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幽霊なんているわけないじゃん。
[そう言う表情は強張ったもので、時計をちらりと見ると、喫茶店を出ようと後ろを向く]
お大事に。
[外に出ると、途端に汗が*滲んだ*]
[今度は頭の中にクスクスと笑い声が響いた。]
アハハ・・・
キタヨ サイショノコ・・・
オンナノコ・・・
スコシミエタヒカリ・・・
ズットホシカッタヒカリ・・・
[今度は何なんだよ、と舌打ちしてアンの姿を探す*]
[自由帳を眺めていたが、突然の異変に気づいて]
――え?
どうして……アンの名前が消えてる?
[先程までは普通に『そこにあった』はずなのに]
言ってなかったっけ?別に謝らんでもいいって。それよりもおごってくれ。
[屋内プールか…そういやそんなのもあったか。]
おう、また今度。そうだな、次の日曜とかどうだ?
[食べ終わったんで俺も席を立つ。
さて、オムライス代をどんだけこいつに払わせられるかな。ツケだけはいやなんだが。]
おめでたい話とか、おめでたい話とか…。
有ったらちゃんとモミジに話すわよ。真っ先に。
[夏なんだか冬なんだかはっきりしない秋生まれの男との仲を誤解され、少し呆れたようにため息を吐き出し、モミジに手招きされるも、逆にモミジを自由帳へ手招きし、それぞれ見える絵面の話に耳を傾けていたのは昨日の話。]
[いつの間にか赤に消されていたアンの名前。だけど、ここで誰か赤いペンを持っていただろうかと思い起こしてみるが、記憶には思い至らず]
何か……やだな。
[好奇心よりも先に立つのは不気味さ。何だかこのままここにいる気になれずに、席を立つ]
んじゃね、また。
[軽く手を振って別れを告げるが、一人の少女がいないということが、大きな騒ぎになるとはまだ*気づかずにいた*]
[あのあとなんとも思わず帰宅したポルテの自宅の郵便受けには、確かに何も入っていなかったが。]
……なんじゃこりゃ?
なになに…?
【冬木夏彦 否 人攫い…かも】?
……新たな都市伝説? ってったて、この村かなり田舎だしなぁ…。
[少女がひとり姿を消したとポルテの耳に入るのは、まだもう少し*先のこと*]
[覗き込んだ絵の中、書かれていた名前の1つが赤く塗り潰されているのを確認。]
どうやら、始まったみたいだな?
[幕が上がったなら、後は役者次第。]
うーん、やっぱり俺も舞台に上がった方が面白いかな?
[もっと梅雨の時期とかなら、積極的に上がってたかもしれないけど。]
夏なんだよな…。日差しが強いんだよな…。
―昼・自室―
凛子ちゃんがいれば起こしてくれるのに。
[部屋を共にしていた姉が、東京で一人暮らしを始めたのは数年前の話になる。
それなのに今でも、寝坊するたびに思い出してしまうのは、朝から五月蝿かった姉のこと]
サボりたいなぁ……。
[布団を畳んで押入れに仕舞うと、ゆるゆると制服に着替えて家を出た]
―喫茶店―
え?
いえ、昨日ここで見たきりです。
[マスターに問われたアンの行方。
自分のように寝坊しただけではないかと訊ねるも、昨晩帰宅していないという説明をされて黙り込む]
[もう一杯コーヒーを飲んで、帰り際にまた自由帳を見ると、少女の名前が真っ赤に消されていた]
…そういえば見ないな。いや、もう帰ったとしても不思議じゃないんだが。
しかし…
[赤い色から不吉なことを連想する。振り払うように頭を振って喫茶店から*出た*]
―回想・昨日、喫茶店―
アンちゃんの名前が、消えてる?
[ナオの呟きに、自由帳に目を落とす。確かに赤く塗られているけれど。見つめていると、あの変てこな絵がまた動きそうな気がして、目を逸らす]
……へんなの。
[しかし。やがて運ばれて来たオムライスに心を奪われて、すっかりそんなことは忘れてしまって。夕方、店に迎えに来た母親とともに、帰途についた]
―翌朝・喫茶店に向かう道―
すったか。すったか。すったかすー♪
たのもーう!
[昨日と同じように、喫茶店の扉を開ける]
アンちゃん、いつものねー。
[けれども、アンの姿はなかった]
ちょっと夜遊びしてたら帰りそびれたんじゃないですか?
