集まっている面々を見て]
ところで、この集団は何?
広めるんかい
恋人が出来んかったら、マシロのせいやな
[こいつなら、本当にやりかねないけれど]
視線がやらしかったら、赤飯なんかい
それに、指差したん自分やろうが
[なんだか、どんどんマシロに変態塗りされてる
こいつとの会話は、面白いしいいんだけれど]
綺麗な色眼鏡で見たら、皆綺麗に見えるんか
心の目なんか、俺にゃないわ
ん…―――
よぉ、この集まりはあれや
肝試し?
俺も、マシロに呼ばれた口やしわからん
[ひらひら、手招きしてみつつ]
よかったの、マシロ
10人目やぞ
[ぱらぱらと、それでも生徒の集まる校門前。
花咲く雑談に背を向けて校舎のほうを眺める
ゴロウマルの口の中では、飴が転がっている。
すぐに食べるつもりもなく摘みとった金飴は、
暫く喋らないという意思表示に役立って*いた*]
と、とにかく残しといてよ?
うん、それじゃ・・・
[やっと通話が終わったらしい。携帯を閉じながら戻ってくる。さっきし損ねた自己紹介を。と思ったら新しい人が増えていた]
・・・あの人も肝試しに参加するのかな・・・?
[どんどんと増える人についていけなくなりそうで少し不安になった]
ん、あ、またやった。
[ボンヤリしたまま気付けば校門の近くまで来ていた。マシロとヨシアキのやり取りは声量によっては聞こえたかもしれない。]
しかしあの辺、なんか空気が…爆発しろ的な空気がするんだけど…
[その空気につい二の足を踏んだ。]
なんや、参加するやろ、肝試し
つか、メール返さんかったんやけするよな
[にやにや笑いながら、彼を見るけれど
俺も巻き込まれた立場であるのだし
勧誘に協力する必要は、ないのだけれど]
マシロとアンが、参加して欲しいってよ
[ふと校門に来ていたクラスメイトに気づく。何回かクラスで見かけた事があったはずなんだけど・・・]
・・・誰だっけ?
[シンヤのほうを見ながら首をかしげた]
ほうか、参加するか
まぁ、せっかくのイベントやし
皆でやったほうが、おもろいやろ
[単純に、イベントとして
あまり人数が多すぎてもよくないけれど
このくらいなら、いいんじゃないだろうか]
[キョロキョロしているとヨシアキと参加する事になったらしいセイジが目に付く」
自己紹介・・・
[またもやすっぱり忘れていた。向こうからなんか歩いてきてはいるが名前も思い出せないし、まぁ・・・うん、平気だろう]
あ、えっと・・・
[遠慮がちにヨシアキ達のほうに近づきいつもの調子で自己紹介をした]
[いつもの簡潔。というか簡素な自己紹介をし終わってふと振り返るとシンヤがさっき自分が立っていた場所でなんか立ち往生していた]
・・・?
[首をかしげた]
…フルヤマじゃん
[ガリ、と飴を噛み砕く音がして不良が口を開く。]
…おまえも参加すんの 肝試し
[同じ中学出身の後輩と見て、シンヤに声を掛けた*]
ん…――――?
[なよなよした男子生徒が、自己紹介をしている
どうやら、肝試しに参加するようだ]
タカハルな、よろしく
俺はヨシアキでええからな
あ、はい、よろしくお願いします・・・
[シンヤからまた目線を外す]
よ、呼び捨てなんて・・・むむむ、ムリですよ・・・
[小心者が先輩を呼び捨てするのは少し、いや、かなり厳しい事である]
それにしてもなーぁ、センセたちにバレて無いのかにー?
ま、そのスリルも一興ってやつですかにゃー。
[じわじわ集まったり現地スカウトされたりで、何時の間にか10人に近くなってきたこの集団。
空は暮れなずんで、幾つか電灯が灯っている校舎に視線を向けて、一人ごちた]
呼び捨て無理?
なんいいよん、構わんっつっとるのに
まぁ、いいや
なら、末次先輩、呼びや
[男子はもっと元気に、と思うのは古いか]
あっ先輩、お疲れ様です。
[ガリッと飴をかじる音に体が揺れたが、逆に声がすんなりと出た。
先輩のことは知っている。中学で話をしたことも少なからずあったことを覚えている。]
あの、肝試しって、何のことでしょう…?
[緊張がほぐれたのか、改めて周囲を見回す。]
[とたんにホッとした顔をして]
あ、はい。改めてよろしくお願いします、末次先輩。
[うっかり呼びやすくアキ先輩と呼びそうになったとかそんな]
[気づくと、シンヤが割りと近くに。なんのことでしょう。と改めて聞かれると・・・]
なんだろう・・・?
[やっぱり首を*かしげた*]
ん、よろしゅな タカハル
[ほっとした顔をしている
呼び捨て、そんなに不安な事だろうか
俺なんか、結構呼び捨てにするけどな]
んで、タカハルは、誰に呼ばれたん?
[ナオの近くに居た犬が、シンヤのほうへくる。]
んん 久しぶりナ
[その儘シンヤの足元をふんふんと嗅ぎ出す
犬に構うこと無く、会話を進めるゴロウマル。]
オカルト部が主催のイベント…
「七不思議」がテーマなんだと
[催しを知らぬらしき後輩へは簡潔な説明を。]
[またシンヤのほうに向き直り]
あ、はい、結城君でした。こんばんは。
えっと・・・
[先ほどからさっぱり名前を思い出せないまま話しかけられて焦っているのか変な応答をする。何をしてるのか?という問いに答える余裕も無い。
さっき、誰かが名前を呼んでるのを聞いたはず・・・思い出すんだ・・・脳細胞よ、結集せよ!!]
フル・・・
・・・
・・・
・・・
[とまった]
[同情の視線が痛い・・・
フル・・・山?川?谷?
と悩んでいるとなんか勝手に話が進んでくれた。よかった]
あ、あはは・・・
え、えっと・・・あの人だよ・・・
[部長を指差す]
学校の七不思議かぁー
それより俺はリウちゃんの秘密の方が興味あるかも
[リウの話をききつつ…増えて来た。肝試しメンバーに挨拶をしていく]
ん
[後輩につられ、ゴロウマルの視線も一度犬を見る。
顎を上げた拍子に間近にシンヤと視線が合った犬は、
屈んで構えと言わんばかりに鼻先を上げ下げして]
… 「進学」するくらいだからな
若いんだろ
[ふたりが通っていた中学校に居着いていたはずの
老犬が、ふはと息をついた拍子に舌先を覗かせる。]
[―と、ポケットの中の携帯が成っているのに気付くと慌ててメールの内容を確認した]
あー、あいつ 30分の間に3回も…
全然気づかなかったし
随分怒ってるみたいだ
[困った顔をして携帯を見つめて]
すま−ん…なんか 彼女が相談したいことがあるから今からすぐ来いだとっ・・・
たぶん大したことはないんだろうけど
やっぱりここは俺行ってやんなきゃな―
なんて思うわけで
[少し鼻の下を伸ばして]
皆にはすまないけれど今回は俺遠慮しておくから
[両手を合わせて頭を下げる]
うん、みんななら七不思議コンプリートきっとできるさ
頑張れ!
