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[ぐるぐると淀む意識の中――耳に届くのは、ユノラフとヴァルテリの会話]
[昨夜、マティアスを探している時に耳に入ってきた“人狼を見破れる力”の持ち主(>>1:91)は、どうやらユノラフであるらしく。
それによると、マティアスは人間であるという(>>94)]
[人が、集まってくる気配。ざわざわという喧騒に、次第に意識が戻されー―]
…………。
「薄目を開け、様子を伺う。どうやら、ドロテアの部屋ではない、らしい]
[意識は戻ったが、すぐには動けない。静かに、再び目を閉じて、周囲の音に意識を巡らす]
[……ヴァルテリの声、マティウスの声、イェンニの声]
[包帯を取り替えようとしているのか。そして、マティウスの傷の事]
[周囲に意識を巡らしているのは、倒れた時の事を思い出さない為でもあるのだが]
[それは無意識の自己防衛であり、彼自身は、その事に気づいていない]
[起き抜けに“人狼”という単語を耳にして(>>132)、再び身を硬くする]
……ッ。
[ぎゅう、と己の胸元を掴み、務めて平静を装う……が。心臓は意思に反して早鐘を打つばかり]
[マティアスにも、ウルスラにも、いつものように手を伸ばし、笑みを向けたいのに、身体が思うように動かない]
………ッ。
[心臓が、痛い]
[だけど]
………。
[マティアスの言葉(>>141)を聞いて、彼に目を向ける。そして、身振り手振りで、伝えようとする]
[力なんて、そんなものがあろうとなかろうと、自分はマティアスが人間であると信じていると]
[マティアスだけではない。この中に人狼がいるなど、信じる事が出来ない。
しかし、信じざるを得ない現実が、ドロテアの部屋に広がっていたのも事実で]
[イェンニの言葉(>>145)で、落ち着きを取り戻し、目で感謝を伝える]
[口が利けないのが、なんとももどかしく、不便なことか――。何か書くものを、とジェスチャーで伝えるが、誰か気づくだろうか]
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「叫び声も上げられないまま、惨殺される」
というシチュ目当てで喋れないPCにしたCO
そしたら見当違いの方向にどんぐりころころ・・・・
[ぺこりと頭を下げ、ウルスラからペンを受け取った(>>153)]
『おれは みんなを しんじてる』
[と、丁寧な字で走り書きをしたものの、浮かない顔]
『けさのこと』
[と、ここまで書いて、ペンが止まる]
[心配させないよう、思いがけない惨状に気分が悪くなっただけ――そう告げようと、書こうとして、やめた]
[頭の中で言葉を推敲し、書きかけの紙を破り捨て、ゆっくりと、書き記す]
『とおい とおい ところだから』
『なにもわからない けど』
『そんなことをするひとが』
『このなかにいるとは おもえない』
[しかし、それができない事は、分かっている。この建物の中に人狼がいる事は、あの惨劇から明らかなのだから]
………っ。
[くしゃくしゃに顔を歪め、彼は頭を抱えた]
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