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冬と、夏……
……片手いじょ は
[喘ぐように。
零れ落ちる血は、泡雑じり。ひゅうぅ、と喉が長く鳴る。
間近の煤煙は周囲の大気を更に穢してゆく。]
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けど、今はドロテアを殺せる心理状況どころか、レーメフトのわんちゃん状態っぽいです。→(村人なのに)また皆から狂人視フラグ
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←全絡みは現在求めてない人
縁があれば全員に絡めるかなあとのほほん。(時間も多い事なので。)目の前の相手にじっくりアタックをかけたい。
[頚に触れるのは暖かく、熱い指先。自らの指先は震えていうというのに。
後ろの瓦礫に椎骨が当たり、頚の裡の気管や神経や筋繊維が弄ばれ続けた。糸の切れた操り人形のように、意識せぬダンスを身体の末端は踊ってしまう。]
―――(ごぽごぽ)―――
[やがて放り投げだされた時には、頚の穴は無残に広がり、顔が半ば瓦礫や塵芥に埋まる侭にずるずると倒れて行く。]
[軽業師が話しかける言葉は、全て届いてはいた。返す事が出来なかっただけで。煤煙に包まれるまま、額同士を一方的にぶつけ合わせられた時も届いていた。]
ちがう
[最後の音>>10へ。血の泡が弾けるような呟きは軽業師の耳に届いただろうか?]
[ごぼっ]
[ごぷっ] [ぷっ]
――――…ひゅ……はぁ―――……
[一際大きな血の塊が頚から吐き出された。ドクリ、と軽業師の指で千切られた筈の血管の表面が傷を繋いでゆく。]
……げほっ…ぅ………うぅ……
[気管から這入り込んだ血液を唾液で薄めたものが、口元から垂れて、砂塵と混ざり合う。]
う……うぅぅ……――
[両手の指先に力が篭り、手と額を支点にして身体が僅かに持ち上がった。]
[―――その研究施設では非人道的な研究が行われていた。其れが、コワレカケタ世界に置ける救済の術であるのか、抗する為の技術を探し出す為であるのか、技術力の高い有翼人と対等に在ろうとする為なのか、真実は研究施設を設けようと考えた者の頭の中にしかない事だろう。]
[研究施設での人体実験は多岐を極めた。試験管>>0:24で人工的に生み出された生命体の結果は、より完成度の高い存在を生み出す為にフィードバックされ、実験体自体は永劫『檻』の中に鎖される侭だった筈だ。]
うぅ……――――
[べたりと瓦礫に血の手形が付く。『縄』の痕は其のままに、頚の傷痕から血の滴りは殆ど止まっている。
其れでも、脳も心臓もなくなれば、死ぬ。]
――――……―――
[そして、餓えても。]
お、ろ、か?
[口元から垂れる血混じりの唾液を指で掬い取ると舌で舐め取る。]
……アルコール?知らない匂い。
何だ、それ。
[2012年というラベルこそ見えないものの、砂塵の地面に置かれた酒瓶へ不思議そうな意識を向ける。合成物ではない、純粋な酒。]
[言うなれば、意識に持ち上がったのは好奇心。
チリ…耳飾りが乾いた音を鳴らす。]
…―――…それは、何?
[問いかけは短く。風の中に消える。
拳が緩み、指の隙間から砂が零れ落ちる。地面に落ちる前に、つむじ風に攫われて何処へともなく消えてゆく。]
……―――
[軽業師に手を向けた時>>0:98のように、
執行人へ向けて手が差し伸ばされる。]
―――…教えて、くれる、かなぁ
[その時と違うのは一点。
男の下向きにした掌に、周囲の砂塵と硝子片と金属片が緩い渦を巻きながら浮かび上がり、集まってゆく。*]
[重力に逆らい浮遊した寄せ集め達が動きを止める。血臭の匂いが強く漂って来たからだった。そして、呟いた、のは、]
お腹が…空いた、なあ。
[個々の物体が互いに隙間を埋めるように咬み合い、何らかの形を作ろうとしていた物は、其処で、ぼとり、ぼと、と地面に落ちる。]
熱気と騒ぎ
[既に軽業師の熱も気配も遠ざかっている。一度認識した熱は、その熱の高さもあって、どちらの方向へ向かったのかは分かっている。]
[一度、忘却の彼方に消え去っていた容と記憶は、レーメフトという旧友との出逢いに拠って、忘れ掛けていた自意識を呼び起こしていた。]
俺が、炉、を起動した……―――。
[呟きは僅かに意識を感じさせる音。
生き延びる為、他者を喰った>>0:6弊害は、記憶の混乱とどれが自分の意識で在るのか不明瞭になる事。]
[赤黒く濁る禍々しい空の色も、其れを背景に、白の翼を広げる有翼人の姿も、見えない。
唯、幾十もの熱の塊が群れ、集う気配を感じる。]
「天使」 「おお生贄を」 「……!」
「救済」 「有り難い」 「浄化だ!助か」
[飛び込んで来るのは様々な音。
有翼人に気付いた者から伝播したのだろう。讃える音が大きく、狂騒の態すら為していただろうか。
胸元に血糊がこびり付いたまま、蹌踉めくように歩んでいたが、]
………?
[足が止まる。また、匂い。]
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黒と銀なのでは。
え、狼同士、なの?
違ったら偉い事になるようなならないような。俺とベルンハードを繋ぐ銀狼って意味、になる、のだろう、か。
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無茶振りは設定であって、口調まで無茶振りだとは想定してなかったんだよな。今回は省エネなのでOKだけれど、これだと方向性が実は優しい性格、になるかもしれない。ううん。
……………………。
[自分より背の低いものが、近づいてくる。
遠慮ない様子で此方の様子を探っているようだ。]
お前、が、
[膝を付き、逆に相手を見上げるような姿勢で]
――――――――――――…完成品?
俺は…… 実験体
0331号 マティ、ウス。
[ふつり、と沸き起こるものがあった。何であるのか、分からないものが。―――感情が。]
何故、こんな所に居る。
お前等はっ―――…
[音にして、それが激昂めいている事に初めて気付き、語気が自然にやわらいだ。]
楽園に居るのだと、聞かされた。
[そこに負の感情は含まれていないようだ。]
――――……、うん。
[風が、男の前髪の下に隠された徴の一部を露にして、去っていった後、―――男は申し出に頷いた。]
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よくぞ、このフラグを折れましたな。(にっこり)
[切り刻んでみたいという、想いが湧き上がる。
怒りでも憎悪でもなく、相手に対する好奇心と接触欲。同胞に似た者への、空腹感。
男の意識には登らないが、如何実験の内容が反映されたかの確認に似る物。]
良いよ。
喰べる?狩る?
[布で両眼が隠されているのだから、最初からベルンハードの顔は見えない。匂いと熱と音と気配と、感覚の総てで知覚するだけ。
ふらっと立ち上がるが、直ぐに両眼の事は察せられるだろう。促されながら、ベルンハードに続く。]
ああ、
[口元には、初めてベルンハードの匂いを嗅いだ時と同じ笑みが、小さく浮かんでいた。]
うん。大丈夫。
[舌先が、犬歯をなぞる。]
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