[そういうと手をふって彼女の待つ[特急電車]へと走り去っていった]
[七不思議の話となると俄然勢いづくナオに任せ、
シンヤが主催のリウに参加を申し出る旨に頷く。
――と、級友のケンが携帯を弄り始めたのを見て]
あ、てめえ
なにやってんだコラ
気分屋の女なんざ ほっときゃいいだろうが!
[そこからの展開は、過る予感より早かった。
あっという間に駆け去っていくケンの背を、
逃げ足の速さに半ば呆れながら見送る羽目に]
…あンのやろう
どーせまた女の名前呼び間違えて
修羅場るくせに 懲りねえ奴
んにゃ、サクっと聞いただけなんだけどさ。
[ひーふーみー。と指折り数え。
途中、ん?あれ?と指が行ったり来たりと落ち着きが無くなった所で]
マシロー、ごめん、解説タッチでよろしく頼むなう。
[自分で思い出すのは諦めたらしい。]
[そろりそろりと、気を取り直すと七不思議の話題が耳に入る]
あー・・・でも七不思議の七つ目が無いのって割と王道な気がしますよねー。七つ目を知ると良くない事が起きるから意図的に隠してあるとかそんな話はゴロゴロしてるような気が・・・漫画の話ですけど・・・
[大声を出した余韻に息をつくと、忘却から
呼び戻された記憶への感慨を口にするシンヤへと。]
…そんなもんだろ
[怯えた声を上げていたタカハルへは一瞥を向けて]
んん
[ふいと逸らした]
[七不思議のレポートなる物の存在については、]
ふうん
新聞部とかなら わかるけど
生徒会室に って
なんかそぐわねえよな
[存外に面々の話を聞いているらしい台詞を*漏らす*]
[また新しい人だ。気分は「ようこそ。ここは○○の村です」と話しかける度に言う村人Aである。とりあえず]
あ、えっと・・・
[今までと何一つ変らない自己紹介をした]
おう、6つしか書いとらん
7不思議やないやんか、とつっこんだとこ
[ほい、とセージにノートを投げ渡してみた]
まぁ、皆考える事は一緒なんやろ
新しい何かを知ったら、他の奴に話たくなる
そんなもんじゃ
[レポートの話題に乗り遅れた・・・が、とりあえず六つしか無い事だけは会話の流れから分かった]
あれじゃないですか?6不思議じゃ語呂が悪いから・・・っていう・・・
語呂合わせなんかなぁ、7不思議
ノートを書いた奴が出会えなかった
もしくは、出会った者は書けなくなった
そういう事かも、しらんで
[とりあえず、脅かしておいた]
にゃぁ・・・怖いこと言わないでくださいよー・・・怖いじゃないですかー。
[若干涙目になりながら]
語呂ですよ語呂。語呂が悪かったからです。もしくはラッキーセブンです。
[必死に否定している]
[と、話の流れで出てきたレポートノート。とりあえずは見ておきたいとノートが飛んだ先、セイジの方に近づいて]
六個なのに七不思議ってのが七個目だったりするってオチはそれはそれでウケるにー。
[と、そのノートを拡げるなら、覗き込むように。]
[にゃぁって言ったぞ、にゃぁって
猫か、猫なのか?
涙目になってるし・・・]
わからんでー?
七つ目に辿り着いた頃には、皆いなくなった
そう言うのも、ホラーでは王道やん
[必死に否定すると、意地悪したくなるよな]
むぅ・・・
[なんで引いてくれないんですかー。と、心の中で訴えている。あわよくば伝わらないかな?と目でも訴えて見る]
お、王道じゃないです。気のせいです。
[王道を気のせいで切り伏せた]
スロットでウハウハになれるラッキーナンバーっておねえちゃんが言ってたもん・・・
[なんかもう何の話をしているのやら]
おお、あんやとな。
ヨシアキも精々気を付けまっし。
私より、ヨシアキのがそういう危険がありそうやがい。
そうやなあ。おりそうやな。あと本屋とか。
おー、歓迎するじ?
目線付きでテレビに出られるかもわからんじ?
[鞄の中身について――校門に一旦戻ってきたタカハルにも――感想を零されれば]
たっだ色々持ってきてんよ。
殺し合いにはならんくても、何があるかわからんし。
非常食もばっちりや。
嫁の貰い手がなかったら貰ってやってもいいじー?
家事洗濯掃除諸々任せるげん。
ショッキングピンクの眼鏡なんてあったら、皆変態に見えそうやなあ――っと。
ええ、気のせいなん?
王道なのに、気のせいなん?
[目で、何かを訴えてきているようだ
だがしかし、それを察するほどに勘は良くない]
すろっとぉ・・・?
なんじゃそれ、うはうは?
じゃぁ、そんな怖がんなや?
7不思議で、うはうはになったらええやん
き、気のせいです。王道だけど気のせいです。そうめんとひやむぎは似てるようで違うのと一緒です。
[なにも一緒じゃない]
う・・・そ、それとこれとは【7】が違います!後ろに不思議がつくと前にアンが着いちゃうんです!!アンラッキーセブンです!
[混乱している。イミの分からない何かを力説した]
不思議がつくと、アンがつく・・・?
アンってあれやろ、ほら、そこの
ラッキーセブンにアンがついて、悪いんか?
[そろそろ、意地悪が可哀想になってきた]
まぁ、怖がってももう遅いんやし
元気だせ、タカハル
[参加の経緯を話すタカハルとヨシアキの視線に気が付けば、ぐ、と親指を立ててみせた。
それから、もう一つ増えた姿が視界に入れば]
お、君は……一年け?
私、二年の葛城真代っていうんよ。
宜しく頼むじ。
[タカハルやゴロウマルとの様子を見、会話を聞きつつ、ふと呼びかけて挨拶した。参加表明する様を見れば、うんうんと頷いて。
ふいにケンが慌て出すのを見ると]
何や、まーたそんなんけ?
