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[うろうろしているうちに、何かが足にカツン、と当たった]
…なんだろコレ。ポケコン?
どっかで見たことあるような……あ。ネギヤさんの!!
[ポケコンを拾い、開くとMAPが表示されている画面]
MAP…ここの?…地下別棟MAP。
すぐそこのドアがメインモニター室、地上棟のすぐそばに隔離室……隔離室って、アンがいるって場所?
メインモニター室のドア、ちょっと開いてる…誰かいるのかな。ネギヤさん…?
[ポケコンの持ち主の名を呟きながらメインモニター室へ]
[メインモニター室の中には、よく見知った穏やかな人物がずらりと並んだモニターを見つめていた。]
ネギヤさん!ここにいたんだね!
突然いなくなっちゃったって皆が言うからどうしたのかなって心配だったんだよ!
そうだ。
このポケコン、ネギヤさんのでしょ。落ちてたよ。
[ポケコンをネギヤに渡そうとするが]
え?ルリが持ってていいの?
だってコレ、いろんなことができる凄いのなんでしょ?
…ネギヤさんがそういうなら、いいのかなぁ。
[「地図もある。隔離室の音声を拾って録音してある、再生してみるといいよ」とのネギヤの言葉に]
…隔離室。アン。
……ルリ、行って来る。
[メインモニター室を去ろうとすると「ちょっと待って」とのネギヤの言葉]
なぁに、ネギヤさん?
…地上が見れる携帯モニター?こんなのあるんだ。ルリにかしてくれるの?ありがと、ネギヤさん!
[腕時計タイプの携帯モニターを右腕につけようとしたが、少し迷って左腕につける。]
[ポケコンで隔離室の音声を再生確認しながら、隔離室方向へ歩いていく。
やがて、隔離室前へ辿り着き]
…ここかぁ。
[入りたい、と言うと警備員はすんなり通してくれる。特に何も言ってこないことを妙に思ったが、意を決して隔離室の扉を開く。]
[部屋に入ってきたルリに気づく]
・・・・はじめまして
そう、私がアンよ
ルリは思ってたよりもかわいいのね
壊せなかったのはどうしてだと思う?
そのリボンは飾り?それとも何かの機械かしら?
[微かな笑みを浮かべながらルリのリボンに*手を延ばす*]
[リボンに触れられる事になんの抵抗も示さず]
残念。リボンは院のみんなからのプレゼント。普通のリボンよ。
リボンよりももっといいものがあるよー。
[もったいぶるように後ろに隠していたポケコンを差し出す]
ネギヤさんのポケコン。プログラム専用の機材って訳じゃないからなにをどこまでできるのかわかんないけどね。
[そう言うと、服をめくり、お腹のカバーを強引に取り、様々なコードとポケコンを鮮やかに繋いでいく]
[繋いだり、時には足りない部品を自分の中から強引に取り出して付け加えたりを繰り返し、やがて]
これである程度パワーは出るんじゃないのかな。
なんでもできるね、きっと。
[ポケコンと繋がったまま、しれっ、といい放って。アンの前に座った]
……ウィルスとワクチン、同時に用意できてこその真プロだってよく言うよね。
[静かに、アンの目を見つめた]
[延ばした手を止めリボンには触れずポケコンを見据えながらしばらく沈黙する]
・・・・。
[やがて左の手で自分の右の腕を掴むと右の腕が取り外される]
義手よ......
この腕の中に二人に仕掛けられた破壊プログラムが入ってる。爪の先からナノマシンが飛び出す仕組み
これをイブで解析すればたぶん可能だわ.....
でもね....
問題はあるの
私はイブの防衛システムにここへ来たとき最初に細工した。
イブは防衛システムが停止しおそらくその危険性から強制スリープ状態になる。そのタイミングで私はイブにもこのウイルスを仕掛けようとしたけどその効果がでるのはおそらく明日よ。
だから悪いけどもう遅いの。
[外した右腕をまた体に引っ付ける]
私があなたを壊せない理由だけど
簡単なことよ
閉じ込められてたから何も出来なかった
この手であなたに触れさえすればいつでも壊せるわ。
でも今はやめてあげる。
スパイの方が*問題だから*
[義手を直したアンに]
そっか…イブの防衛システムに細工、したんだ。
「おそらく危険性から強制スリープ状態になる」ですって?
……冗談。それが起こる程のものなら、そんな生ぬるいことじゃ済まないよ。
『イブは、身の危険を感じると機密保護のため自己破壊を行う。』
…ハツネとオトハが無事でも、あのイブでは解析できなくなっちゃった、ってこと。明日、かぁ……。
よかったね、アン。イブを広めたくないんでしょ。イブのコピーができなくなって、嬉しい?
[目をじっと見つめたまま]
イブの子とウィルスの仕込まれてるその義手、どこまでできるかわからないけどとりあえず何かできそうなポケコン。そして、すごい腕前を持つアン。
すごいね、この部屋にはみーんな揃ってる。
…アンの思うようにするといいよ。ルリは、ハツネとオトハを助けたいとだけ言っておく。
あとはどうぞ、
[お好きに、と言って、ただ静かにアンを見つめている*]
[ふと振り向いたのは、何か音がした気がしたから]
またか。
[廊下を浮遊する蝶は静かに近付いて来て、差し出した左手に止まった]
レンなのか?
[蝶が指先から飛び立つと同時に、ブレスレットがバラバラと床に散らばる]
[ジュンタのPCに送信した中には、マスターとの古い記録も含まれていた。]
私にはわからない。何故マスターは笑ってくれないのか。
[うなじのコードを通じて送信される0と1の羅列。それが自分の意識の全て。そう感じることさえも、プログラムの一部。”デジタル”]
私の身体も意識も、”デジタル”で現され、作り出されている。
だから、私は、デジタルではない、”アナログ”なものに憧れる。
数字やプログラムで作り出すことのできない『心』が欲しい。
……『わかちあいたい』…… [ルリの言葉を再生して、呟いた。]
[送信を終えて、コードを抜いた。]
ネギヤさんのポケコンをつかって、ルリちゃんとアンさんが何とかしてくれると良いけれど。
[うなじのインターフェースカバーを閉じた。]
……ルリちゃん、ブレスレット落としたみたい。探してきますね。
[コードをジュンタに返して、検査室を離れた。]
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