[1] [2] [3] [4] [5] [6] 絞り込み / 発言欄へ
/* チラシ裏
どうしよう。アンがまゆげコアラ…
[さすがに途方に暮れている]
1日400ptって辛いわ…。
そして完璧に寝るタイミングを逃したので居るだけです。
もう寝ます。おやすみなさい
ぽーん。
柔い電子音が鳴る。
エレベーターの扉が静かに開いて、
コンクリートの床に置かれた生首がひとつ見え。
エレベーターの扉が静かに閉じる。
頭に乗ったベレー帽。
扇状に床へ広がる長い髪。
きょとんとゆるい驚愕を浮かべた面持ち。
『 えっ 』
くびになったアンが発した声は、
エレベーターが動き出してから
一同の脳裏に思い起こされる。
淡く光るコンソールは、
オペレーターの操作を受けつけない。
『 ひとり、追い出してください 』
抑揚のないアナウンスは、*それきり*
…………
アンちゃん?
[扉の向こうと、さっきまでもう一人がいたはずの空間に交互に視線を投げる。]
[どうしてアンの顔は、あんな低いところにあるのだろう。]
……………………。
[扉脇の釦のあれこれを、震える指で押すのだが、鋼鉄の函の動きは何ら変わりはなく**。]
[かしましかったエレベーター内が、
見えた光景に しん と静まり返った。
黄色い錘だかテントだかとともに
居座るつもりらしいチカノの脇腹を
もういちどくすぐる構えをしていた
両手から力が抜け…ゆるりと降りる。]
[今しがたまで同じ空間に居たはずの
アンが漏らしたのと同じ驚愕が口をつく。]
えっ。
[扉が閉まる間際、アンの唇は
まだなにか動いていたようだったが――]
[それが『ま、まゆげコアラ。』なる呟きとは
驚きのあまり思考にとどまる余地もなかった。
ナオがコンソールをむなしく操作する音を
耳にしながら、手足が冷えてくるのを感じた**]
とうっ
[思わず、少女は黄色い錘だかテントだかをアンの"それ"に向かって投げつける。幸か不幸か、それは目標をはずれてエレベータの外に重い音を残して転がった。少女は一目散に逃げようとする。逃げようとして、逆に一歩下がる。]
追い出されたら…ああなるということか?
[二歩、三歩と後ずさり、サヨにぶつかる。
はた迷惑にも、狭いエレベータの中で絶叫する少女だった。
まゆげコアラ。私にはそれが気になったが……。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] 絞り込み / 発言欄へ