全く……
精々警察沙汰にならんようにしまっしま。
[溜息を吐いて呆れたように零し、ひらひらと軽く手を振って、素早い去り様を見送った]
ハツネ、な。こっちこそ宜しく頼むわ。
[名乗り返すハツネには、そう挨拶していただろう]
ん? 七不思議の七つ目?
[辺りで飛び交う会話の内容を聞けば、首を傾げ]
それなら、知っとるけど。
リウ先輩も知ってんやないかな?
[そうぽつりと言った]
そういえば、肝試しするのに理科室使うなら、
鍵取ってくるけど?
[薬品類もある理科室は鍵がかけられているのだが、
...は何故か教師に信頼されているために、割と自由に鍵を持ち出せる立場にあった]
ふふ。楽しそうですこと。
[マシロとヨシアキの仲の良さそうな会話に少しうらやむような視線を向けて]
あら、じいや?
[校門の向こうに見慣れた車を見つけます。降りてきた紳士と二言三言交わすと、頷いて振り返り]
……そうですの。それでは仕方ありませんね。
残念ですが、私はこれで。
ごきげんよう。
[その場に集まった皆に一礼をして、車へと乗り込むのでした**]
そ、そっちのアンじゃないです!!こっちのアンです!!
[どっちだ]
わ、悪いんです。アンの二文字がつくだけで天使が堕天使になるというか・・・神が邪神になるというか・・・ロリコンが本物になるというか!!
[なにかあったのか?]
うぅ・・・
[涙をぬぐっている]
ロリコンが本物・・・?
なんや、そら
[言葉の意味は良くわからんが
とにかく、凄い混乱をしているらしい
涙を拭うほどに、怖かったのか?]
いや、泣くな、泣くな
男の子やろ、びびったらいかんて
[女みたいな奴だな、本当に
こんなんで、苛められないんだろうか]
・・・なんでしょうね?
[冷静になると自分でも意味が分からないらしく、首を傾げている]
だ、大丈夫です・・・泣いてないですし、びびっても・・・いや、びびりましたけど泣いてないです。
[ここが境界線らしい]
え。……何ぞ、……すごい車やな……
じいや? ……セバスチャンってやつか?
ん、ああ。ほうか……残念や。またな。
……お嬢様やったんか。
驚いたけど、なんか納得したわ。
[車と去るハツネには、吃驚しつつも見送り]
おー、宜しく頼むわ。
[セイジの申し出を聞けば頷く。リウが何処まで準備しているかは知らないが、助けはあればある程やりやすいだろうと]
あー、いーけないんや、いけないんや。
ヨシアキがタカハル泣かしとるー。
[二人の様子をびしりと指差して]
自分でもわからんのかい
[こいつを混乱させると面倒だ
それだけは、記憶に刻んでおいた]
そうか、泣いてないのか
ぐすぐすゆうとったが、泣いてないんやな
[あんまり弄ると、また混乱しかねない
とりあつかいちゅうい、だ]
泣いとらんって、ゆうとるで、本人
[からかいに走ったマシロに、そう言って]
つか、七不思議や、七不思議
7つ目って、なんなんよ
そ、そうです。泣いてません。ぐすぐす言ってのは・・・あれです・・・えーと・・・と、とにかく泣いてないです。
[目を泳がせながら否定中]
そうけ? ならいいけどー。
下級生をあんまいじめんようになー?
[ヨシアキとタカハルの返事を聞けば、そんな風に言ってから、そうそう、と]
七不思議の七つ目はな。
他の七不思議を全部見届けると、恐ろしい事が起こる……ってもんらしいんよ。
知ったらやなくて、見届けたらなんよね。
妙な話やけど。
・・・なんか変なこと考えてませんか?
[嫌な予感がしてヨシアキに聞いて見る。と、マシロから七つ目の内容が]
・・・すごいアバウトですねー。
[のんきだった]
[いつもどおりのんきに構えていたがふと気づく]
ん?見届けたら・・・?七不思議の内容って大体「○○で死ぬ」って奴ですよね・・・
[その後の言葉は続かない]
おとろしい話やろ。
具体的に何が起こるのかはわからんけど……
他の七不思議みたいに、死ぬとか消えるとかって考えるのが自然やろね。
[こくりと頷く。セイジの言葉にも頷き]
皆で七不思議を試していった結果……
とか、ありそうやよね。
――丁度、今みたいに。
[最後はいかにも恐ろしげな、低く潜めた声色で]
・・・やめてくださいよ、先輩。そんなこと・・・
[あるわけないと。分かってはいるのだが。困ったような、泣きそうな顔をしながら落ち着きなさげに手にある懐中電灯をいじっている]
[泣きそうなタカハルを見れば、けろりと表情を変えて]
なーん、じゃまないって。
もしもの時は守ってやるさかい。
さっきも言ったやろ。
[歩み寄り、ぽんぽんと肩を叩いて言った]
[続々と集まる人々に手を振って歓迎し、ハツネとケンが去ることになったのには残念そうにしながらも見送った。七不思議の七つ目の話題に、ノートを広げ]
えーと、我がオカルト部の調査によるとー、他の6つの怪談を全て体験すると何か恐ろしいことが起こるらしくて、それが七つ目、って話なんだけど。
どれもこれも死んじゃうとかそんな怪談ばっかりだし、一人で全部体験って無理だよねえ?
[集まっている面々を見ながら首を*傾げた*]
[笑いかけてくるセイジに]
そ、それは分かってるんですけど・・・
[マシロまで笑いかけてくる。むぅ、怖がってるぼくがバカみたいじゃないかー。言わないけども。]
ん・・・そうですよね、大丈夫ですよね・・・うん。
[さらりと守る。と口に出来る先輩に安心感を感じる。が、片隅で嫌な予感がぬぐえなかった。タカハルはなんとなく懐中電灯をギュッと握り締めた]
そやそや。
あんまり起こる起こるって考えとると、それこそ起こってしまうもんやじ?
おとろしいんが嫌なら逆に堂々としときまっし。
[タカハルに、きっぱりとした調子で頷き]
身をもって体験、やったら……
普通の人間には無理ですねえ。
何かお化けやら化け物やらなら別でしょうけど……
餅は餅屋というか、ミイラ取りがミイラというか。
だらな話ですね。
[リウが話すのを聞けば、肩を竦めて]
[ わんわん ]
[髪で片目を隠した女生徒が去った後、
走りゆく車に向けて犬が軽快に吠えた。]
ん
[ おんおん ]
[歌ってでもいるかのように音階のつく
吠声と――その先に顔を向けるゴロウマル。]
[遠ざかりゆく窓越し、紫がかる艶髪が揺れて
名も知らぬ女生徒が振り向いた、気がした。
携えていたケースは何かの楽器だったろうかと
ちらり思う間に車は曲がり犬も鳴き止んでいた。]
……
[ごとん ごとん
ケンが飛び乗った特急電車もやはり遠ざかり――]
[ゴロウマルの言葉(>>251)に少しむっとしたような様子で]
なーに言ってんのお。本当に危なそうだったら逃げるに決まってるでしょ?