マスターったら心配性なんだから。
誰かに会ったら、訊いてみますよ。
[憔悴した様子のマスターに昼食を注文することは憚られ、学校へ向かうことにした。
人影があればアンの行方を訊ねようと*思いながら*]
[険しい顔のマスターが、あちこちに電話をかける様子を不安そうに眺めていると、サヨが来店してくる]
キョウコちゃん!
[何となくホッとして、サヨに声をかけるが、彼女とマスターのやりとりを聞いているうちに、ふたたび気分が重くなる]
アンちゃん。どこ行ったのかなぁ。
[サヨの後姿を見送りながら、所在無げにスカートの裾を*いじっている*]
/*
村内の時間の進め方がわからない…。
思わず昔のログ見に行ってしまった。
1dコミットで2dを長めに取ってたんだな前は。
うーん。
0時更新は難しいのかなぁ。
というか、1dが朝からスタートというのが悪かった…?
/*
25:ポルテ、フユキ、モミジ
18:ナオ、サヨ
17:リウ、タカハル、ヤスナリ
10:ルリ
大人組にどうにか絡みたいな。
というか、他の人にも絡めてないよね。
今夜はもう少しお話出来たらいいなぁ…。
/*
みゅう。ポルテが占い師かー。
今日フユキさん占ってるから、明日はモミジ占いっぽい。
吊られなければ、明日黒だされて大暴れ、ってのもいいかなーとか。
うまくヤスナリと相談しないとなあ。できるかなあ。
うみゅみゅ。
*/
―翌日・自宅―
アンが行方不明?
[お袋からそんな話を聞かされても実感なんてありゃしない。
こんな平和な村で、人が一人消えて、それが知り合いだなんて、受け入れられないのが普通だろ。]
お泊りとか家出とか事故とか、そんなんじゃねぇの?
[後の2つは出来ればごめんだけどな。]
ゆーかい?へーきへーき、俺なんか誰もさらわねぇって。
[心配性なお袋の言葉を半分聞き流して部屋に戻る。]
…さて、夜刀も動いてる事だし、こっちの仕掛けも動かしとくか。
[手紙と、それからもう1つ。願われた者を異界に誘う仕掛け―
俺自身は舞台に上がる気はねぇ、けど上げられてもそれはそれで面白そうだ。]
―面白くなってくれよ?
(学生 タカハル
3回 残667pt
鍵っ子 ルリ
3回 残667pt
学生 ヤスナリ
1回 残744pt
作家 フユキ
1回 残744pt
記念に貼っとく。
上手にCO出来てるか気になるなー、夜刀の神とは思われてないよな?)
―翌日―
[蝉がみんみんと鳴く中、喫茶店へとたどり着いた。
ベルの音と共に中にはいれば、いつもと違う緊張した雰囲気に、戸惑いを覚える]
マスター、何があったんですか?
[険しい顔のマスターが、アンが行方不明になったと、話してくれた]
アンちゃんが?!
はい…お家にも連絡がないと…
[話を聞くために、カウンターに座った。しかし、座れば何も注文をしないのも気が引ける。
周りを見れば、ルリが所在なさげにしているのが目に入り]
あ…レモンスカッシュお願いします。…ルリちゃんのも一緒に。2つ。
[連慮しつつ注文をした]
[マスターから話を聞きながら、レモンスカッシュに口をつける]
そうですか…どこにも連絡はないと…。警察からもなにも情報がなくて…まるで神隠しにあったよう、ですか…
[不安げなマスターに、大丈夫ですよ、と声をかける。
しばらくして、レモンスカッシュの中の赤いサクランボを口に含んだ。
舌の上で、真っ赤なサクランボが軽く踊る。
口の端で、ちろりちろりと、赤い茎が揺れ動いていた]
/*
そういえば、前回独り言が少ないとせばすちゃんさんが残念がっていたので、何か書いてみよう(笑
今回は夜刀神=蛇神ということで、蛇っぽくしてみようかなと。
…具体的にどうするかはあんまり決めてませんがw
*/
−回想・昨晩−
え、アンが行方不明!?
