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とぼけるんじゃねぇ。
素知らぬ顔して何企んでやがる、花水木のバケモノ。
[殺気の篭もった声。]
獏がこいつから離れるんなら、これをどけてもいい。
[それまでは、どうあっても動く気はないようで。]
へいへい。引っ込めりゃいいんでしょ引っ込めりゃ。
…ちっ。
[流石に息子の一声には勝てず、赤鉛筆を仕舞う。]
……………獏。
この手帳を見ろ。言いたいことはそれだけだ。
[言うなり、手帳を獏に手渡す。
手帳の中には見知らぬ多数の名前と白木蓮。消された名前と花水木。
真白い頁の二つ前には堂禅の名前と白木蓮の頁。
一つ前には天馬の名前とどす黒い花水木の頁。]
話し合ったところで、バケモノが引き下がるかよ。
今だってすっとぼけやがってるっつうのによ。
[やや遅れながらも、孝治に返事を返す。
まだ落ち着くには時間がかかりそうだが。]
ネクタイでの絞殺も出来るがね。
さて、どうやって殺してくれようか。
[頭の奥では、どうやって目の前の化け物を殺すか算段を立てている最中で。]
[獏が手帳を読み終わった頃合に、返却して貰い。
元通りセカンドバッグへと丁寧に仕舞う。]
ま、パパにはこういう特殊技能があってな。
…わかりました。獏と一緒なら文句はありませんぞ。
ヤツの監視も出来…?
[言ってる傍から男は何処かへ行った。
引き止める道理などはない、が。]
あちらは止めなくていいんですかね?
[不機嫌そうに鼻を鳴らした。**]
備前さんも、管理人さんと同じように殺されたよ。
言うまでもなく、バケモノの仕業だ。
[亡くなったもう一人への祈りを終えた後。
ポケットから煙草─ウィンストンのクラシックレッド─とジッポーを取り出し、火を点ける。
今まで、息子には見せた事のない姿。
ぷかりと煙を吐く。]
あぁ、殺すよ。
[煙を吐きながら事も無げに、言う。]
バケモノはそうやって情に訴えてくるもんだ。騙されるな。
情に流されて死んだヤツを沢山知ってる。
…忘れろたぁ言わんがな。
言い忘れてましたねぇ。
バケモノといえど、身体の強度は人間と同じですよ。
喉突きゃ死ぬし、頚動脈を切りゃ死にます。
心臓でもいいですがその辺は素人にはお勧めしづらいですかね。
基本、一撃必殺でやっちまえば事足りるんです。
[一本目を吸い終わり、携帯灰皿へ。二本目に手を出す。]
そもそも、先に手ぇ出してきたのがバケモノだっつうのをお忘れで?
その時点で、協力だのなんだのなんて甘い事言ってられんでしょうよ。
らしくないのは重々承知してるさ。
孝治君が言ってる儀式っつうのは知らん。
バケモノ退治するにゃあ殺すしかないのさ、昔からな。
あぁ、言っておくが。
止められるたぁ思わん方がいいぞ。
[眉一つ動かさず、淡々と。]
とりあえず、だ。
儀式がどうこうってのは初耳なんだが。何やるんだ?
…ちっ。
闇討ちにでもすりゃぁ良かったか。厄介な。
[息子の存在がここまで枷になるとは思わなかった。
ひっそりとため息を吐く。]
ちぃと慌てすぎたかねぇ。
………まったく、面倒な話だ。
[詰め寄ってきた男に、煙を思い切り吹きかけてやった。
反吐が出る。]
だから何度も言ってるだろうよ。
そういう能力だっつの。
………つか、自分の妻の名前を間違えるとはなぁ。
バケモノらしいじゃあねぇか、あ?
[続く堂禅の質問には、いくらか落ち着いた様子で答える。]
私にだってわかりゃしません。
バケモノ本人に聞いてください。聞いても応えてくれそうにありませんがね。
あの言葉は、何かの呪文じゃあないんですかい?
[孝治の説明を聞きはしたが、それでもなんとなく釈然としない様子で。]
陣に蝋燭…ああ、なんか朝食の時に言ってたあれか。
「救済」ねぇ。具体的にどうなるん?
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