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[ぱたぱたと階段を駆け上ると、薄暗い中、黄色い何かが見えた。]
ん、重た。
[一旦手にとると、肩に掛けるようにして、両手をあけた。]
あれ、……アンちゃんは?
[辺りを見回したところまては記憶にあるのだが──**]
──あれ?なんでだろ。
[気付けば、一階のエレベーター前に立っているではないか。]
[床に寝転がった状態のサヨは、ころんと姿勢を変えている。
その姿にほっとした時、上の階にいたはずの少女の悲鳴が聞こえた。]
アンちゃん、マシロちゃん、何してるの。
[頬を押さえたアンが、マシロに一撃を食らわせている。]
[二人から少し離れた位置の壁にワカバが身体を預けていて。]
あ、チカノちゃんがいた。
[肩の黄色い何やらを返さないと、どうにも重くて仕方がない。
が、その前に。]
サヨちゃん、立てる?
[手を差し伸べながらそちらへ向かう**。]
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