[驚きを隠さず、いや隠せずに叫ぶ。昼間アンを見たことを言えば、そのときのことを根掘り葉掘り聞かれ]
確かに、いつもとは様子が違いましたし、気が付いた頃にはもういなくて。
すぐ戻ってくるんだろうって思ってたんですけど……。
[だけど、あの自由帳のことは言えなかった。気味が悪いというだけで、関連性には乏しい話をしてもややこしくなるだけだ]
−翌日・道−
[昨日のことが頭を離れなくて、足は自然に喫茶店へと向いた。誰かが何かを知ってる気がして。それに]
……戻ってきてればいいんだけど。
[自警団の人が山狩りをしても見つからなかったというけど、もしかしたら戻ってるかもしれないから]
[仕掛けを準備してから、いつものようにサテンに向かう。
本日も晴天なり。]
いい天気だなー、ほんと。絶好のプールびよりってやつ?ま、俺には無縁…。
[昨日の室内プールの約束を思い出して、ちょっと足が鈍る。]
…………アイツが残ればいいだけか。自腹って最終手段もあるんだし。
[自分に言い聞かせるようなのは…否定しない。]
―喫茶店―
ちわーっ、マスター、カレー1つ!
[ポチャン。
誰もいないはずのプールから魚が跳ねるような水音を聞く]
…?
[一度振り返るが、そこには何も見えず。首をかしげるとプールを*後にした*]
マスター、アンは……。
[期待をこめて尋ねてみる。しかし、返ってきたのは否定の言葉]
そう、ですか。
……アイスコーヒーで。
[何も頼まないのも悪いと思ったのか、夏の暑さには勝てなかったのか。ともあれ、注文をする]
[マスターから受け取ったコーヒーには、何も入れない。どうにも甘いものを取る気分にはなれなかった馴染みのない苦味に顔をしかめる]
……そういえば、アンは……どうして、あんなに顔色悪かったんだろ。
[カレーの理由はあれだ。
結局昨日一口食うの忘れてたから、そんだけ。]
アンは…やっぱいないか。
[分かりきった事を確認して、挨拶しながらいつもの席に座る。]
そういや、昨日俺らが帰る前にはもう居なかったよな…。
[もう一度、自由帳をあのページを開いてみた。9人の名前と、アンの名前を塗りつぶした赤。そして、いまだに何を描いたつもりなのかが分からないイラスト]
アンが見たときは……まだ名前はそのままで。
だから、どっちかというと……こっちが原因?
[だが、そのイラスト自体が何を意味しているのかは分からないままだ]
―よろず屋―
あんぱん一つください。
[買物だけで終わるつもりが、店主の老婆は世間話を始める]
狐?
[老婆は言った。まるで見てきたかのように]
―喫茶店―
“狐様に連れられた。”
[抑揚なく繰り返す。
老婆は言っていた。それが繰り返されてきた営みであるかのように]
アンちゃん、消えたんだって。
菊婆が言ってた。
[菊婆さん手作りのあんぱんを右手に握り締め、喫茶店の入口でぼうっと立ち尽くした。
信じているのかいないのか、サヨは自分でもよくわからなかった]
[本当はその理由も原因も知っているけど、何も知らないふりをする。
手品のタネやドラマのオチと一緒さ、自分が知ってるからって一緒に見てる人に教えたら、その時点で面白くなくなるだろ?
だから俺は何食わぬ顔で横から自由帳を覗き込んでこう言うんだ。]
絵が原因で、結果として名前が消えた?
まさか俺らが見てない隙に絵に食われた…とか?
[って、冗談まじりに、だけど真剣な顔で、な。]
消えた?
[サヨの言葉は簡単に信じられるものではなくて]
……菊婆が?狐に?
いや、確かに菊婆なら言いそうだけど。
[金持ちでもない田舎の女子高生を誘拐する説と、いったいどちらが説得力があるのか。信じるには突拍子もなさ過ぎるし、信じないにしても、不可解な点が多すぎた]
[自由帳をちらりと覗き込み、落ち着いた声で誰にともなく訊ねる]
誰がやったの?
[赤いインキで名を潰すなど、趣味のいい話とは思えなかった]
夜道で見まちがえたんじゃないのって聞いても、そんな耄碌しとらん、の一点張り。
[モミジの問いかけに答えて]
昨日、アンの顔色が悪かったんですよ。
そのときに、これ見てたんですけど……何も、答えてくれなくて。
名前が消されてる理由も、分からないんです。
まさか、とは思うんですけど、アンがいなくなったのと関係あるのかなって……。
−昨晩・回想(続)−
[いつものように閉店間際の喫茶店に顔を出すと、アンの行方を問われる]
ううん、見てないけど。
どうかした?
