20 あわうみの村
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[>>62の言葉には首を振る。]
あたしのやったことは逆だった。
あたし、全部思い出すのが怖い。
ここにいる皆は生きてるの?
あたしは生きてるの?
(69) 2008/01/11(金) 02:03:33
学生 クルミは、隊商 ロッカの眼を見返して、*目を閉じた*。
2008/01/11(金) 02:08:47
(*0) 2008/01/11(金) 02:09:41
学生 クルミは、やがて、ゆっくりと目を開ける。
2008/01/11(金) 19:53:44
>>74
幽霊じゃなくて、黄泉返り。
天と水、二つの月の合間に黄泉への道は開く。
黄泉路へ駆ける魂を取り戻したいのなら、そこへ行って手を引きなさいって、ばあちゃんが……。
[曖昧な記憶を呼び起こし、首を振った。]
あたしが何か間違えたから、皆、消えちゃったのかな。
間違えなければ、皆が死んだこともずっと無かったことになってた?
(78) 2008/01/11(金) 21:44:15
[どろり濁る水の記憶。
満月の夜に開いた黄泉への道、自分が取り戻したかったのは誰だろう。]
思い出したくない……。
[思い出すと言うことは、その人が死んだことを知ることだから。]
(*1) 2008/01/11(金) 21:49:52
学生 クルミは、ふらり立ち上がり、合宿所へ。
2008/01/11(金) 21:51:11
>>79
[去り際、李雨の言葉にその体をぎゅっと抱いた。]
駄目じゃない。
駄目なんて、誰にも決めさせない。
あたしは皆に生きていて欲しいんだもん。
あたしも生きていたいんだもん。
(80) 2008/01/11(金) 21:59:20
‐合宿所‐
[背にして逃げ出した真代と銀穂の衣服。
その側にしゃがみ込み、そっと触れる。
甘い匂いはまだ残り、彼らの温もりの代わりに。]
ちゃんと、引っ張れなくてごめんね。
[顔を上げれば、雑記帳が目に入り、その中にある真代の文字を思い出した。]
卒業しても、友達だよね。
しーちゃんはちゃんと卒業、するんだから。
(82) 2008/01/11(金) 22:09:03
アンちゃんはちゃんと儀式をやり終えなきゃ駄目だし、銀穂はあたしを乗せて校庭一周しなきゃ。
(83) 2008/01/11(金) 22:16:25
学生 クルミは、再び立ち上がり、何かを探すような仕草の後、神殿へ。
2008/01/11(金) 22:17:40
[神殿に戻ると、探していたものを覗きこむ六花の姿が見えた。
やがて立ち上がり先へと進む彼女を追い、声をかける。]
(88) 2008/01/11(金) 22:21:46
学生 クルミは、笛の音に、声をかけようとした唇を凍らせる。
2008/01/11(金) 22:23:08
[瞳を閉じれば、甘い匂い。
ごうごうと流れる水の音。
眠らずとも黄泉の気配はすぐ近く眼裏に。
夢ではない。
自分は今もその河にいるのだ。]
(*2) 2008/01/11(金) 22:33:32
[息を深く吸った。
甘い匂いの奥に微かな泥の匂い。
水のなか、流れに逆らい立つ。]
ずっと、ここに居たかったの。
誰も喪いたくなくて、どこへも行きたくなかった。
(*3) 2008/01/11(金) 22:42:42
学生 クルミは、翻訳家 モミジの言葉に首を降る。
2008/01/11(金) 22:44:07
やめない。
神様の決めたことだとしても、あたしは何度でも抗う。
もみっちが嫌だって言っても、あたしは一緒にいたいよ。
神様が決めたから、従うの?
(106) 2008/01/11(金) 22:51:59
学生 クルミは、自分の声が笛の音に混じる雑音になったことを悲しく。
2008/01/11(金) 22:55:41
学生 クルミは、学生 シンヤの言葉にゆっくりと目を瞬いた。「知って、る?」
2008/01/11(金) 22:57:49
判んない。
あたしは、神様よりも皆が好き。
……もみっちもシンちゃんも、死んだら戻ってきたく無いの?
あたしがもし呼んでしまったのなら、今苦しいの?
(116) 2008/01/11(金) 23:07:20
>>113
レンレン……?
[六花と同じ名を口にする真也に首を傾げた。僅かな間言葉を交わしただけの少年。
彼が、自分にとってどんな意味をもつのだろう。]
(118) 2008/01/11(金) 23:10:39
学生 クルミは、硝子の砕ける音に耳を塞ぐ。
2008/01/11(金) 23:13:55
>>120
いけないことでも、あたしは皆と一緒に居たい。
皆で蜜柑食べて、お寿司食べて、卒業して、おじいちゃんおばあちゃんになるまで一緒に居たい。
それは、いけないの……?
全てを呼ぶことは、できないの……?
(126) 2008/01/11(金) 23:21:52
学生 クルミは、薄れかけた月を、鏡を縋るように見る。
2008/01/11(金) 23:23:22
二つの月……。
[鏡に映る月を見て、呟く。]
>>121
シンちゃんは、何に支配されそうだったの?
(132) 2008/01/11(金) 23:31:20
>>130
[モミジの言葉にほっとしたように微笑み、首をかしげる。]
そうかもしれない。
でも、わからない。
しーちゃんや、銀穂が消えちゃったのに、皆の死の記憶がないの。
同じように、自分の死の記憶もないのかもしれない。
目を閉じると、暗い河が見えるよ。
(137) 2008/01/11(金) 23:36:04
レンレン……?
[自分が忘れたのは、彼のことなのだろうか。
暗い水は記憶を流し、想いを流すのだろうか。]
(*4) 2008/01/11(金) 23:39:03
思い出せないよ。
皆は、なんで死んだの?
あたしが引き止めたかった人は、誰なの……?
(*5) 2008/01/11(金) 23:47:54
>>131
なんで、あたしの名前を……?
あたし、レンレンのこと、知らないよ……?
忘れちゃったの……?
(145) 2008/01/11(金) 23:50:16
もう一度、呼べば思い出せるのかな……。
レンレンが、答えてくれるかな。
[祭壇の鏡に向かい一歩踏み出す。
唱えるのは前と同じ言葉。]
(150) 2008/01/11(金) 23:54:46
学生 クルミは、漂う甘い匂いに、懐かしそうに目を細める。
2008/01/11(金) 23:55:50
学生 クルミは、何かを掴もうとするように、手を伸ばした。
2008/01/11(金) 23:59:08
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