だいたい、こういう怪談ってのはどれもこれも大袈裟に書いてるもんなの。
[腰に手を当てて*抗議した*]
[堂々としておけばいいといわれ]
そ、そうですね・・・
[堂々・・・堂々?とりあえず背筋をピンとしてみた。伸ばして早々ゴロウマルの言葉にビクッとするが、リウの抗議を聞い気を持ち直した。
セイジの声を聞き]
こ、怖がりませんでしたよ・・・
[一瞬なら怖がっても、怖がってないことにしよう。三秒ルールである]
そ、そうですね、ぼくも先生に見つかっても多分大丈夫です。ぼく、成績いいですから。
[さらり]
…―――
あてっ、何すんじゃ
[ゴロウマルから、何故か蹴りを入れられた
俺に喧嘩でも売ってるのか?]
しばくぞ、この野郎
[蹴られた所をさすっている]
んん
[リウの抗議に、ゴロウマルの眉が片方上がる。
首の後ろを痒そうでもなく掻く仕草はぎこちない。]
…
つか 何も言わなくたって
怖がってるじゃねえか こいつ
[苦笑するセイジの言を受け指差す先はタカハル。
怖がりませんでしたよなる本人の申告は無視した。]
[不意の蹴りに文句めかすヨシアキへ向く視線。]
…
[物思うらしき間を挟み開いた口から出る言は]
吠える前に 1発入れとけ
ヘタレが
[完全に喧嘩を*売っていた*]
はいはい、ちょっといいかな?
[笑顔で喧嘩に割って入る]
ヨシアキ、鍵取りにいこうぜ。
柾先輩、ちょっと行ってきますんで。
[半ば無理矢理ヨシアキとゴロウマルを引き離す]
結城君も来るかい?
[オロオロするタカハルに声をかける]
7つ目ねえ。まあ1個当たり一人がどうにかなっちゃっても自分を7つにできれば7つ目も見ることができると思いますよ。今からきのことか並んだ亀とか探す羽目になりますが。
[7つ目に議論している中、適当にタカハルにフォローを入れたつもりである。]
まあいきなり明日から何々が食べられなくなるとか、そういう話にはならないと思いますよー。
[フォローとして成立するかは別として。]
あー僕こういう者です宜しくお願いします。
[自己紹介をしてくれた方々に名札を見せた。
ゴロウマルたちのムードには触れることは今は自分の中ではしないつもりで。]
[タカハルの答えに笑顔で頷く]
よし、じゃ、行こうか。
柾先輩、どこか移動するならメールください。
[マシロならメアドを知ってる筈だからと付け加えて二人を引き連れその場を離れた。]
この…――――
泣かすぞ、こんガキ
[明らかに喧嘩を売っている、と認識した
蹴りの分、殴ってやろうかと歩み寄ったが]
ちょ、セイジ
邪魔すんなや、おい、待て待て
[強引に引き離されてしまった]
鍵なんか、一人で取りにいきゃよかろう
あ、はい。
[テコテコとシンヤの三歩後ろをついていく。
文句を言うヨシアキに]
そんな事言わずに先輩も行きましょうよ・・・ね?
[これで落ち着くといいなぁ。と思った]
ちょっと、喧嘩すんなって……
栫の意地っ張りめ。
[ヨシアキとゴロウマルのやり取りを見て眉を寄せ、鍵を取りに行くというセイジに頷き]
うん、いってらっしゃい。
まだもうしばらくここにいると思うよ。暗くなってから行くほうが楽しいじゃない?
[3人に向かって*手を振った*]
[歩を出すヨシアキの面持ちに、怒りの色を見て
ゴロウマルが両手をポケットから出そうとする。]
んン
[どことなく嬉しそうに漏れる声は僅か――――と、
そつなく割り込むセイジに一触即発の事態は阻まれ]
… ちっ
とぼけたやつ
[相手を連れていかれてしまえば、けろりとした様子]
ち…―――
喧嘩売ったのは、俺やないぞ
面倒なことをはじめたんも、俺やないわ
[セイジやタカハルが来いと煩い
仕方なく、後をついていくけれど]
あの無口野郎
次なんかしたら、埋めちゃる
[頭は、なかなか冷えないようだ]
[セイジに連れられたヨシアキ、
それに安堵を垣間見せつつついていくタカハル。
三人の姿は灯り点る薄闇の中、ほどなく遠ざかる。
意地っ張り、などと聞こえてきたリウの声に半ば
顔を背けるようにして、シンヤへと声をかける。]
そういや、フルヤマ
晩飯食ってねえだろ おまえ
[家族へとメール連絡を入れるらしき後輩の手元へ
薄い鞄に入っていた生ぬるいゼリー飲料を投げた。]
[セイジと同じように]
分かってますって。
[と、なだめる。その後の物騒な話に]
だ、ダメですよ?埋めちゃダメです。あ、あれです。埋めたくなったら素数を数えて落ち着けばいいんです!
[真剣に説得し出した]
……あーあー。全く、何してん。
[ヨシアキとゴロウマルが揉め出すのを見れば、はあ、と息を吐き]
喧嘩なら校舎裏でしてきまっし。
先生には見付からんようにな。
[半ば本気半ば冗談のように言い、払うようにひらと手を振る。ヨシアキが宥め連れて行かれれば、それを*見送って*]
インターハイ前までは
ソレでパン流しこんでたけど 食いきれなくてナ
もう部活ねえしなあ
[先刻の流れに悪びれもせずシンヤと言葉を交わす。]
そいつらも飛び入りじゃねえから
なんか持ってきてんじゃね?
ほぇ?