[まだなんの確証も得られないのか、マスターは言葉を濁す]
ん。分かった。
見たら、連絡するように伝えるね。
[出された大盛りナポリタンもいつもの勢いでは食べすすめられず]
ごちそうさま。
[どこか不安な気持ちを抱えたまま、店を後にした]
[サヨの問いただす様子には、首を振りながら]
最初に見たときは名前だけだったのに、気がついたらそんなことになっててさ……悪趣味だよね。
でも、狐がさらったにしても、どうしてアンが……。
……何か、知ってたのかな。
−翌日−
[見慣れた道を駆け抜ける。喫茶店の扉を勢いよく開けると、いつもと同じベルがなった]
特製大盛りオムライス&パスタセットひとつー!
…って、あれ。
アン子まだ帰ってないの?
ぽちゃり、ぽちゃり。
まだ…寂しいの…
もっと、もっと。もっとたくさん…
次は…誰が欲しいの…
[頭の中で、水音と言葉が響いている]
うん、帰ってないみたい。
アタシも、期待してたんだけどね。
[リウには、マスターに代わって返事をする]
……しっかしまあ、よく入るね。
アタシはいつもどおりでもそんなに入らないよ。
[モミジには思い出したことを追加して再び答える]
でも、その前までは普通だったんですよ。
別に悩みがあったって話も聞いてないですし。
昨日は確かに変だったんですけど……。
[投函された手紙を携えて、向かった先はやはり喫茶店。]
ちわー…って何かあったの?
[カランコロン――]
[ドアに鳴るベルの音が物悲しく響く店内に入り、辺りの人を見渡す。
どうやら夏で冬な秋生まれだったかの青年は居ないらしい。]
狐? 菊ばぁちゃん何か言ってたん?
[知らずに耳に入る単語を反芻して]
……それはそれでありがちだけどね。
でも……。
[サヨの言葉は突拍子もなかったが、どうにも違和感が拭えないのは何故だろう?]
[それ以前に、サヨの態度それ自体に違和感があったのかもしれない]
……帰ってこられるのかな。
特に悩みもない様子…かあ。家出した可能性もなさそうね。
それに、ノートを見てから様子が変に…
[ナオが付け加えた言葉を聞いて、再び自由帳をちらりと見る]
[ポルテが入って来たのに気がつけば、慌てて近寄り、今まで聞いた話を伝えた]
アンちゃんが行方不明なの…
菊ばあちゃんが言うには、アンちゃん、消えたんだって。
いや、さっぱり系でもパスタも食べるって時点でアタシ的にはいつも以上だから。
……君はその道を真っ直ぐ進んで。
[何故かリウの肩を励ますように叩いた]
/*
疑われてる?わくわく。
「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」
を軽く立ち読みした感じ、この年代だとギリギリ狐がどうのも田舎では信じられていたのではないかなとかそんな考えで、こういう言動です。
PL視点だと「サヨ、マジで言ってんのかw」です。サヨ自身は、どうなんだろうね。
[小夜やモミジからアンが消えたという噂話を聞き]
物騒、だねぇ。女子高生が姿を消したって。
[肩をすくめてマスターにアイスコーヒーを注文する。
モミジにつられて自由帳を覗くと、一つ名前が赤く塗りつぶされていた。]
何かイヤだね。気味悪いわぁ、この自由帳…。
――てか気味悪い繋がりでさぁ、今朝こんなのがうちの郵便受けに入っていたんだけど。
アンって子が消えたことと何か関係あると思う?
[鞄からごそごそと、件の手紙を取り出して、ひらひらと翳して見せた。]
/*
あー。誰に投票しようー。思案中。
襲撃先は、とりあえず白判定フユキさん。判定出てなかったら投票しようと思ってたのに(待て
ポルテは今日は襲撃したくないので(明日襲撃しようかなあとか思ってたりもするけど)
希望は、今日は生き延びて、明日ポルテに黒判定だされて直接対決ーとかw
ポルテにねっとりじっくり、蛇のように絡んでみたいなあ(待て
*/
神隠し伝承は、帰ってきたり帰らなかったり、年を取って帰ってきたり、だっけ。
[マスターの目を盗んで、買ってきたばかりのあんぱんをちぎって口に放り込む]
……アンがいなくなったんですよ。
昨日も探してたみたいなんですけど、見つかってないんです。
[入ってきたポルテには、簡単に説明する。話を聞くモミジには自分の思うところを話す]
はい、だから余計に疑問、というか……。
いなくなる心当たりがないんですから。
だから、あの名前とイラストに意味があるんじゃないかって。
イラスト?
