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きれい、だった…
そうです、か。
[腕に骸抱く手にぎゅ、と力を籠めて
一度顔をその髪に埋め―― ゆっくり顔を上げた]
いいえ、いいえ。
ありがとうございます、ウルスラ様。
私には見えないドロテアの様子を
教えて下さって…――
[困ったように眉を、下ろして。
震える口許に、笑みを作ってみせた]
辛い――いいえ。
わたくしは、辛くなんか。
ヴァルテリ様とレイヨさん以外の
ここにいる全てのひとを騙してでも
生きてここを出ると決めたのですもの。
[ウルスラの言葉に対し、
想う声の力は、つよい]
ウルスラ、さま。
ありがとうございます…
わたくし、…身を、清めて参ります。
その、
…ありがとうございます。
ドロテアを―――見ていただいて。
[部屋から出る前にお辞儀をする。
彼女が共に来るならば柔らかく笑み、
部屋を出る時にアイノの姿を見れば、
痛々しそうに眉を顰め、横をすり抜けた]
[そして、風呂場で湯を貯めて暖まった。
身体にこびりついた血も落として
ウルスラが共に入れば不自由は助け
十分に落ち着いてから着替えて出る]
[湯に浸かる。
身体を洗う―――鏡に映る。
桔梗色の狼になっ自分はそこにはおらず
イェンニという女がひとりいるだけ]
…わたくしは、人狼。
でも、…今は、ちゃんと、人ですわ。
自分の意志で、こうしてられる。
[肌にびっしり生えた毛皮も無いことを確認し
頷いたとき 聴こえた声に動きを止めた]
…見極める者、厄介ですわね。
えぇ、それでもそう、
人と言われたマティアス殿は…
疑われにくそうでございます。
[ならば早く食べる対象でしょうか、と
ヴァルテリと思いは重なるだろうか]
先程は、すみませんでした。
[居間に入ると、そこにいる面々に謝罪の言葉
いつもの細い目の下には黒い隈が線引かれて]
お見苦しいところを。
[そして少し後に現れたニルスとマティウスに
視線を向けて―――首を傾げた]
包帯。
わたくしでよければ、
お手伝いいたします、けれど。
ヴァルテリ様が、食べたい方がおられれば、
優先していただいてかまいませんわ。
どうせ皆様、食べてしまうのですし。
[穏やかな声を、届ける]
[ヴァルテリの後ろから、彼の手伝いをするように
抑える所は抑えて、包帯を巻く手伝いを]
…あの。
マティウスさま、この御怪我は
どうなさったのですか…?
[掻きむしられた跡 よりも
その大元に―――問いを向ける。
イルマと何処かへ消えた話は、
うわさ話で知っていたから]
彼は…言葉が話せませんから。
反論もできず疑われて…
…巻き込みやすそうですわ。
[死者を夢に見るというウルスラが、
どのように見るのかも気になって――
こくり、と、頷く気配を見せる]
[ウルスラの言葉の意味が分からなかったのは
そうでないと知っているから。
無意識に、知る事の量のベースが
行動を抑制する]
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