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[皆が誰かを探してきょろきょろしているのにつられて部屋を見渡して]
あれ?あのお姉さん……さっきまでいたよね?
どこいったんだろ…。
[開いたドアを見やり、首をかしげる]
アンさんは、スパイじゃないみたい。クラッシャーだと言ってる。
ロボットが嫌いだから壊しに来たのだと。盗みにきたのとは違うわ。たぶん。
[ゴシック体で印刷されたカードを、テーブルの上に放り投げる。
裏面にアンの名前が書いてあるのが見て取れたが、それは少し掠れていた]
うなじ……?
[オトハ>>12の言葉を繰り返し、記憶を確認する。
左手をうなじに伸ばして、顔をゆがめた]
何それ。
壊してどうすんの。監視されてるくせに何が出来んの。
[続いて耳もとから聞こえる声>>+3には。]
違います。
違うわ。
数式やプログラムで作り出せるほど、簡単なものじゃないって、知ってるくせに。
ルリちゃんは大丈夫なの?
[ここに居るもう一体のロボットの名をオトハに告げるが、アンの声は自分には聞こえない]
いや、待って、何言ってんの。
クラッシャーとか、あるわけないじゃん。
どんだけうちの研究所、間抜けなんだ。
[笑う声は掠れて、先ほどまで座っていた席にもう一度*腰を下ろした*]
危ないこと本当に起こってる…
こんな時だから、ルリがしっかりしないと…
[純太からもらった恐竜のぬいぐるみと、ハツネからもらったメモ紙のピアノをしばらくじっ、と見つめて*]
高校二年の春、レンから手紙が届いた。
帰宅途中、見知らぬ男に手渡されたハート型の折り紙がそれだった。
『世界を変えてみない?』
その子どもじみた文面に、私は自室で声を出して笑った。
あの男が何者だったのかは未だに知らないし、レンが誰にそそのかされたのか、あるいはレンこそが首謀者なのか、それも知らない。
ロボットが嫌い…
…スパイより質が悪いな。
しかも既に埋め込まれて…?
[小さく呟きながら腕を組んで考え込む]
neckと手腕部か…
[切り落としてももう駄目かな…、と
考えている事は容赦ないのだけれど*]
心配しなくても大丈夫。
なんかあったら、意地でも、暴走する前に止まるから。
[ブレスレットをはめている左手で、ルリの頭を撫でた]
誰かに連絡取って貰えますか?
こういうの指示出来る先生に。
ていうかアレかな、スクラップコース濃厚だったりして?
[ジュンタとズイハラに*苦笑した*]
おっかしいなぁ。どこ行ったんだろう。
[誰もいない食堂に背を向けて、検査室へ戻ろうとしたとき、
胸ポケットに入れた電子端末が振動した]
あれー?電源切っといた筈なんだけど。
忘れてたかな。
[訝しみながらそれを取り出す。
検査機器に影響するかもしれないと切ったはずの電源が入っていて、
その上簡易コミュニケーション用のウインドウが勝手に立ち上がっていた。
『¿QuIéN hAcE eSpIoNaJe?』
開いたウインドウには文字がそれだけ表示されていた]
あ?誰?
[送信元を調べようとするが端末から通信はできなくなっていた。
メールの確認も音声通話も、まったく動かなかった。
『SiE WäHlTeN EiNe LüCkE AuS.』
コミュニケーションウインドウの文字は操作を無視して次の文字を表示した]
どーなってんだこれ。壊れたかな?
[端末の電源を落とそうとするが落ちない。
持ち主の意図を一切受け付けなくなった端末を困ったように眺めてため息。
それから諦めたような表情で端末を畳んで胸ポケットにしまった]
彼女、見当たらなかったよ。どこ行っちゃったんだろう。
[検査室へ戻ると皆に声をかけるが、皆の様子がおかしいのを感じて]
どうしたの?なにかあったの?
[視線を瑞原へ、純太へ、オトハへ、ハツネへ…最後にルリヘ。
誰かの口からアンがクラッシャーだったと聞けば]
彼女がスパイってわけじゃなかったんだね。
一番の部外者だからもしかしたらと思ったんだけど。
[はぁ、と困ったように声を漏らし元のデスクの上に陣取った]
部外者というなら僕も似たようなものかもしれない…けど。
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