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おネギ! ネギヤあ!
[廊下から家主の名前を連呼する。
手には握りしめた形に皺のよった手紙を持って]
アンタまたあんな思わせぶりな手紙よこして。
まさか昔の写真持ちだそうってわけじゃな――
[ぴたり。
客室に一歩踏み込んだところで凍り付く]
――ば、馬鹿ネギ!
なんで他にも人がいるって言わないの!?
[真っ赤になってしゃがみ込む。
高校大学を共にしたネギヤからのあだ名は「片肌脱ぎ」。学園祭での出し物でやった時代劇で片肌脱いだ、そんな思い出である**]
[ぴんぽーんとチャイムが鳴る]
ネーギーヤーくんっ。
にゅーしんしましょーっ。そーしよう。
[のんびりと声を掛けつつ、遠慮なくドアノブをがちゃり]
おーじゃましまーす。……あれ?
[迷うことなく慣れた様子で客間まで移動し、いつもより多い人数に首を傾げる]
いただきまーす。
[ゼンジに一礼して、大福をもぎゅもぎゅとしながら]
入信しませんか? 今なら洗剤もつけますよ。
[穏やかな笑顔でみんなを勧誘**]
いい香り……金木犀の花ね。
[庭を眺めながら客間へと向かう]
思い出すわぁ。ネギちゃんの小さかった頃を。
幼稚園の中庭に落ちた金木犀の花を小さ拾い集めて、お友だちに自慢していたっけ。
うふふ、お手紙ありがとう。先生嬉しいわ。
幼稚園を辞めてからも、こうして思い出してくれて。
今日は幼稚園に飾ってあったお人形を持ってきたの。ネギちゃん、覚えているかしら。
あ、あら?皆さんもネギちゃんのお知り合い?
わたしはボタンと申します。
[その場にいる人々に自己紹介]
ネギっちすげえなあ。先生かあ。
昔から作文上手かったけど、なあ。
[編集者にもらった名刺をしげしげと眺める。
やがて、和服の男が客間に現れるのへ目を瞠った]
ん、あれ?もしかして……ゼンちゃんか?
覚えてねえかなあ、俺ガモンだよ。ガキの頃、ネギっちと一緒に何回か遊んでもらって。
いやあ、なっつかしいなあ。
あ、俺いま、隣町で板前やってんの。雇われだけど。
[店名と電話番号、地図の書かれた名刺大のカードを皆にも配った**]
─ 客間 ─
あたしみたいなもんがお呼ばれしちまって良かったんですかねぃ。
[客間の隅にてひとりごちる。
数年前まではネギヤに雇われてこの屋敷の庭師を務めていた。
しかし腰を悪くして引退、それからは隣町で隠居していたところに、ネギヤから手紙が届いた。
一介の庭師であった自分をこうしてお呼ばれしてくれたことに感動と、懐かしさを覚えてこうしてやってきたわけだった。]
ソラまで連れてきちまったし、すんまへんなぁ。
悪さはせんで許したってな。
[ソラと名を呼ばれた猫はウミの唯一の家族。
大人しく背を撫でられながらウミの腕に収まっていた。]
ほれ、お前ぇさんも挨拶せな。
[促せば、にゃあお、と集まった者たちにつまらなさそうに挨拶。]
[ネギヤが招いた者は、板前、職人、編集者、同級生、
元保育士と多岐にわたるようだ。
中には、庭仕事中に見かけた面影がある。]
ほっほ。
立派になってまぁ。
[しかし落としたばかりの枝を使ってチャンバラごっこをしていたのは誰だったか、記憶は曖昧だった。]
ああ、これは美味い。
こらこら、ソラ、お前にはやらんよ。
[和菓子職人が手土産に持ってきたという
和菓子を頬張れば、その美味さに舌鼓を打つ。
甘い匂いに誘われた猫がスンと鼻を鳴らした。]
お手紙ありあとございあしたー、ネギさん。
こうやってお邪魔するの、なんか久しぶりっすねー。
[まもなく客間に顔を出した人物は、ネギヤの近所に住まう営業職の男。
童顔がコンプレックス。
ご近所では「とっつぁん坊やのギンちゃん」として親しまれている。]
なんすかぁ? ずいぶん、お客さん来てますね。
あ、やべ。オレ、名刺とか持ってきてねーわ。ウチの鞄の中に置きっぱだわー。
あー…、まあ、会社員やってるギンスイっす。
ネギヤさんちの近所に住んどります。初めての方は初めまして。
お団子いただきますわ。
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