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人を、刺したのは 初めてだけど、ね……っ
[切っ先がほんの少し刺さっただけ、狙いが甘く。
また、人を刺すと言う抵抗感で思い切り良くはいけなかった。
包丁を支えたまま体当たりでもすればもっと深く刺さるだろうが――]
とりあえず、諦めてくれると、むだなことしなくて、いいんだけどな。
[笑みを浮かべる11thを間近に見つめ。
ぽたり、と包丁から伝わる赤い雫がこぼれる音を聞きながらそんな問いかけをした]
なくても、諦めて。
[壮絶な笑みに眉をひそめる。
11thの動きには気づかずに、ただ、握った包丁を押し込もうと力をいれ]
っっ!
[手首を捻られる痛みに、とっさに11thをけりつけて、距離をとろうとした]
はっ、それこそ、お断りっ だって!
[ぎりぎりと手首が痛む。
手放した包丁はまだ相手に刺さったまま。
元の世界から持ってきたナイフはまだあるけれどそれには手を伸ばさず。
上手く嵌った蹴りに身を折る相手の手を離させようと、腕を振った。
まだ、11thが新たに握った短剣には気づかない]
[経験の差と言うものか。
それとも世界の違いか。
11thの力は強くて、手首が轢みをあげる。
その痛みに顔が歪み]
……無理、だろうが、いきのこる、ってきめた……っ
[きらりと光る刃物が目に入る。
無傷で逃げるなんてのは無理だと理解した。
咄嗟に胸元を庇った、握られていないほうの腕に包丁が深く刺さる]
ぐっ、……っくそっ
[悪態をつきながら、もう一度11thの足を狙ってけりつける。
距離さえ、取れればきっと**]
[武器を支えていた右手首は捻られ赤いうっ血と熱を持ち。
包丁をつきたてられた左腕は血管を傷つけたか、赤黒い血が刺さったままの包丁の隙間からあふれ出している。
その痛みを堪えてけりだした足は、うまいこと11thの足をすくって――]
ぐ、あっ……!
[けれど、不安定な体勢での足技はこちらの体勢も崩すだけ。
上手くバランスを取れずに、通路に肩をうちつけ、傷に響いた痛みに苦痛のうめきがこぼれる。
それは11th>>316が上げた悲鳴に描きえて。
相手が痛みにもだえている隙きに、立ち上がった]
……っ、は、……これで、おわり……っ
[左腕に刺さった包丁を抜こうとしたが、右手首は捻挫のような状態になっているのか、痛くて力が入らない。
舌打ちして、元の世界から持ってきていたナイフを、抜いた]
[ナイフを抜いたけれど。
右手首に力は入らない。
左腕に刺さったままの包丁は、些細な動きでものすごい痛みを伝えてくる。
こんな状態で、止めをさせるかと、不安になる。
痛みを堪えて脂汗が浮かぶ。
なにかをしようとする11thの様子に、とっさに距離をとって――その動きでまた、痛みに呻く]
……っぁ、……く、
[今が、絶好の機会だとわかっているのに。
身体がそれに追いつかなかった]
[左腕の、包丁が邪魔だ。
それがなければきっと。
捻られた右手に力を籠める。
引き抜く痛みと手首に走る痛みと、両方を堪えながら、包丁を引き抜いた]
ぅあっ……っ
[今までだって怪我をしたことはあるけれど。
それでも痛みになれるわけではない。
からん、と包丁を取り落として、あふれ出す血を押さえる。
赤黒い血はとまることなく溢れているが、それでも鮮血でないだけまし、と思う]
……っ、う……
[痛みを堪えたまま、落ちたナイフをもう一度拾って、離れた11thへと視線を向ける]
どう、して、じゃまする、の……
[逃げる11thの動きは鈍い。
通路が赤く汚れている。
人がいなくなるときの音楽が聞こえた気がしたが、痛みに気を取られていて克くわからない。
そんな中、11thを庇う6thにといかける。
動く階段のほうへと向かうのを、追いかけようと。
痛みを堪えて立ち上がった]
……そっち、こそ、
いみ、わかんな、い……って……
[届く声に、痛みに呻きながら応える。
動く階段には、この状態では転げ落ちる未来しか浮かばない。
皮の胸当てにはさまったままの手帳にもそんな未来が浮かんでいたが、いまは確認する余裕もない。
ずるり、と座り込んで、通路の隅の壁に身体を預けた。
ネギヤと、フユキはどうなっただろう。
助けにいかなければ、と思うが、とりあえず、血を止めないと、動くのも随ならない。
痛みを堪えてカーディガンを脱ぐ。
袖を切り落として、力の入らぬ右手と口を使って、何とか傷口を押さえた]
この程度……死ぬわけ、ない。
[そんな強がりを口にしながら、近づく子を見ている]
……マシロ。
デンゴは……、鬼を、倒すの……?
[それとも、この子も鬼なのだろうかと、緩く首をかしげた]
[唐突な行動にきょとんと瞬き。
傷口にあたえられた更なる圧迫感に滲む血はかろうじてとまった様子。
増えた唐草模様と、それを与えた相手を不思議そうに見やり]
……ありがと?
ああ……そうだ、よ。
グリタは、なんでか、守ろうとしてくれたけど。
自分のことだけ気遣えばよかったのに。
[問いかけにはゆっくりと頷いた。
流れ出る血は止まった。傷ついた血管もそのうちとまるのかどうかとか、そのあたりは知識がないからわからない。
ただ、とりあえずの手当てが終ったことにほっとした]
そりゃ……こんな、理不尽なの。
生き残らなきゃ、やってられないし、ね。
[は、と吐息を零しながら応える。
生き残る事を目的にしているのなら――そして、鬼じゃなければ。
まだ、手を組めるかもしれない。
まだ、助かるのかもしれない、とそう思った]
[続く問いにはゆるりと首をかしげ]
は?
いや、……それは、ない。
理由、は、きいてない、けど……
一目ぼれ、とかは、ない。
[大事な事だから、二度、口にしておいた**]
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