[セイジに首を傾げる]
いい人・・・?ぼくがですか?ぜ、全然ですよ。
[テレながら否定する。
あっさりと鍵を借りるセイジを見て、かっこいい!!と思ったり]
あっさり借りれるもんなんですねー、すごいです。
[心の声がもれた]
そうか、肝試しを利用すればええんな
神隠しにあった事にして、埋めちゃろ
セイジ、お前頭ええな、見直した
[無論、冗談であるけれど
真面目に説得を始めるタカハルには]
素数って、数えるほど知らんのやけど
[と、数学の苦手っぷりをカミングアウトした]
[さくっと鍵を借りるセイジ
まぁ、この学校はこんなもんだろう
屋上の鍵を借りるのもひやひやした、一年の頃
そんな時代が、懐かしいような気がしてきた]
…――――
ち、なんでこんな事
[昔の話を想いだす程、俺は歳じゃないっての]
あいあい、真面目にやっちょるよ
俺だって、好きで揉めやせんわ
[信頼を獲得したいわけでは、本来ないし
元々、そんなに信頼があるわけではないけれど]
…俺はそろそろ 行っかなア
おっさんたちに媚売れる奴らがいんなら、
見つかったときに俺が一緒じゃマズイだろ
[許してもらえるものも、許してもらえなくなると
そう含め不良は凭れていた校門の柱から背を離す。]
[小競り合いは起こしても、イベントそのものを
台なしにしてしまう気はゴロウマルにはない。
運動部の三年生が引退をする時期、まだ部活動を
続けている文化部を…少し応援したいだけだから]
そうそう
万一の逃げ道は 体育館の裏 ナ
[そいつが知ってるから、とばかり犬を指す。]
[数学の苦手っぷりをカミングアウトされて]
あ、知らないんですか?ちょっと意外ですねー。むしろ得意かと・・・素数はあれですよ。適当に奇数言っておけば大体、素数だったりするはずです。
[適当だった
セイジの言葉を聞いて>>285]
ですねー。積み重ねってホントに簡単に崩れちゃいますもんねー。
ぼくのおねえちゃんも「信頼稼ぎに真面目ぶっとこうかなー」とかなんとか言って真面目っぽく振舞ってたらしいんですけど、クラスメイトと喧嘩した時に言い放った「人間ダルマになりなさい!!」の一言で信頼が崩れ去ったとか。
だから喧嘩しちゃダメですよ?
イラッと来たら円周率でも暗唱して落ち着きましょう・・・ね?
[割と似ている姉の物まねを演じながらどうでもいい話をする。最後のが要点*らしい*]
真面目にやった方が、得やってのはわかる
誰でも、そんなこたぁ知ってる
やけ、殆どの奴は真面目にやるもんや
[俺は、面倒だから力を抜いているけれど]
数字ばっかでおもろくないやろ、数学
奇数・・・?
9は、素数やないぞ
[案外、すぐに素数でないものが見つかった]
人間だるま・・・?
どんな状況でも、そら出らん台詞やろ
つか、お前のねぇちゃん、怖そやな
[円周率・・・?
3,1415・・・続きなんだっけ]
皆して用事あるんねー。
というか迎えの車にじいやって初めて見たじぇ……
[幾人か、用事やらなんやらで帰っていくのを見送りましたが、流石にその一連の流れには目をぱちくりさせました。]
ご飯なら確かまだカロリースティックが残ってるに、食うかい?
[と、カバンをがさごそ漁りながらシンヤに聞いて見たり]
あれだ、円周率の続きってきっと141421256とか、2236206779とか……あれ?17320508だっけか?
[数学は苦手です]
[9は素数じゃないという指摘を受け]
だから、大体ですよー。っていうか知ってるじゃないですか・・・
べ、別にわざと間違った事を教えたわけじゃないですからね?大雑把に言えば。の話ですよ?
[慌てて弁解中]
本人曰く「殺す。とか直接言っちゃダメかな。って思って。」だそうですよ・・・気配りのベクトルを間違ってますよね。
[怖そうという言葉を聞いて]
こっ怖くないですよ・・・優しくて可愛いおねえちゃんです・・・
[と、言えと言われている]
・・・多分
[戻ってみると、無口野郎はいなかった
何処に行ったのかはしらないけれど]
円周率、覚える意味なんかなかろ
πでええんや
[そんな事を言っておいた]
そら、素数と言う言葉自体はしっとるよ
ただ、そんな沢山はしらんっちゅう話
前提として、素数は奇数でしかありえん
2以外の偶数は、2で割れてまうし
そういう話やな
[勉強は好きではないけれど
知識は、ちゃんと持っているのだ]
殺すってのは、女子が言う台詞やないな
気配り以前に、根本を間違っとるような
優しくて可愛い・・・?
ほう、なら、今度連れてこいや
嘘やったら、埋めるけんね
そういう話ですね。
[ヨシアキに頷いている。能ある鷹だった
うん、少しも意外じゃない]
・・・男子でも言っちゃダメですよ?
[ずれている
姉を連れて来いと言われて]
え?や、やですよ、人間ダルマにされます・・・埋められるのもやです・・・
[また涙目になっている]
男子は言うやろ、人生で一番使う言葉やん
[それも、色々間違っているが]
いや、弟を人間だるまにする姉をな
世間一般では、優しいとは言わんぞ
わーった、連れてこんでええから
そ、そうなんですか・・・?
へー。
[納得した]
だって・・・そう言えって・・・言うから・・・
[ぼそぼそっと小声で]
ホントですか!?よかった・・・
[声が少し明るくなった。今までにないくらいホッとしている]
…―――
タカハルの姉さん、そんな怖いんか
[こいつを弄ると、後が怖いかもしれない]
そんなにほっとする事か?
[ああ、そんなに姉さんが怖いのか]
んー?
何って、そのまんまの意味やよ?
[ゴロウマルの問いかけにならない言葉には、首を傾げつつ返していただろう]
私は、さっきパン食べたし。
おにぎりとか菓子とか、あれこれ持ってきてんよ。
お腹が空いたら言いまっし。
[夕食の話題になればそう言って]
……
難儀やなあ。
[場を辞すゴロウマルには、引き止めはそこそこに、ぽつりと呟いて肩を竦めた]
お姉さんおるんか。
何か、イメージぴったりやじ?
[タカハルの話には、そう感想を零しつつ*]
[皆の所に戻るとゴロウマルの姿はなく
帰ったと聞かされる。]
そうか、用事でもあったかな。
[その後のやりとりは黙って聞いていた。]
こ、怖くないですよ・・・?
[遅すぎるフォローだった。
姉がいる事がイメージぴったりだと言われて]
そ、そう・・・ですか?
[姉がいるのがイメージぴったりとは一体・・・と、首をかしげた]
鍵があったなら、後は暗くなるのを待つだけ…ですかねー。
[少々胸中は複雑だったが、今は置いておいた。]
タカハルの姉…うん、ノーコメント。
[なんかすごい姿を想像したので、考えるのをやめた。]**
ああ、あとは入るだけやんな
[そろそろ、時間も良いようだし
準備は何一つしていないが、まぁいいだろう]
おい、マシロ
懐中電灯、俺の分ないんか?