[ナオの話に耳を傾け]
そういえば昨日、何の絵に見えるって話していたあれか。
何か関係有るのかなぁ?
[ぶつぶつと呟きながら、小夜の視線に気付き]
[ポルテが見せてきた手紙を見て]
……なんだろ、これ。
何かよく分からないけど……あの絵よりは嫌な感じはしない、かな。
[また、名前が書かれていること自体は不気味だったけれど]
冬木?
[サヨが手にとった手紙を覗き込んだ]
冬木さんって、昨日いた男性の方、だよね?
人攫いじゃない?この手紙が郵便受けに入ってた?
[思わずポルテに詰め寄るように、問いかけた]
ああ、あの人冬木さんっていうんですか。
作家さんでしたっけ。
愉快犯が、犯行予告でもしてるんですか?
[問いをポルテに向けても意味はないのだが、手紙を返しながら訊ねた]
ノートに落書きした人と同一人物なのかな……。
[口元に手を寄せ、俯きがちに考え込む]
関係ないようにも思えないんですよね……。
[ポルテの問には答える声は少し小さい]
少なくとも、家出する理由なんてなかったですし。
狐がさらったっていう話もありますけど……。
昨日の様子を見てると、しっくりこないんです。
いや、その冬木って作家志望は、一応人攫いじゃないらしいよ?
[小夜の言葉に少しだけ付けたして]
うちの家ってさぁ昔から変な力があってさぁ。八卦とかっていうの? そういう予期したり予兆を知らせてくれたりする類のものが多くてねぇ。
なぁんか知らない間に投函されているのよ。高校の時なんか毎日恐怖新聞状態だったわ。
[手紙を覗き込む人たちを横目に、アイスコーヒーを啜り]
[モミジに問い詰められても困ったように頭を掻き]
解るように説明しろって言われてもうまく出来ないけど…、でも少なくても冬木って奴はアンって子が行方不明になった件には関わっていないようだって話みたい。
ほら、こういうのって第六感とかそういう類の話になるわけじゃない?
だから信じろって言う方が変だし、菊ばぁちゃんの言ってた狐と、行方不明とこの手紙が何の関連性があるかは解んないけどさ。
少なくてもあの男は潔白みたいだよ。
人攫いという告発ならわかりますけど、「ではない」というのは何なんですかね。
[喫茶店店主の目を盗んでの買い食いは終わり、ゴミはスカートのポケットにしまいこんだ]
まぁ、あれですよ。
夜遊びせずに早く家に帰りましょう。
愉快犯…がわざわざうちのポストに投げ文…?
だったらもう少しマシな投げ文しそうだし、もっともらしいところに投げ込まないかな? 人が集まる喫茶店とか…。
[手紙の件については、ポルテもはっきり説明できないので、つい尻すぼみしてしまう。]
人攫いじゃ、ないんですね。
……そしたら、もしかしたら人攫いが分かった時にも、そういう手紙が来るんでしょうか……。
[もし、誰か分かったら、自分はどうするのだろうか]
いや、うちの郵便ポストに入ってたんだ。
だからガラス代は大丈夫。
今の恐怖新聞はそこまで無礼じゃないらしい。
[「妖怪ポストみたいだよねぇ」
タカハルの言葉に冗談のような本気で返して]
んー、そこなんだよね。
人攫いじゃない人がたくさん増えると…
必然的に人攫いの隠れる枠が狭まるから。
あとはみんなで探してくれ! (スチャっ)
(擬音付き)なのかしら?
[小夜の疑問にもなんとなくな曖昧な言葉で答え]
ん〜…少なくてもわたしが攫われていなければ、毎日一通ずつ投函されるのかも。
誰が投函してくるのかは解んないけど…。
[ナオの疑問にも答え。
自分の家は神社でもなんでもないので、奉っている神様の名も存在も、この手紙を投函する者に結び付けられないのが歯がゆい。
もし居たら随分と信憑性が上がるのだろうが。]
[後ずさるモミジに複雑そうな表情を浮かべ]
わたしが嘘吐いている様に見えて怖い?
