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[と、言っている内に、若女将にタイトルを奪われ、取り囲んでいたお子様と不審者は、露天風呂を見に出掛けてしまう。]
…こんな時にはお茶でも飲みましょうか。
[勝手に広間に上がり、お茶を入れようと戸棚を開ける。]
おや? 蝋燭が…。
しかも名前入りだなんて、随分と――…
はっ! 姉さん! 事件です!
[バタン] [戸棚の戸を閉めた音]
家政婦さん?
[レンの声を聞き、広間へと小走り]
ようこそ、おこしやす。
ここに必要事項を書いて。
[ノートを一枚破ると、
一番上に「りれきしょ」と書いて、テンマの前に出す]
[お茶を飲み損ねていると、掛けて来るタイトルを奪った若女将。]
は? 必要事項…ですか?
[手渡されたノートの切れ端には【りれきしょ】とひらがなの文字。]
『これは私に転職せよとの、神からのお告げだろうか? いやしかし、私には代議士秘書という肩書きが…』
[葛藤。
そうこうしている内に、新しい人物。
二枚目を地で行く青年。好敵手!?]
…こんばんは。大沢家政婦紹介から派遣されました…天間です。
[とりあえず名乗ってみた。
今後の好敵手になるやも知れない相手に。]
[庭でドラム缶の露天風呂を眺めています]
うわー、すごーい!
[歓声をあげてドラム缶の周りをぐるぐると回りました。
内側を覗きこもうとジャンプ]
・・・届かない。
[あきらめて、ソラの横にしゃがみこみました]
[ふいにスーツ姿の男、テンマに話しかけられて、やや驚いたように]
あ……はい、今晩は、初めまして。
私は石田冬樹と申します。
[仮にも好敵手認定をされているなどとは露知らず、反射的にか幾分かしこまった調子で挨拶し返し]
[ソラの申し出に少し考えた後、首を横に振りました]
ううん、見たいけど、いいよ。
お風呂に入った時に、中、見られるよね。
その時のお楽しみなの。
[ソラが運んでいた薪よりも、はるかに重い自覚はありました]
[男は囲まれていた。
若女将と名乗る、タイトルを奪った少女と、イケメン眼鏡と、そして不審者に。]
あ、石田さんと仰るんですね。
どうも、貴方も此処の家の方なんですか?
[さらさら。ペンはノートの切れ端を走る。
ふと、畏まられたなら視線を上げ、人のよさそうな笑顔。
そして若女将にはやや緊張した面持ちを浮かべ、後ろの嬉しそうな不審者には]
『何故誰も指摘しないのだろうか…』
[一抹の疑問。]
[レンの大声を耳にして、広間の方をぼんやり見ていました。
ソラの質問にはっと気づいたように我に帰り]
中のお風呂、ある、あるけど、
だけど、たぶん。虫が出るかも。
[どんな虫かを話すかわりに眉をひそめました**]
[庭の声が聞こえてくる]
中のお風呂に虫が居るんだー。
おじさん家政婦さんの出番だね。
ていっ! とか てやっ! って。
虫を一網打尽にするの? 大沢天満さん。
[何かすごい技を持っているに違いないと確信した様子]
[そして【りれきしょ】に、志望の動機を書こうとして、ふと我に返る。]
はぅぁ! 私としたことが!
この屋敷に一晩お世話になろうと声を掛けるつもりが、うっかり現実逃避を口にぃ!
はっ! 虫ですか? 虫なのですか!
家政婦としての第一歩としての、虫退治ですか!
[不審者からの期待の声に応えようと立ち上がろうとして…]
あ、羊羹とお茶、いただきます。
[目の前のおもてなしに即座に座り込んだ。]
うん。
羊羹美味しいよ。食べて食べてー。
食べたら虫退治がんばってね!
[へらりと笑って自分も羊羹をひとつつまむ]
時給って1万円くらいなのかな?
がんばってね。オレ応援する!
[真顔で言い切った。@0]
部屋戻ろうか。
[ルリに声をかけて立ち上がる。
虫のことを思い、廊下の隅に警戒しながら広間へ]
それは。
[羊羹が、何か得体の知れないものに見えてびくついた]
……あ、試用期間。
[左の掌を右拳でぽんと叩く]
羊羹、もらう。
甘いもの分、補給……
[ネギヤに手を振ると、羊羹を薄く薄く、
向こう側が透けるくらいにスライスしていく]
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