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[使い魔は4個を食し、手元には2個を残すのみ]
忘れてた。
よく食べる子だったねあんた……。
[それでも自分の分は残ったので良しとはするが。
爪楊枝でたこ焼きを持ち上げ口に運ぶ。
ちょっとだけ冷めてはいたが、]
うん。美味しい。
やっぱり近海のタコが一番信頼と安心を寄せられる。
[もぐもぐ。二個目突入]
そういえば。
ずっと北の方ではたこは“悪魔の魚”と呼ばれてるらしいよ。
だからそこの人達は、こうしてたこ焼きを食べることもなく生を終えていくんだろうね。
潤いがないね。若干。
[ごめんなさい死にたくないの。
そんな声が聞こえた気がする。
でもそちらを見た時、
もう女性は横顔を向けて走り始めていた]
俺は、大切な奴には何をしてても
嘘をつきたくはないけどな。
ばれなきゃ何してもいいって考えは
ガキだな。
[覚悟が出来ているという6thを帽子の鍔の影で視線を隠すように見詰めながら]
誰かに見られて萎えるようじゃ、
男が廃る。
─ 日用品売り場→食料品売り場 ─
[辺りを探索しながら日用品売り場を過ぎ、
食料品売り場に差し掛かろうとした時、
見えるは柱で見かけた事のある人物が二人]
わ…とと。
[慌てて缶詰の山の後に隠れはしたものの、日記を見れば「5th、6th 10thに見つかる」と書かれていて。
日記に従うつもりは無いが、どうせ見つかるのであれば、と、そのまま会話が聞こえるだろう範囲まで近寄ろうと歩んでみた。]
惚れるなよ
[冗談じみたメッセージを最初に伝えて
それから、少しまた間を置いてから]
生き残って自分の世界を救う
その為なら、俺の手が汚れても 構わない
[彼女に人が殺せるかまでは解らない。
けれど、自分は――と考えれば、]
俺もまだ地図は見ていない。
地図を見ながら、武器を調達しに1Fか。
こいつよりマシなもんは見つけたいが。
[右手に、たこ焼きの錐を取り出してみせる。
近接であればともかく、どれほど使えるか正直心許ない。]
…ん?
[纏まって動くべきか離れるべきか。
クルミとの握手を交わしたところで、
何か思いついたらしきに彼女へと目を向けた。]
なるほどな…。
よし、よし。
[我慢しているのはよくわかった]
[目はアンを追いかけるが――、子供の声に、意識が戻る]
あ、あぁ。知り合い、うん、そうなんだけれど、違うというような……
あのひとは、おいらの大事な――うーん、友達、とそっくりなんだな。
[おっちゃんという言葉にはとほほと頭をかいた。実年齢は10歳ですといっても信じてもらえないだろうから]
[さて近づいてみようとしたものの、
トイレに向かう10thとすれ違う形で見つかり、
隠れようとした自分の姿に少し恥ずかしくなった。]
なんつーか、渋いおっさんだな…。
[10thの背中を見つめ、
自身は隠れる姿勢を崩し、
残された少女の方を見つめるか。]
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