[首をかしげながら尋ねる。]
いや、怖くて当たり前だよね…。
変な手紙着た〜って持ってきたはいいが、信憑性も何も無いただの投函された手紙なら、どうにでも結果を偽ることも出来るしね。
でも昔からうちはこういう家だったし、困っていたら何か力になれるかなって思っただけだけど…。
怖がらせてしまったらごめん、モミジ。
[同意を重ねるタカハルには言えない。
高校時、毎夜のように悩まされたあの低く響く「しんぶ〜ん」の声と、無礼にもガッチャンガッチャン窓ガラスを破りながら、届けられた恐怖新聞の存在など。]
でも、どうせだったら1日1通なんてもったいぶらずに
一気に送ってくれたほうがありがたいんですけどね。
そうすれば、事件も起こらなくなりますし。
[ポルテの気も知らず、贅沢なことを言ってみる]
何人居たっけ? 村人…
[小夜の問いかけに首をかしげ]
ん〜、でも菊ばぁちゃんが狐とか言っているんだったら…まったくの外部の人間が攫って言ったっていうのもなんか曖昧な感じもするし…
第一普通の誘拐だったら身代金が無いって言うのも変だし、その自由帳に名前が書いてあって、消されているって言うのも謎。
だったら――
…身近なものの犯行?
[アイスコーヒーをちびちび啜りながら首をかしげて]
まぁ、確かに一通だけじゃなく、どばーって投函されたらそれはそれで早期解決だけどねぇ。
でもこの手紙ってどうやら人間が投函しているわけでもないようなんだ。
じゃぁ何かって言われてもわたしもさっぱりだからわかんないんだけど…。
[でもなんとなく感覚で異次元辺りから飛ばされてきているような感じは手に取るたびに解る訳で]
…宇宙からの交信? それとも未来からの手紙…?
[だんだんと問題がかけ離れていくのを感じた。]
郵便受け見張っていたら、誘拐犯来るかも知れませんね。
[少し笑って、喫茶店の扉を開く。
むせるような暑い空気が流れ込み、サヨは顔を顰めた]
[頭を下げるモミジに慌てて手を振って]
誤解させてごめん…。
ん〜、確かにアンって子だけの人攫いだったら普通に外部の人間って思うけども…。
たださぁ、何でこんな地元でも限られた人しか立ち寄らない喫茶店の自由帳に名前が記載されていて、挙句赤いインクで消されていたわけじゃない?
外部の誘拐犯がそこまで手を込んだことをやるかなって事が一つ引っかかったのと。
あと村の人でも常連でもない人間が、わざわざこんな手の込んだことをするのかなぁって思ったのもあるかなぁ?
って何でわたし警察でもないのに推理してんだろ? 常連っていっても大概高校生なのに、人攫いって出来るんかって話よね…。
[突っ走りすぎた自分の妄想をかき消すように、ポルテは一気にコーヒーを飲み干した。]
[名前の書かれた頁にたどり着く、名前を上から指でなぞっていく。そこには確かに9人の名前と赤く塗りつぶされたアンの名前があった]
だれよ、こんなの書いたの。
[近くにあったボールペンを手にとって、ぐりぐりと自分の名前を黒で塗りつぶす]
よし、赤になんか負けないんだから。
[ふふんと鼻で笑ったところで息を飲む。ぶわりと黒のインクが水に滲むように延びて、そのまま消えうせた]
そうか。一晩郵便受けに張り込み…ってそんなのやりたくない。
[小夜の言葉に想像するも一瞬でかき消し。]
てかあの自由帳に描かれていた絵って何だろうね? しかも菊ばぁちゃんの狐ってのも気になるし…。それとわたし的には手紙の投函…。
これって本当にただの人攫いなの、かなぁ?