[みんなの中の自分の姉像が・・・まぁ多分間違ってないだろうなーとか思いつつ]
あ、そろそろなんですねー・・・怖くなってきた・・・どきどきする・・・
[そわそわ]
心臓が?・・・こ、怖くない・・怖くない・・・
[深呼吸している]
・・・でも夜の学校って・・・なんか思った以上に雰囲気ありますね・・・
ちょっと想定外です・・・
[校舎を見ている]
…―――
[深呼吸をしている様子を見ていると
無性に、驚かしたくなった]
ああ、雰囲気あるの
まぁ、肝試しやし、こんなもんやろ
[こっそり近づいて、後ろから]
わっ
…――――
[またまた、にゃって言ったぞ]
マシロ、セイジ、あれ、面白いぞ
[四つん這いで逃げるタカハルを追いかけた
無論、ゆっくり歩きながら]
[追ってきている気がする・・・気がする・・・タカハルは恐怖心のあまり・・・キュピーン!!]
にゃー
[立ち上がってくるっと方向転換すると、かばんを武器にヨシアキに攻撃を仕掛けた。
チェストー]
…――――
[攻撃を避けるつもりは、特に無かったが
また言ったぞ、にゃーって
なんだ、流行語か何かなのか]
何するん、お前
[じろり]
おいね、なんというか……
弟キャラ、って言うん?
そういうのが似合うなあと思ってんよ。
[タカハルにこくりと頷く。その姉の恐ろしげに語られる像を想像してみつついて]
ほい。
[セイジに言われれば、肩にかけた鞄からおにぎりを取り出して渡し]
ほい、ヨシアキも。これ使いま……
……って、何しとるん。
[ヨシアキには懐中電灯を差し出して――タカハルとの様子を見れば、ぱちりと瞬き]
き、気合と勢いで消えてくれないかなー・・・なんて・・・あはは・・・
[乾いた笑いを浮かべている]
っていうか脅かさないでくださいよー!
弟弄りねえ。
てっきり、猫追い祭でもしとるのかと思ったじ?
タカハルも愉快なやっちゃ。
[ヨシアキの返事を聞くと首を傾げ、きょとんとするタカハルをじーっと見て]
な、なったら怖くないですけど・・・ならなかったら・・・
[と、言ってる途中で猫追い祭りという言葉が聞こえてきて]
猫?猫なんていましたか?
[キョロキョロしている]
まあ、ちょっかい出したくなる気持ちはわかるわ。
少し……というか、たっだわかるわ。
精々引っ搔かれん程度にしときまっし。
[ヨシアキの力説には頷いて同意し]
やっぱり愉快なやっちゃなあ。
[辺りを見回すタカハルの素振りを見れば、ぽつりと]
ほんまに、引っ掻きそうやんなぁ
[マシロに、小さく頷いておいて]
猫はなぁ、まぁ、おったというか
おらんくなったというか
[タカハルの方には、呆れ気味に呟いた]
…――――
[本当にわからないようだ
あれか、咄嗟に出る口癖みたいなもんか
意識的でないのは、間違いないようだ]
今度、猫の鳴き声録音しといたるわ
私は猫じゃらしでも用意するげんよ。
あとかつおぶしとか。
この辺、他にもよう猫おるし。
[ヨシアキには頷き]
そうやな、滅多に見付からんもんながや。
なんやマシロ、手懐ける気か
ペットにするんか、あれを
[真顔で、じっとマシロを見た
・・・うん、こいつならやりかねん]
お前が、そう言う趣味だとはしらんかった
へー・・・そんな猫いるんですねー。楽しみです。
[ワクワクしている
マシロの滅多に見つからないというのを聞いて]
あ、やっぱ珍しいんですね。
ぼくも会ってみたいなー
[どんな猫か想像中]
人聞きの悪い事言いなさんなま。
ただちょっこし戯れてみようってだけやが。
お手とかお座りさせてみたりして。
[ヨシアキに、招き猫のような手振りをしてみせ]
ある意味いつでも会えるけど、ある意味いつまでも会えん……って感じやなあ。
タカハルの場合。
な、なんですか?とんちですか・・・?
[混乱している]
で、でもでも、ぼく割りと動物に好かれるんですよ?
カラスが飛び掛ってきたり。
犬が飛び掛ってきたり。
セミが飛び掛ってきたり。
変なおじさんが飛び掛ってきたり。
[混乱している!]
なんや、結局お前も弄りたいんやんか
でも、あれと戯れると・・・誤解受けるが
[想像してみた・・・うん、可笑しな絵だ]
タカハル、それは好かれとるわけやない
そして、変なおじさんは、動物やない
それは、変態というんじゃ
そんな事は……
あれんけど。弄られキャラを見たら弄りたくなるのが人情ってもんやろいね。
[悪びれず言い、タカハルの言葉には]
それ、好かれとるんやないやろ。
ターゲットにされとるやろ。いろんな意味で。
気を付けて生活しまっし。
[ヨシアキに重ねてツッコミを入れておいた]
[ショックを受けた]
え?好かれてる訳じゃないんですか・・・?
じゃ、なんで飛び掛ってきたんだろ・・・
あれ?だっておねえちゃんがボコボコにしたおじさんを見ながら
「みみずだっておけらだってあめんぼだってあの変なおじさんだって人間じゃなくてケダモノだから気にしなくていいのよ。好きなだけボコにしていいの」って・・・ケダモノって・・・獣・・・ですし・・・動物ですよね?
[おじさんは動物説が根付いている]
そりゃ、自称真面目っこの発言やないの
まぁええけど、俺は気にせんし
ただまぁ、あれと戯れると
怪しいおっさんの仲間入りやんな
[くすくす、笑っている]
そのケダモノの意味は、動物とちゃうぞ
あれや、まぁ、ある意味動物やけど
本能に忠実って意味で
…――――
マシロ、こいつどうにかせんと
可哀想やぞ、色々姉ちゃんに騙されとる
[想像の中で、姉ちゃんは極悪人になっている]
動物じゃないけど・・・ある意味動物で・・・??
なんでさっきから、とんちばっかり出すんですかー?
[頭の固さ、というか思い込みの強さが尋常じゃなかった]
人生真面目ばっかりやとだちゃかん。
時には遊びも入れんとな。
優等生の息抜きってやつや。
可愛い少女なら許されるやろ。
おっさんは許されんけど。
[少女もけらけらと笑い]
おじさんが動物って、小さいおじさんやあるまいし。
いや、あれは妖精か。
学術的な分類でなら人間も動物ではあれんけども。
……そうやなあ。
なんというか、きかんなんてレベルやない姉さんを持っとるみたいやな。
[ヨシアキにしみじみと頷いた]
やから、いつから優等生になってん
そして、何処に可愛い少女がおる
俺には見えん、あ、タカハルの事か
[真顔で、マシロに言った後]
大きいおっさんがセットでついてくるんか?
