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有用な手掛かりだけど、持つ者としては
おいそれと明かすわけにはいかない。
少なくとも……見つけてないうちから名乗り出るなんて
期待はしない方がいいってことさ。
狼遣いを見つけた、というのであれば
まだ「ある」話かもしれないけどね。
[切羽詰まってる状態、既に出た犠牲。
その割にどこか世間話の体なのは
雲をつかむようなお題を突き付けられているせいか]
探せ、とは言われても
下手打つと、気がつけば生きてる人間は狼遣いだけ、
ってなことにもなりかねないからねえ……。
本当、難しいモンだよ。
[頭を使うことは苦手でね、と少し顔をしかめる]
― 自宅 ―
恥ずかしながら僕には見習えそうもありません。
………それを頂けませんか?
[交わる視線にアルマウェルの勇気をたたえるでも労うでもなく、靴に雪と共に付着した狼の毛を示し求めたもの。求めた気は手に入ったか否か。強要はされずも集まるのだろう言葉を聴いても、彼を見送って後はまた焔を見ていた]
…………
違うのに似てるのは―――…
名乗り出るとすれば、狼使いを見つけた時、か……。
確かに、その時点まで潜んでおくべきなのだろうな。早く見つけて名乗り出てもらいたいものだよ。……狼の気配が、消えたわけではないのだからな。
[消えぬどころか、ますます強まっている感すらする。
世間体のように語る女の様子には、こちらも妙に納得してしまった。
掴もうと構えているのに、何も感触がない。つまり、とてつもなくもどかしいのだ]
一応、聞いておく。
『お前』は、どうだ?
…そこへ、禁忌はないか?
["やるべきこと"。杖持ちの書士が口にした題目へか
蛇使いは視線を下ろしてビャルネのそれと重ねる。
今度は杖飾りがじゃらと鳴っても眼差しは逸れない]
――買いかぶられているのかね。
買いかぶらせているのだとしたら、
足を踏み外したときが恐ろしそうだな。
…好い向きへ転がるといい。
[先刻の言を今一度繰り返すと、
蛇遣いは杖飾りのひとつを吐息であわく曇らせ…
ひどく寒そうにその場でちいさく足踏みをした。]
落ちて芽が出る種でもなければ、
落ちぬがよいのだろうさ――…
冬の女王とやらに、あやかれるといい。
遠吠えは止んでも、あれだけの群れだ。
人ひとりじゃあとても足りないだろうよ。
ましてや、誰かに操られてるのであれば
飢えずとも襲うことだろうね。
……意思を押さえつけて操るなんて
いかれた手口だよ。
[一瞬だけ、目がすうと細められた。
ラウリの問いには大げさな振りを交えて回答する]
私かい?
私が分かるのは自分を飾らない獣のことだけさ。
隠している人間の本性なんて、知る術はないさね。
禁忌を感じていては……できぬよ。
[蛇遣いと視線がかさなっても、そらすことはない。]
足を踏み外さぬよう、気をつけることじゃのぅ。
わしとて……この騒ぎがどうなるのかなど、先は読めぬのじゃからなぁ……
[ほんに、と繰り返される言葉に頷きを返す。]
[寒そうに足踏みする様子に一度瞬き。]
落ちてしまえば砕けるだけじゃからのぅ。
せいぜい落ちぬよう気をつけるとも。
お主も――落ちぬようにの。
[さらりと不吉なことを口にしながら向きを変えれば、
じゃらり、と杖がゆれる。]
さて、わしは別の者達に会いに行くとしよう……
お主も凍える前に、小屋にでも戻って温まったほうがよかろうて。
[足踏みする様子を揶揄するように、最後に告げて。
じゃら、と鳴らしながらゆっくりと歩き出す。]
………時間は少ないか…
[供犠の娘ひとりで村を囲む狼の腹が膨れるとも思えず、溜息に混じる呟き。キィ…―――支度を済ませるもすぐに外へは向かわず、触れた跡の残る埃をかぶった容器を見る]
…………
[重い溜息は人知れず、火を消し冷え始めた部屋の空気を揺らす。キィキィキィキィ…―――立てつけの悪い扉をくぐり、残る温もりと共に明けぬ夜へ]
[トゥーリッキも同じタイミングで別れを告げるのを見る。
ひとつ頷きを返して、ゆっくりと雪の中、歩き出した。
どこに向かうとは決めぬまま、足を進める先はどこになるだろうか。
村を照らすかがり火は、狼を払い希望を呼び込もうとするかのよう。
祭壇があるほうへは向かわぬまま、村の中を歩いている**]
意思を押さえつけて操る……
[一度背後を振り返ってから、大きく嘆息した]
だとしたら、狼の視線などあてにはならぬという訳か。
狼使いの視線は、少なくとも見た目上は人間のものだからな……
[帽子の唾に再び指をかけ、行き場のなくなった視線を足元へと落とした。
女が己のことを語れば、口元を吊り上げ、頷く]
とりあえず、『今』はそう信じさせていただくとしよう。
[少し前、レイヨに狼の毛を求められると、言われて
気が付いたというように靴を見て、それを摘み取って
差し出した]
[太陽に照らされる事はない空の下。冷たい風の立てる細く長い音は、どこか悲鳴のようにも響いていた*]
ならない、だろうね。
操っている以上は、そこには操っている者の
意思が割り込んでいる。
狼をけしかけて邪魔者を始末させるってのも
思いのまま、ってことさ。
[そこまで言うと、改めて視線をやり]
そういうラウリは……
いや、聞くまでもないかもしれないけど
一応言葉で聞かせて貰えないモンかねえ。
[先程自分に向けられたのと同じ問いを投げる]
[落ちている枯れ枝に、松明の火を移す。ゆらりと揺れる枝先の炎をくるりと回して]
……春の前には冬がある。それは、いつも変わらない。
私は信用できるものよりも疑わしいものがほしいのよ。
誰か、私に素敵な赤を見せて頂戴。
[ゆうらりゆらり。場にそぐわぬように、春の風のような歌声を乗せて戻るは集落*]
早く決着をつけなければ、まずいな。
[狼使いについて語る女。
瞳を伏せてそれを聞き――短く返した。
時間を与えてはならない]
ああ、そうだな。訪ねたた以上、私にも答える義務がある。
『私には、何もない』と。
[どこか投げやりにそう言って、口元にはっきりとした笑みを浮かべた]
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