情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
[丁度その時、ミナツの銃は此方では無くケンを向いていたか。
腕の震えが不意に止まり、
――同時に、引き金を引いていた]
…っ
[放てたのはその一弾だけ。
左腕にずきりと痛みが走り、銃は再び地面へ落ちた]
もぅ…どうでもいい
どうなっちゃても 構わない…
[タカハルへの説得は破れナオも先にいってしまった]
誰が 死んじゃっても もういいよぅ!
[半ばやけくそに引き金に指を当てる]
[自分が撃った弾がどこかにあたり跳ね返るのが ゆっくり 目に見えた気がした]
タカハル?
[目の前で膝をつくタカハルの姿がめにはいって]
大丈夫なん?
[近づこうとして ガクン 膝が落ちる]
[眩暈のように意識が遠のき、
傷の痛みでまた覚醒する。
目の端にミナツの姿が映り]
……あ、…?
[赤い色が散るのが見えた]
…
これで おわ…ゆ?
[そういうとゆっくりと前のめりに倒れるだろう。
泣きそうな 灰色の空からゆっくりと 雨粒が ぽつり ぽつり 乾いた地面に黒い跡を残す**]
ミ、……?
[思考が痛みで上手く回らない。
膝を突いたまま、崩れるミナツに手を伸ばそうとして]
……?
[硬い物が手に触れる]
……
[地面に黒い色が染み込んで]
……あ、……
[這うように、ミナツのほうへ近付いた。
天からの雫が頬を濡らす]
なんで……
[触れた身体は、温度を喪い始めていた]
……あ、は……
[その口から洩れたのは、力ない笑い声]
はは、ははは……っ
[けれど頬に流れるものは、降り出した雨だけではない]
……は ……
[やがてぐらりと身体は傾き、ミナツに被さるように倒れた。
何処かで着信音が流れるのを、遠のく意識の中で聞く**]
[ぶーーーープログラム終了!赤組は全滅しました!ブザーが鳴り響くがもはや自分以外誰も生き残っていない。一人立ち尽くす]
終わったんだ・・・全て・・・
[その時背後から銃声がした。背中に鋭い痛みを感じ振り返るとそこにはアンさんの姿が]
ケン「アンさん!生きていたのか!同じクラスメイトの君が何故こんな・・・」
アン「クラスメイトが私に何をしてくれたっていうの?ただ私の大事な人(ヒロユキ)を奪っただけじゃないの!」
[続けざまに引き金を弾くアン。倒れこむケン]
「・・・・・・カアサン・・・・・・みんな・・・・・・うっ!」
[そしてケンは2度と起き上がることはなかった。後にはただ、死神に魅入られた一人の少女が立ち尽くすのみである]
[終了のブザー。
勝利をもぎ取ったのは白組。
けれど生き残るかと思われたケンはアンの手によって地に倒れる]
………。
こんな、終わり方っ…!
[強く拳が握られた。
地上に落としていた視線。
睨むように先程まで居た本部へと向き。
次いで眉根を寄せた表情で天を仰ぎ。
更に申し訳なさそうな表情で遥か遠い地平線を見やった]
……ごめん、じーちゃん、ばーちゃん。
それに、とーさん、かーさんも。
…俺は、どちらにも、還れない。
[小さく呟き、刹那、その場に居るとある人物に視線を向け、逸らした。
もう想いを伝えることも、共に在れることも出来ないと覚悟を決め。
ある場所へと強く意識を向ける。
それ切り姿はその場から*掻き消えた*]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [メモ/メモ履歴] / 絞り込み / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了