正直、いらんで?
ほんとに、女は皆怖いのぅ
[自分に姉がいなくて、良かったと想った
[また、にゃぁって言った
こいつの思考、どうなってるんだろう]
あれや
男は狼なのよbyピンクレディーみたいな
そんな感じじゃ
だら、最初からに決まっとるやろ。
ほんでもって、やっぱり色眼鏡がかかっとるようやな。
あ、変態赤飯改めて炊くが?
[ヨシアキに向き、己を指差し、タカハルを見てから米をよそうような仕草をして]
大きいおっさんはなあ……
かっこいいおじさんならいいんやけどな。
タカハルを襲うようなおっさんはなあ。
母は強し、また姉も強し、やな。
[きょとんとするタカハルには]
まあ、狼やないな。どう見ても。
俺の色眼鏡は、むしろ贔屓目やぞ
贔屓目に見ても、可愛い少女やないな
つか、俺は変態やないから
男に興味はない、ノーサンキューな
[ぶんぶん、首を振った]
かっこいいおっさんも、嫌やな俺は
なんだ、年上好きなん、マシロ?
母も姉も、強いのは勘弁や
あんまり強いと、守りたくなくなるやん
猫でもないですよ?
[しばらく考え込んで閃いた!]
末次先輩が狼なんですね!
[始めは猫について考えていたのでは?
そんな事は露と忘れ、勢いづいた様子で言い放った]
何故俺が狼になる、タカハル
[何故そうなったのか、わからないけれど]
良く考え、タカハル
女好きでどうしようもない奴
そんな男を、狼と言うんじゃ
え?だってほら、「タカハル【は】」って言ってたから・・・【は】って事はそういうことじゃないんですか?
[完璧だと思ったんだけどなぁ
ヨシアキから狼の定義を聞かされて]
・・・違うんですか?
[さらり]
うん、間違いなくそういう事やないぞ
[何処がなのか、いまいち理解出来なかった]
俺はそんなに、女好きに見えるんか
[むしろ、落ち込んだ ずーん]
こんな可愛い子を前にして、おとましい奴や。
そんなんやと本当に一生独り身やぞ?
末次義章、無職<53>歳独身、ってな。
男に興味があるって言ってたら……
一部の女子には好かれそうやな。ある意味で。
[訊ねられれば少し間を置いて]
年下か年上か、どっちかと言ったらな。
若い時は年上に憧れるもんやじ。
[他人事のように年寄りじみた事を言い]
ほー。守りたくなるようなタイプが好みなんか。
ヨシアキったら、狼やなんておとろしいわー。
[と、軽く囃し]
女好きでどんならん奴、なあ。
どっかの誰かさんを思い出すわ。
[先程去っていった姿を思い浮かべつつ呟き]
見かけはなかなかそれっぽいじ。
[先も話題にしたような事を言った]
[落ち込んだヨシアキを見て]
あわわ・・・ご、ごめんなさいごめんなさい、違うんですねごめんなさい
[その後ごめんなさいを<48>回繰り返して]
にゃぁ・・・
はいはい、マシロちゃんは可愛いですぅー
つか、誰が無職の独り身やねん
嫁くらいちゃんと探すわ
そして、そんな好かれ方、ごめんじゃ
[回答に、少し考えた後]
女は年上好き、男は年下好き
案外、バランス取れてるもんやの
[客観的な感想に、留めておいた]
うんにゃ、そうやないけど
好きな相手は、助けたいのが男やろ
その相手が、助けを必要としなきゃ寂しいわ
だから、狼やないってゆうとるやん
[乗っかるマシロに、丁寧につっこんだ]
…――――
あれと一緒にされると、きついわ
修羅場に喜んで飛びこむ勇気、ないしの
[今日はどんな修羅場が待っているのか、とか
そんな事を、心配しつつ]
見た目って、なんやの
良い男って意味なら、喜んどくけど
…――――
ごめんなさい多いわ
[謝るタカハルを、とりあえずとめたけれど
また言ったぞ、にゃぁって
パニック状態の時だけじゃ、ないんだな]
まぁ、気にすんなや
[気合いいれんか。と背中を叩かれて]
そ、そうですね。き、気合いですよね・・・気合い・・・気合い・・・気合い?
[とりあえず自分のほっぺたをぺちぺちと叩いた]
・・・いたい・・・
…――――
うん、あれや、そら痛いやろな
マシロ、お前もこの可愛げをわけてもらえ
そしたら、可愛いっちいったるから
[しみじみと、そう言った]
魂が篭っとらん!
[びし、とヨシアキを指差して]
まー、精々頑張りまっし。
見付からんでおったらからかいに行ってやるさけ。
独り身でも寂しくなくて安心やろ。
我ながら優しいわあ。
[掌でぱんぱんと肩を叩き]
男は幾つになっても子供、って言うしな。
世の中、なんやかんやでうまく出来とるもんや。
なーん、かっこいい事言うじー?
俺を信じてついてこ! って感じやな。
あれはなあ……
今頃どんながなってんやろうな。
またハイパー修羅場タイムしとるんかなあ。
[腕を組み、やれやれ、と]
それそれ。イケメンってやつや。
ホストとか似合いそうやぞ。
[謝り落ち込むタカハルと、それを慰めるヨシアキとを眺めていて]
私がいきなりおどおどし出したらアレやろいね。
今時、可愛い女も強くあってこそや。
魂込めた嘘は、俺にはつけん
[指さされれば、真顔で答えた]
お前に会いたかったら独り身でおれ、と
そういう話か、きっついなぁ
優しいかどうかは、ようわからんが
[むしろ優しくないんじゃないだろうか]
あいあい、子供ですよ
年上好きの要望に応えられんで、悪かったの
いや、ついて来て欲しいんやないけど
守られるより、守りたいんが男やぞ
それが出来んような奴は、男やないわ
修羅場タイム、こわっ
出来るだけ、関わりたくないわ
[部屋がぐちゃぐちゃになる様が目に浮かんだ]
イケメン、なぁ
俺は、ホストみたいな事はようせんわ
一人だけでええやん、傍におる女は
[守られるより、の下りを横耳で聞いて]
え・・・
[ムリである。
ま、まさか・・・自分は男じゃないのか・・・
一人、勝手に動揺している]
お前がおどおどしだしたら・・・うん
変なもんでも喰ったかと、心配するの
やっぱ、今のままが一番マシロらしいわ
[女らしくなったマシロを想像した
・・・会話が弾みそうになかった]
結婚してもちゃんと行ってやるわいね。
きっちり食事奢られに行くが。
楽しみに待っときまっし。
な、何処からどう見ても優しいやろ。
[にやりと笑い]
子供子供。
大人になったら一体どうなるんやろなあ。
ヨシアキも皆も。
おお、勇ましいじー?
