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…よけいなおせわ――
[カウコの言葉に、思わず口元に浮かべるは柔い
表情。
続く言葉に、うん、と頷いて]
…そうだな、――そうだ、な…
[納得した風に、また2度 頷いた]
…俺に出来る事 を考えた時に、――な。
説得に応じるような輩なら…
――否、応じるような輩でも、俺には、難しい…かな…
――…一言、か…
…そうだな…――目見えぬ俺の文字が読める事を期待しよう…
[男なりの軽口を添えてから
杖を持つと逆の手を伸ばし、カウコをぽんと一度叩いた。
腕の心算だが、見えぬゆえに違ったかもしれず*]
[一度自身の小屋へ戻り、眠れぬなりの休息を取った
蛇遣いは相変わらず首元にいだく大蛇をあたためる。
…ぐず、と奪われる体温を思い出すように鼻先へ音。
火の前に胡座をかいて、膝へ置いた笛を見詰める。]
…… 吹かんよ。
[室内にても燻る、しろい吐息。短くあわい呟き。]
とむらいに奏でるには、向かん音色だ…
[言ちて、灰色をした素焼きの笛を、毛皮の下へ。]
[立ち上がり、蒸気で曇る窓を袖口できゅと拭う。
気泡混じりの硝子越しに見えたのは、イェンニの
テントから出てくるビャルネの常の如く杖持つ姿。]
…む、しまったな。
イェンニは戻っていたか…まあ詮無い。
[行き合えずじまいの妹分の帰着に気づけなかった
失策へ、舌打ち。それでも今ひとり訪ねる予定の
あったビャルネを追って――厚い毛皮を纏い表へ。]
…腰を上げたかね、白髪頭。否…腹を据えたか。
[書物漁りをひとまず置いて出歩くらしい男へと、
吐息のしろい帯を唇から引き…そう声を*かけた*。]
[ほう、と白い息が空気に溶けていく。
じゃらり、杖を鳴らしながらゆっくりと踏み出した足は、掛けられる声にとまり。]
――お主か、トゥーリッキ。
そうさの……わしがやるべきことを、な……
[腹を据えたというように頷きを返す。]
……ああ、イェンニに、お主は狼使いではない、と告げた。
[天気の話をするようにさらりと本人へも、告げる。
細めた目に僅かに笑みを浮かべ、問題なかろう?というように、首をかしげた**]
さようですの…。 喜ばしいことだわ。
[ビャルネから伝えられた言葉には疑問と密かに失望をこめ。
言葉尻に伝聞の意を感じたのか、彼と彼女は呪いをするものではないとうっすら予見もし。ビャルネを見送った後に]
……それは流石に姉様へ刃をむけられませんね。
[姉のように良くしてくれるあの人を常から姉と呼ぶのはささやかな信用の証]
[ビャルネに問うたのは、単に理由がほしかっただけ。彼が呪いをするかどうかは別として、必要があれば言を仰ぐことはできそう。しかしそこにも失望は確かに存在し。疑える対象が減れば減るほど、自分にはつまらない]
……。最後を拝見するのも
[悪くはない筈、と雪に残す足跡は、供犠の娘が在った筈の場所。祭壇からそよぐ風に、惨劇の香りはなく。少し考え込む態でまた静かにそこを見つめる]
[村の各所に設けられた篝火は、狼避けに足るかと
灯された希望のあかり。爆ぜるほのおのが、刹那…
書士の杖飾りへと映り込む。蛇遣いはそれを見る。]
…そうかね。
[次いで、窺う笑みが傾ぐさまへは、珍しごとでも
小耳へ挟んだ態で相槌を。問題の有無は素振りせず]
好い向きへ転がるといい。
[曖昧も含みも皮肉もなく、興味からそう言った。
――それから、彼が持つ杖の飾りを視線で徐に示し]
…ガリレオ温度計だな。
[ひとり、祭壇へと向かう。
そこで繰り広げられている
凄惨な光景を目の当たりに――
いや、そこにあったのは]
……残さず頂きました、ってね。
[荒らされた様子はあっても、
供儀の存在は殆どかき消されていて。
それが却って不気味だった。
ともあれ、目的を果たした以上
ここにいても仕方がない。
そのまま祭壇を出て外に向かった]
[やがて意識が浮上すれば、わずかに頭を振って起き上がり、帽子をひっつかむ。
幼さの残る顔をその唾の下に隠し、小屋の扉を音を当てて開いた。
篝火の燃える音が耳に届き、小さく顔をしかめた]
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