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また、文字でも書かれていたりするんですかね。
[おもむろにセカンドバッグから手帳を取り出し、頁を捲る。
数秒間、息を止めた。
ふるふると拳を震わせる。]
あん、のやろう…っ!
前から気に入らん気に入らんと思っていたが…!
[傍らの堂禅からは、どす黒い色をした花水木の絵だけが見える筈だ。]
[ハナミズキから心を戻すと、花の香りに混じった血の匂い]
……え?
[振り返り、床に目を落とす。そこにある無惨な姿になぜか目を奪われて]
綺麗です……
[つぶやきが漏れる。医師が首を横に振るのが、やけに遠くに感じられた]
[ザザザッ 音を立てて 突風が吹き去る]
霊を看る者が…逝ったか…。
[ポソリと呟く。]
後どれだけ…護るためには必要だろうか
纏った風を放った…。
理不尽な死はもう嫌だった。
意味もなく大事なものを奪われる側にいるのは嫌だった。
護れる力があるならば…。
大事なものを護るために使う…。
迷いはなかった。
[風の中ハナミズキの間を通り抜けて自室のドアをあければ すぅすぅと規則正しい息を立てて寝ている少年の姿。]
ぽふり
[安心したように 頭を撫でた]
[風雪の奇妙な呟き。
訝しげに首を捻る。]
風雪センセ、こんな無残な死体を綺麗というのはどうかと。
まあ、いいです。
………あの男はバケモノですよ。
花水木のバケモノ、と仮称しておきますが。
[手帳の頁を、堂禅に見せる。
どす黒い花水木の絵と、天馬 啓太と掻かれた文字。]
くそっ!
一番危ないのは獏じゃねえか。
…センセ、ここの見取り図何処だ?
くおんのちかい、久怨の誓い……ですか。
[ドウゼンによってまぶたが下ろされるたビセの顔を見つめた後]
リタさん、どうかされたのですか?
バケモノ、とは……一体。
[手帳に視線を向け、グリタの様子を不思議そうに見る]
[夢を、見た。昨日の続きの夢だった。
花びらの底なし沼に吹く、花嵐。そこにもう膝まで埋まる人々。
俺は隣の義兄を必死で引っ張り上げる。
ふと、遠くに親父の姿が見えた]
………穏っ!(親父。親父。起きろよ、親父!)
[喉をからして叫んでも、届かない。
親父の所に行くためには、義兄を離さないといけない。
必死で進もうとしている時、右でアンが、左でビセが、
音もなく花の沼に沈んでいった]
[声を枯らして、鳴く。残るは、大きな2つの波紋だけ]
[自室の寝台の上で、ただ、無表情に夢を見る**]
『くおんのちかい』。…久遠の誓い?
変に穏便な言葉ですね。…バケモノに誓う事などあるものかとも思いますが。
[風雪に説明を求められ、何処か落ち着かない様子ながらも答えを返す。]
説明している暇もあんまりありませんが、ううん。
私はバケモノか人間かを見分ける事が出来まして。
暴く者、とでもお呼び下さいな。…非現実的な話で誠に申し訳ありませんが。
なんだかんだで、あの男は獏の傍につきっきりでしょう。
だから一番危ないんです。
[古びた地図を、まじまじと見る。]
借りても構いませんかね、これ。
[目指したわけでもなかったが、そのうちに管理棟の傍まで着き。棟からどこか妙な雰囲気が漂っているのに、中へは入らず、少し離れた場所で様子を窺う事にした]
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