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[ふらりと横丁に入るのは、帽子とマフラーで顔を隠した男。
怪しげな風体は、テレビでは馴染みとなっている
それを隠すためのもの]
……本当に、あるんかな?
ここが「そう」だって聞いたけど……。
……なんで思い出せないんだろうな、
あいつのこと。
[今は1人でテレビに出ているが、
売れない頃は2人でやっていた。
突然1人になって。
頑張ってしばらくして
テレビに出られるようになって現在に至る。
友人とコンビを組んで<<15>>年目の別れ。
昔のことは覚えていても、
別れ際のことが思い出せない]
あいつに言わなきゃいけないこと、
たくさんあるんだけどな……。
電話も繋がらないし。
[独り言をいいながら横丁へと入っていく。
その景色はレンにとって古臭いようにも
懐かしいようにも*感じられた*]
……俺は編集者であって、
記者じゃないし、作家のアシでもないんだがな……
[ぼやく口元から白い息が空気にまぎれる。
締め切りに追われる作家を激励にいったはいいが、どうしても気になる“噂”があるからたしかめてほしいと缶詰状態の作家に懇願されてしぶしぶ横丁へとやってきた。
なにせこの気掛かりが解消されなければ筆が進まないと言われてしまえばどうしようもない。
作家が口にした“噂”は編集者も話のネタとしては知っていた。
気にならないといえば嘘になる程度に気にしてはいたけれど――]
[横丁の路地裏に佇む古い焼き鳥屋の壁には、
「ニッカウヰスキー」「イカリソース」等、
赤錆たブリキの看板が打ち付けられている。
現代に似つかわしくない街並み。]
…。
[狭い空を見上げ、白い息を吐く。
黒い鞄を重そうに抱え直す、背広姿。]
常盤木は鮮やかで美しい緑
彼女によく似合うと合わせたのだが
アレを着て、どこかに行ったきり戻ってこんのだ
三味線の稽古も放り出してどうしたものか
[編集者が足を踏み入れたのは、古臭さがそこかしこに残っている路地。
錆びた看板があれば、青いポリバケツが無造作に置かれていたりもする。
そんな路地に視線を運らせれば、ふと香ばしい匂い>>11が路地を行く風にまぎれて届く]
――焼き鳥、か。
[“噂の店”の近くに何があるのか。
それもまた噂として流れてはいたが、その内容は様々で。
噂を口にする人によって変わるものだから何があてになるのかすらも不明だ。
噂のあやふやさに、ため息を隠すようにずれた眼鏡を押し上げる。
言葉をかわす二人の人影は見える距離にあるが――]
焼き鳥屋の角を右、小さな社の先……だったか。
[鼻腔を擽る匂いで思い出した噂の一つに気をとられ、二人の会話は耳に届かない]
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