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[所作の粗い訪問者はさておき、先客にも不謹慎かと迷ったが、日ごろの礼と並べよそ行きの笑顔を浮かべる。
あわせて、見慣れない長髪の姿にも短い自己紹介を告げ、彼は少し離れた椅子に腰掛ける。]
変な噂も疑いも雪も、早く止んで欲しいですよね。
[ひとりごちると、鞄から本を出し視線を落とす。
ページを捲る音はさらさらと雪のように舞い、意識は嫌疑から物語へと*落ちていく*]
[読書の邪魔をしないよう静かに……などという気遣いを見せることはない。
そういうことが得意なのは酒場の主人の方]
マスターの姿が見えなくてね。
代わりに探しておくからなんてアーヴァインは言っていたけど、どうなんだか。
[入り口と暖炉の間に位置する窓の曇りを拭い、外を眺める]
人狼がどうの言っていたし、心配だ。
[ため息は、窓を再び*白くした*]
ん、ありがとな。
…へぇ。こんな時期に旅かい?色々タイヘンそうだなぁ…
名物?あぁアレな…。えぇっど…名前は何だったか
[確か複雑で憶えにくい名前だった筈だと、記憶の糸を手繰り寄せているとドアの軋む音と共に澄ました声がした>>7
と同時に、聞き憶えのある大きな声も>>8]
お!?おぉ…ローズマリーとラッセルかい。びっくりしだなぁ
こんな時でなけりゃ、そろそろ酒場に顔見せに行こうと思ってたとこだ。
そんで、ラッセル。野菜だがまだ結構余ってるから、また今度送るって伝えといてくれるか?
[既知の者達に近況を伝えると、考えるように手を顎にあてて何かを思い出そうとする]
[集会場の扉を叩く。
かじかんだ手で、微かな音で]
あの、
[ゆっくりと扉を開けると中を覗く。
見えた人たちに目を見開いた]
……ああ、みなさん。
[僅かに眉尻が下がる。
息混じりに言葉を*漏らした*]
まったく、こんな日に呼び出すなんてどうかしてるでしょ。
[雪の中を歩く。
寒くても縮こまらず、背筋はまっすぐ伸びている。
さくさくと雪が鳴る音は、集会所の前で止まった]
ごきげんよう。
[扉を開けて、その場にいる者に挨拶をする]
皆さんお揃いですのね。
これで全員……?
[問いかけるが、空腹からか
気持ちはすぐに食べ物の方に向いたようで]
バロンは……あれはマリネにすると
旨しなのですわ。
そういえば食事とかはまだなのでしょうか?
[ふと思いついた疑問を誰にともなく*問いかける*]
夜、屋敷を抜け出すことは珍しい事ではありませんでした。好奇心に溢れたお嬢様の「お願い」で私がお伴をする。ご両親に知られれば私おとがめをくうでしょうが、それでもこんな村です。お嬢様が逢い引きをなさるわけでもないし……おとがめだってたいしたことはないと、そう、思っていたのです。
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