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タカハル、セイジ。こんな夜更けに、裏山ンほうから…
[呼び止めた人影ふたつを、ヘッドライトの灯りで見分けると
運転していた移民の男は咎めるというよりは驚いた声を出した。
彼らが、移転したお社のある裏山のほうから歩いてきた様子で、
夜中に其処へ近づくのを村人が好まぬことを知っていたから。
キクコも彼らを――特にセイジの顔色を案じる様子だったかで]
… セイジ …
ほ ンガムラさんに用なら―― 荷台 乗ってけば 良かが。
[ンガムラの名を呼びながら此方へ駆けて来たセイジの瞳に、
男は何か――先のギンスイ>>+7の言葉と通じるものを感じて
問わず荷台を示した。タカハルへは、送るから乗れと声をかけ]
婆っばん。
俺ァ ここン人等が すき じゃっで――怖か。
[低くちいさな声で、年長のボタンへ弱音を吐く。
静かな憤りの裡の不安は、すぐに唇と共に噛むが]
こんなが 続くよう じゃったら。ギンスイみたく
神さまはまた 『間引く』か 知れん なあ…
[呟きは去り際。もう一度夜食の礼を言い軽トラは走り出す。
荷台に乗せていたセイジとタカハルは小言を免れたろうか…]
[その後、キクコとタカハルを其々自宅へと送り届ける。
廃屋で待つだろうンガムラのもとへ向かう折には、
ひとり残ったセイジを助手席に乗せ――村道をゆく。]
ギンスイは 神さまに 間引かれたごと ある――
[笛を握り締めているセイジに、男はぽつと伝える。
然し、間引かれるべき異変の元凶ではなかったこと>>25も。
「仏さん」になった後でなければ己には解らんということも。]
嫌な事が起こってる、て 言うたち ギンスイから聴いた。
…ンガムラさん、話 聴いてくるっと 良かね。
[廃屋へ着くと、軽トラをンガムラに返しセイジを預ける。
自転車にトランクをまた積み替えて、別れ際――ふたりへ]
[最後に移民の男は、ギンスイの家を訪れる。
応対に出てきたのは、ギンスイの母とホズミ。
伝えるのは…ギンスイがしばらく姿を見せないこと。
「異変の原因が除かれるまで」よそに匿われていること。
伝言だけは自分が生きて居る間は届けられること。
当然の如く母親は狼狽し、ホズミはくってかかってくる。]
…うん。 俺 全部は 話しちょらん。ギンスイにも。
けど、何もかも 黙っちょったら
ホズミが 泣いて 探して回らんといかん。
[ホズミの細腕に胸倉を掴み上げられながら、移民の男は言う。]
ギンスイ 帰れるごつ …俺も する。
[不器用な語り口。
安請け合いなのか気休めなのか何を「する」のか、定かではない。
けれどその苦しさを押し殺す男の面持ちに、ホズミの手が緩む。]
『こうなったんが姉ちゃんでのうて、良かった。』て
ギンスイ 言うちょった。
そげな 良か おとうと 帰してやれんと… 嘘じゃ。
[それからギンスイの母親へと、貰った林檎がうまかった旨を伝え、
移民の男は俯き加減に玄関を出る。
暫くして――背に、わあとホズミが泣き崩れる声が*聴こえた*]
/*
そしてこんな時間に喉嗄れですみませんです。
タカハル&セイジ組はンガムラさんに
お任せしてスルーパスしてもよかったんだけど、
セイジとはまだ欠片も絡んでなかったので、うん。
今夜は村側能力者両落ちor少なくとも片落ちですよね?
出来れば吊られずセイジの代わりに喰われたい…
/*
…
やっぱり めんどくさい は耐えられなかったのでした…
ボタン雪降らせてみたし、伏線としてはいいのかな…
キャラが占い結果聴いて無いからセイジ委任したかったorz
/*
あっ よかった セイジ教えてくれてる。
有難うございます レス出来なくてごめんなさいorz
そして更新前まで出掛けてくるのです
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