日本男児代表やな。
[ぱちぱちと拍手をしてみせて]
新聞やらテレビやらに出たりせん事を願うわ。
私立セバス学園高等学校に通う男子生徒が……
なんてなったら困るさかい。
まあ、せんやろうなあ。
見かけは似合うけど、ヨシアキには似合わんわ。
やろ? 人間自然体が一番やって。
[ぽん、と胸を叩く。動揺しているらしいタカハルの様子に気が付けば、其方を見やり]
にゃぁ・・・
[お、落ち着け自分・・・大丈夫だ。ぼくは男で間違いない。
そもそも、今から守れる男になればいいだけではないか
いやムリだ!!確実にムリだ!!
そうだ、声変わりしてからがんばろう。そうしよう。
先延ばすな?・・・だって・・・
━ この間0.2秒 ━]
にゃぁぁ・・・
[頭を抱えている]
……と。
いつの間にか、いよいよ暗くなってんねんな。
[辺りを見回し、空を仰ぎ]
もうじき開始やじー?
[言いつつ、懐中電灯をかちかちと*点灯させた*]
なんで飯奢ったらないかんのん
喰いたきゃ働け、常識やんけ
そや、お前が作れや、飯
どっからどう見ても、たち悪い奴じゃ
[と言うか、飯だけ喰いに来る気か
どんだけ人迷惑なんだ]
つか、高校生はもう大人やろ
来年には、結婚出来る歳なんやぞ
九州男児やから
日本男児とは違うから
[拍手には、なんか納得いかなかったけれど]
ばらばら殺人事件、やな
痴情のもつれが原因、こわー
[無事でいろよ、チャラ男代表
何か、失礼な祈りをささげた]
なんじゃ、それ
似合わんと言われると、なんか嫌やな
な、なんとか出来るわい
[ちょっと考えてみた
・・・恥ずかしくて、倒れそうだからやめた]
ああ、いつものマシロが一番ええわ
うん、もうすぐ開始っぽいの
[雰囲気の出て来た、校舎を見るけれど
タカハルが、にゃぁにゃぁ鳴いていて
気になるったらない]
…――――
[声変わりしてない高校生って・・・
結構、問題がある気がするが、気にしない]
[タカハルについては、どこをどう突っ込んでいいのか悩みつつ]
結城君はそのままで、いいんじゃないかな?
[苦笑しつつ、こんな事しか言えなかった。]
[そのままでいいんじゃないかな。と言われて、パァァァァと霧が晴れたような顔に]
そ、そうですよね、大丈夫ですよね。ちゃんと男ですよね。
[安心していらない部分までもれた]
…仲、いいかぁ?
[そう言われれば、そんな気がしないでもない
けれど、その笑みはむかつくから]
そんなんやない
[なんとなく、否定してしまうのだった]
んーどんなんだろう・・・
[またもや思考の迷宮に迷い込んだ]
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・
二人はぷりきゅあ?
[首を*ひねっている*]
[メールが返ってきていたので見た。
ハハネムイ
レンジデチン
チチヨリ
確認して携帯をしまった。]
そういや…ナオ先輩って普段なにやってるんです?部活とかバイトとか。
―いやほら、同じ学校だけどあまり接点が薄い人多いから…。
[自己紹介があったとはいえ馴染みではなく。自分の聞き方で何故か自分が慌てた。]**
[じゃれ合っている3人を見て和みながら]
あーあ、結局3年は私一人か。まいっか。
暗くなってきたねー。もうそろそろ出発の時間だね。
[日が落ちてどんどん暗くなっていく空を見上げ、鞄の中から自分の分の懐中電灯を*取り出した*]
いいコンビ・・・か?
そんな風に見えるんかの
[少し、深く考えてみようとおもった所で]
誰がマックスハートじゃ
[タカハルに突っ込んだら、考える気が失せた]
よし、タカハルを一回しばこう
[マシロが嫌だとか、そう言う話ではないが
実際に何かあるわけではない現状
こういう事を言われると、恥ずかしいのだ
恥ずかしさを隠す方法など、そうありはしない]
開始するし、手持ちのものほかに無いかなー、…あ、先輩からもらった飴があったじゃん。
[飴を手に入れた。]
後は、お前、ついてくる満々のようだけど…頼むから室内でマーキングとかあれとかはやめてくれよ。
真っ暗の学校内で掃除せにゃならなくなるし新しい七不思議になるかもしれんからなー。
[頼むよと、足元に居る犬を撫でた。]
にゃんにゃんにゃーん♪
にゃんにゃんにゃーん♪
にゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃんにゃーん♪
[ふざけ半分で、そんな鳴き真似。]
あたしゃー調理部だよん。でも活動がんなに多くないから暇してんのよねー。
ここにお呼ばれしたのも暇だったからなんだよみ。
んまー、学校って横割りだもんに。縦は繋がらなくても仕方ないというかー。
部活以外はこんな時ぐらいだじぇ。
[シンヤが何でか慌てたのはそう気にせず。返事は相変らずマイペース。]
[いよいよ暗くなってきた空を見上げて]
さ、約束の時間までそろそろだねー。
先生に見つからずに学校回れるかなー?
[懐中電灯がちゃんと点くか確かめ、顎の下から顔を照らしてみたり]
…―――
おし、そろそろ行こか
[タカハルを埋める穴を掘っていた途中
そろそろ良い時間だと言うのに気が付いて]
で、最初はどれにいくん?
[段取りは、全然聞いていないのだった]
[ヨシアキの問い>>412に、懐中電灯で顔を下から照らしたまま首を傾げ]
うーん。人気投票でもしようかなーって思ってたんだけど。みんな行きたいとこあるー?
私はとりあえず、我が3年2組に伝わる怪談(>>#5)が気になるかな!
え。何言うとるん。
それは、仲悪くはないやろけど……
何やもう。
[セイジの言葉と笑みには、否定はせずも肯定もし切らないような、少々ぎこちない反応を返して]
タカハルはタカハルで、全く……
俺は、何処からでもええけど
[人気投票、と言うけれど
俺は、ノートでしか七不思議は知らない
だから、興味も何も、今のところないのだ]
他の奴等の行きたいとこからで、ええぞ
毎日お惣菜とか泣けちゃうのよん。
[そんな家庭事情があるからの調理部なのです。]
あー、もうそんな時間かぬ。
ナオちゃん張り切っちゃいますよー!
[と、ぐー。と右手を挙げて。]
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