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[学校の廊下での出来事をふと思い出す。
人見知りは克服したんだと、笑っていた姿を。]
ああ、そうそう。
あの時だって、櫻木さんに良いところを見せようとして、虚栄してただけだ。
おかしいと思ったんだ。
いつもお前の周りには、誰も居ないのに。
自分から話しかけていくなんて出来ない奴が、克服できてるようにはとても見えなくて。
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近藤さんはコハルちゃんがいるからいいけど、俺なんて上でも下でもぼっちやで・・・。
もうしょうがないから、2日目に墓下で近藤さんと桃るしかないのかと、覚悟したほどやで・・・!←
あははっ。どうせ今のクラスでも浮いてるんだろ。
[そうやって嘲るような口調から一転して、囁くように優しげに、次の言葉を紡ぎ出す。]
―――でも大丈夫。
僕が側に居れば、周りに溶け込めているような気分になれるよ。
…まあ、僕の周りに寄って来るやつらは、お前に興味なんて、ないんだけどね?
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椎名くぅん?
投票で対立票入っててわたしびっくりしたのよぅ?
確かに凶器用で水筒を用意してたけどまさか教え子に使うとは思わなかったわ…。(笑)
(※普通に嘆き悲しみつつの発狂ロール予定だった)
[胸に飛び込んできた小鳥遊の背に腕を回し抱きしめる]
すみません、…あなたをここに連れてきてしまって…
[震える肩に手を置き、もう一方の手で何度も髪を撫でる。
生きていて欲しかった。
無事に還って欲しかった。けれど、願いは届かなかった。
後悔はあるけれど、こうして再会できた事を嬉しいと思ってしまう。
罪悪感は伴うけれど]
もう置いて行ったりしないよ…ずっと、傍に居るから。
[彼女の魂に安らぎが訪れますように…泣き止むまでずっと、そうしていた]
[くつくつと喉を鳴らしながら、更に話は続く。]
僕はね、友達を作れないでいるお前が不思議で仕方無かったよ。
だから1年の時に声かけたの。
そういう奴を手懐けるっていうか…まあ、信頼を得るには容易い存在だったな。
所詮お前は変わってなんかいなかったんだよ。
そう、高校に入りたての時と同じまま。
変わってみようと努力したって、根っこにあるものまでは変わんなかった。
[軽蔑するような視線を投げるが、弓槻はそれに反応しようとしない。]
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櫻木さんが死んだ段階で詰められる情報揃ってたのにねぇ。
ううん、流石に40ptでラスト黄泉還り追い詰めるのは無理ゲーだったわぁ。(笑)
まあ、無視してもらっても構わないけど――
[視線は近くにある櫻木へと向けられる。その命を奪ったのは自分だ。]
――その死体がそんなに好きなわけ?
話しかけたって返事があるわけじゃないのに。人の情ってのが、良く分からないな。
諦めなよ。
どうせ届く事なんて、ないんだからさ。
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