[と、現実を確認するかのように、リウが手にする特大オムライスを眺めながら独り言のような*呟き*]
[ポルテの推理にふと思うことがあった]
……アンを攫った狐が化けてるんだとしたら、割と納得行くかなって思ったんですけどね。
[そこまで言って、余りにも自分の考えが現実離れしていることに気づく]
……ないか。いくらなんでも。
私も、おかしくなってるのかな。
/*
ちなみに、1969年7月20日が、アポロ11号の人類初の月着陸。
一応ビートルズとか、それらしい時代の物は混ぜ込んでみたつもりですが。
40年前だと、高度経済成長期。
まだ生まれてないけれど、あんまり離れた次代って感じはしないんだよね…
…中身が年寄りとかいうなww
*/
[学校に向かうサヨの姿を見送って]
大変だ……。
今日だけは勉強が手につく気しないよ。
[謎だらけの失踪騒ぎ。しかも消えたノンがそれなりに親しい人物とあっては]
誘拐犯の方が、姿が見えるだけマシなのかな。
[ポルテの話を聞き]
「否 人攫い」??
確かに人攫いじゃないですけど。
でも他の人にもあの子を攫う理由はないですよね。
とすると…
狐…とか、そういう話なんでしょうか?
幽霊とかそういうものは信じていないんですけど。
[アンが消えた---
その次の日、ヤスナリは学校の近 くにある夜刀神社に来ていた。神 社の裏山にある湖にくると水面を 凝視する]
まさか、な・・・。
[ぱしゃり。水面で何かが跳ねた。
音のした方を見ても何の姿も見当たらず]
ここ、生き物いるんだっけ・・・??
あの・・・魚・・・なーんか見たことあるような気がすんだよな・・・
[ぽつり、呟く。]
だけど、この神社、魚の神様奉ってるなんてきいたことないし・・・。
[来る時には参道に狛犬も見ている]
だけど、この湖、底見えねーなぁ・・・
[ぱしゃり、と水面に手をつけてみた]
ん、やっばい。
バイト…!
[みんなの話を聞くうちに時間のことをすっかり忘れていた。勢いよく残ったオムライス、パスタ、カレーを食べると立ち上がり]
なんか分かったら連絡お願いします。
それか、これにメモしておいてください。
夕飯の時また来るから。
[例の自由帳をさしていうと、来た時と同じ勢いでバタバタと立ち去った]
[ぐるりと考えをめぐらすフユキに向けて]
狐が攫った、ってのはサヨ……っていうか、菊婆が言ってたみたいなんですけどね。
でも、誘拐犯にしても身代金の要求はまだないみたいなんです。
だから、そういうお金目的じゃないのかな?って。
[しばらくぼーっとしていたが、程なくして席を立つ]
そろそろ家に帰るわ。疲れたし。
明日になったら、アンちゃんが帰ってきてるかもしれないし。
[出入り口のドアに向かえば、途中いつの間にかフユキが居るのに気がついて、軽く会釈をしてその場を離れる]
それじゃ、また明日にでも様子を見にくるわ。
[ドアをあけて、喫茶店から*出て行った*]
―公共水泳場―
…魚か、はたまたライオンか…。
[昨晩聞いた水音を思い出し、老若男女が戯れる水面をじっと見つめる。さきほどの自由帳のイラスト。消えたインク。ふるりと首を横にふる]
…いかんいかん。桑原桑原。
あ。
そこー、飛び込まないでくださいー!
[ピピーッとプールに笛の音が*響いた*]
[また声が聞こえる]
マダ・・・タリナイ・・・
ツレテ キテ
オトコ・・・ノヒト・・・
ナマエ・・・
[無意識に、声と同じ事を呟いていた。]
今、の、俺の声・・・・・・!?
[何処からかまた別の声が聞こえた。以前のものよりは優しく囁くような・・・]
だぁれ・・・って・・・????
あのノートにあった名前・・・
冬木夏彦・・・
[何となく、アンの隣にあった名前を思い出した]
[喫茶店を後にするモミジに挨拶をした後で、フユキと一緒に思考をめぐらす]
ですよね、お金目的なら親と早く連絡取りたいところでしょうから。
昨日、最初に見たときはアンの名前も書いてあっただけなのに、気が付いたら赤く塗られてて。
それに、昨日はここで赤いペンなんて見てないんですよ。
[聞こえる声は、男か女か。それすらも理解できないまま、首を縦にふる]
わかった…連れていくよ…
[口の端を歪め、軽く笑う。
赤い舌がちろちろと*蠢いた*]
[やはり生き物の気配は無くー]
って俺は何考えてるんだ。吉田が
居なくなったのは、あの店の中でだし・・・
何か思い出せそうなんだけど・・・
あれ、いつだったっけか・・・
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