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何もないってのは、却って落ち着かないね。
こんな状態だからなのかもしれないけど。
[トナカイしか聞いていない独り言。
そういえば、とふと思い立つ]
ちょっと出かけてくるかねえ。
[出る前に少しだけ振りかえって見る。
容態に変化がないのを改めて確認してから
長老のテントへと向かう]
[奥に進み、長老に荷を差し出した。少しやつれたように見える長老が荷を確かめるのを、驚いたような顔をするのを、傍らで見ていて。男が無実らしいと。長老が読み上げた内容は、マティアスにも聞こえただろう]
……私が、ですか。
確かに私は狼遣いではありませんが……
[先に内容を知っていた事は伏せ、呟くように言った]
守ってもらっているから、
軽々しく扱ってはならんと言っている。
[慣れた口答えに沿って諫めながら抱擁を緩める。
叩いた頬の赤みを拭うようにか、残るだろう痛みを
しみさせるようにか、ぐいとイェンニの頬を擦り]
贈りものは、無論。
…だが、潔癖などと誰が言っていたかは
後で聞こうか。
[隣家のエートゥの顔など思い浮かべつつ呟く。]
知っているのではないな、イェンニ。
狼使いとて、阻まれることはあると聞いているよ。
[夢見がちな伏し目は聡い、と身近な蛇遣いは知る。
緩く頷いて――イェンニを促しながら歩き出す。]
今宵、と言うのは
あたしが、待つ時間は終わったと判断したからだ。
長老さまにご沙汰を出して頂く。
こんなときだからこそ……常のとおり行動したいものじゃからのぅ。
[ストレートな物言いにゆるく肩をすくめるだけで。
普段とは違う行動に、僅かに眸を眇めて、近づいた相手を見やる。]
――ドロテアがくれた猶予もなくなりそうじゃしの。
未だにだれが狼使いかわからぬまま、などといったら長老はそれこそ、
頭に血を上らせてしまうかもしれんしのぅ……
[ちらり、と視線を向けるのは、今はもう見えなくなったトナカイたちの歩んだ先。]
[キィキィキィキィ…―――車椅子の音は夜に吸い込まれて、村の明かりが揺らめくのに影は伸びて縮む。進む先にウルスラの姿が見えれば、互いに疑わしき者ではあれど変わらぬ目礼を置いた]
貴方も長老のところへ?
[近寄るよりはテントへ向かう道中にあるから、結果的にウルスラの方へ寄るかたちとなった。先にヘイノへと紡いだ軽口を叩き合う相手のひとりを前にしても彼の件には触れず、自分の向かう先を示すように顔を向けた]
必要な時に守ってくれないものなんていらないわ。
…潔癖…違うわ、潔白ね。どうでもいいけど。
皆「死ぬかもしれない」と言うのに姉様は「死ぬ」というから気になっただけ。
[口に指当て少し言い直しながら。ぬぐわれる頬に少し痛そうな顔]
狼使いを阻む人がいるのですか。
つまらないこと、させないで。
私は赤が見たいのに。
姉様、行ってしまわれるのかしら。
姉様が出て行けるなら、
なぜ皆も出て行かないのかしら。
……ああ、判るよ。
[肩を竦めて返す声には自分にも覚えあってか頷き。
ドロテアの名前が出た時には僅かながらでも目を伏せ、すぐに相手を見返す。
――つきり、痛んだ腕は今は盲目の男の手助け。]
狼使いどころか、まじない師さえ、わからん。
長老だけでも知ってりゃいいんだがな?
――例えば。
ドロテアのように潔白と公表された人間がいたら、
狼使いはそいつを襲いたくなるもんかね……。
[問いのような呟きのような言葉は知識蓄える書士に意見を求めるようでも、等しく探るようでも*在り*]
[車椅子を動かすレイヨの声が聞こえた。
そちらを向き、ひらりと手を振って目礼に応える]
レイヨかい。
『も』ってことは、目的地は一緒みたいだね。
どうせなら一緒に行こうか。世間話でもしながらさ。
……とはいっても、今は物騒な話題しかないけどねえ。
例えば、お前やラウリはあぶないと考えているよ。
不穏な言動というやつだ。
…だが、普段通りでもあるしな。
[自身が選択肢に含めていないところを挙げて、
当のイェンニを見遣り――稀にも僅か、微笑む。]
…
進言を求められたなら、
レイヨをと申し上げるつもりだよ。
申し上げて容れられたなら、
それだけのことはするつもりだ。
[ドロテアを喰らったかもしれぬ狼の毛を呑んだ、
車椅子の青年の所業を、蛇遣いはまだしらない。
>>1:52『まじないが"出来ぬ"のであれば』――
問われなかった続きを、いま妹分へ口にしたまで*]
…少なくとも、姉様は呪いをされる方ではないでしょうね。そして私には姉様の潔白の真偽も、わからない。
そうね…。私、姉様ならそれが嘘でもいいの。でも、その時は約がほしいわ。
ビャルネ様は、怪しい人は殺してもいいと。だから、狼でなければ姉様に殺してほしいわ。
[腕が痛んだ様子には気づかないまま、カウコの言葉にゆるりとうなずく。]
さあて……あの長老のことじゃからのぅ。
知ってなくとも知っているふりぐらいは、しそうじゃし、その反対もありえるのぅ。
潔白と――公表されたのなら、それは狼使いではないということじゃからの。
自らの隠れ蓑とならないのなら、襲う可能性も、あるじゃろうて。
[ふむ、とかんがえるように間を空け。]
……誰か潔白だと……言われたのかのぅ?
[使者の男を見て、マティアスを見て、長老は思考を巡らせるようにしてから、一度、無言で頷いた。男に伝達を命じる事はなく。これからまじないについて話す者がいれば、告げるのかもしれなかったが]
……、
[男は、少し離れて近くに腰を下ろし]
私が皆に選ばれたら、姉様が私を殺して頂戴。他の人はいやよ。
守ってくれるなら、私姉様と…ビャルネ様を信じるわ。
私、姉様が大好きよ。
だから、私に姉様を信じさせて。
姉様がレイヨ様を、というのなら
私もそれを信用していいかしら。
[それとも…と続く言葉は飲み込んで]
そうですね…
ユールの話をしている場合でもありませんし。
…………
[狼を煽動する人の手から開放する術はないでしょうか?―――獣医たる人に問いかけて、知っていて教えてもかまわぬ立場なら既に公言しているはずと問わず口を紡ぐ。キィキィキィキィ…―――車椅子の音が、足音に並ぶ]
10人の中のふたりなら…
自分を除いてもあと7人は信じられるはずなのに。
誰を信じればいいのかわからないです。
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