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/なか/
あなたはグルメな悪役です。舌が肥えているので、平らげた相手が何者なのかわかります。
(智狼)
餅肌 ネギヤ を殺害した(餅肌 ネギヤ は 村人 だったようだ)。
編集者 グリタ を殺害した(編集者 グリタ は 村人 だったようだ)。
村医者 ユウキ を殺害した(村医者 ユウキ は 村人 だったようだ)。
男村人しか喰いませんが何か。
[石木を見送り、こんぺいとうが地に降った頃]
また、あの感覚。
……そうまでして、変わるのを恐れるか。
[首を横に振ると、森の方へと駆けて*行きました*]
ネギヤに村のニュータウン化計画を提示して、餌を撒いて、賛成派を増やして。
どれだけ労力がかかったと思ってんだ。
これでまた、人は示された神の力に平伏して畏れ敬い奉る。
[森の中で、舌打ちをひとつ]
……いや、まだ諦めるのは早え。
神などいないと、呪われた血などないと証明するために、神を殺す。
……どうかしてるぜ。笑えねえ話だ。
まずは呪いの効果を減らす。そのためには、神の力を削げばいい。
祠に社に。あとは……神社に奉納された神具か。やるなら早え方がいい。あいつらに嗅ぎつかれたら厄介だからな。
[森の中に座り、一人計画を立てるのでした]
責めたければ責めるがいいさ。
俺が生まれて来たのが罪。
人の温もりや会話を欲するのも罪。
神隠しに遭うくらいに弱いことも罪。
そいつを止められないのも、罪。
人の世なんざ、理不尽なもんさ。
……今更。
[大きく息を吐いて]
肉、食いてえな。
/なか/
ヨシアキは、ある日突然不思議な力を手に入れた。
気に食わない奴、逆らう奴は神隠しだぜひゃっはー!
そんな軽いノリの悪役で行けばよかったなあ、とかいまさら。
そうだな。
神なんていやしない。
[返って来た答えに、満足そうに頷きました]
萩原を探しているのか。
……それは?
[最近どこかで見たような、と白衣を見やります]
消えた人が、消えてない?
[少女へと向けたのは驚きの視線。それを白衣へと逸らして]
ああ。それは先生の遺品か。
先生と雑貨屋が、目の前で消えた……案外、すぐ近くに犯人がいたのかもな。
ネギヤの時は集会所だったから、人も沢山いたし。
その時は他に誰かいたか?
神などいるはずがない。
そんな目に見えぬ幻に操られ、踊らされて、傀儡のように生きているなど。
なんと哀れで、愚かな生き物よ。
面白いことを言う奴だな。
心配くらいするだろう。
親や友人や、どっかの男勝りの教師が。
消えたいのか?
[不機嫌そうにあげられた顔に、肩をすくめて]
心外だな。遺品には落とし物との意味もあるんだが。
そうか。あの子もいたのか。
萩原のこと、何か知っている風だったが。
[顎に手を当てて、考えるような素振り]
ふうん。ま、珍しいことでもねえか。
[同じような境遇の青年は言います]
分かんねえなら、もう少し考えるんだな。消えたいとか、消えてもいいなんて考えてる奴が幸せになれる程、世界は甘くは出来ちゃいねえ。
[そうでない奴が幸せになれるわけでもねえが、と自嘲します]
人が好き、ねえ。そういや、そんな感じもしたな。
初めて言葉交わした時にも、謂われのない礼を言われた。阿呆かと。
あんたは人嫌いか。まあ、人なんてそういい生き物でもねえからな。
自分のことは、好きか?
[何となく空を見上げます]
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