156 じんろうさまのかみかくし村 〜まつりごと〜
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[歌姫が名乗ると、ばつの悪そうな顔で深く頷いてからしばし見つめる]
……濃い。
[普段見慣れているはずの舞台化粧が気になるのは、曇天のせいなのかなんなのか]
(12) 2014/ 7/29(火) 21時30分位
[すぐ近くで、『酒まんじゅう三つ』という声がする]
えっ!?
[振り向くと、何故かケバブ屋に指三本立ててジェスチャーする医者の姿。
思わずそこらじゅう見渡して、看板を探してしまう*]
(13) 2014/ 7/29(火) 21時30分位
忘れちゃったの? 大西杏子よ。
同じクラスにもなった事あるんだけどなぁ。
[ドサ回りとはいえ、数年振りに生まれ故郷の夏祭りに参加となると、やはりどこか心は躍るもの。
知った顔があったのなら思わず声を掛けていたし、相手が言葉に詰まるのもさして気にも留めない。
留めないのだが――]
(14) 2014/ 7/29(火) 21時30分位
濃いって失礼ね! これでも薄化粧よ。
[ぼそりと漏らされた感想(>>12)に、ぴしゃりと言い返し。]
ちょうどよかったわ。酒まんじゅう、アタシの分も買って来てよ。
お金はやるからさ。
[何処からか聞こえた声に辺りを見渡す懐かしい顔に。
苦笑交じりに千円札を手渡した*]
(15) 2014/ 7/29(火) 21時40分位
[>>8からん、と踵が石畳を打つ音がすぐに遠くなる。
先ほどの威勢の良い声は、多分この祭りのために呼ばれたゲストのものだろう]
ええと……
隣町のクリスティーナ……誰だこのキャッチコピー考えたのは。
[チラシに目を通して、こめかみを揉んだ]
まあ持っている人は天候にも恵まれるって……
[空を覗こうとしてテントの外へ顔を向ければ>>6何かを探すような姿が見えて、椅子から腰を浮かせた]
モミジさん? 珍しいな。
(16) 2014/ 7/29(火) 21時40分位
7人目、学生 ケン が肩書きを「弓道部」に変更して現れたらしいよ。
[ぎりり、と引く]
[引き絞る]
[放った矢が、的を射抜く]
[……ずれた]
……ち。
最後の最後が、的中せず、か。
[は、とぼやいて弓を下ろす。
礼をして、弓道場を片付けて、さて]
……ダッシュすれば、間に合うよな。
[長い袋とナップサックを肩にかけ。
小さく呟き走っていくのは神社の方へ]
(17) 2014/ 7/29(火) 21時40分位
ふぅ、はぁ……つい、た!
[そこまで長い石段ではないはずなのに息が切れるのは運動不足である証拠。
日常あまり身体を動かさない影響がここに出た]
の、のど……かわい、た…。
[ぐったりしながら、痛む足で人が居る方へと歩いて行く]
何か、飲み物、ある?
…あっ、炭酸ダメ。
麦茶とか、アイスコーヒーとか、アイスティーとか。
とにかく冷たいのー。
[漠然とした注文に冷酒を出されたりすると瞬時に潰れかねないのだが、そこまで考える余裕が無くなっていた]
あと、どこか、座る場所、貸して?
[そろそろ足が限界]
(18) 2014/ 7/29(火) 21時50分位
[家に荷物置いてくる、という意識はない。
濃紺の包みが邪魔になるのは承知しているけれど、その時間も惜しいから]
おー、賑わってんなぁ。
[並ぶ屋台に呑気な事を言いながら、駆けて行くのは冷たい飲み物の屋台]
ラムネ冷えてる? 一本ちょーだい。
[注文するのは、祭りの楽しみ。
硝子の瓶の、炭酸水]
(19) 2014/ 7/29(火) 22時00分位
[大西。もしかしたら、合唱コンクールでソロパートを歌っていたのが彼女だったかもしれない。
そんなことを考えているうちに、手には英世が一枚握らされていた]
あ、ああ。
酒まんじゅうね。
[もう一度辺りを見渡して――そして、医者の後ろに並ぶ]
(20) 2014/ 7/29(火) 22時10分位[ケバブ屋周辺]
酒まんじゅうですね。
日本酒、芋焼酎、赤ワイン、ビール、甘酒味、どれになさいますか?
(21) 2014/ 7/29(火) 22時20分位
[硝子瓶の口を塞ぐ丸い球を押し込んで、零れる前に、と味わう。
通り過ぎる冷たさも、溢れて手にかかる冷たさも、どちらも心地よい]
……あー、生き返った。
[なんて呟きと一緒に、は、と一息。
かららん、と鳴る硝子玉の音も涼し気で。
喧噪の中、一時感じる涼しさに眼鏡の奥で目を細めた]
(22) 2014/ 7/29(火) 22時20分位[ラムネ屋近辺]
[>>21 聞こえてくるのは、酒まんじゅうの豪華ラインナップ。
ハッとして、ぐっと握り締めるは右手の千円札]
先生、気を確かに!
[三つのケバブを手に、震えている医者を置いて酒まんじゅうの屋台へ駆け寄った]
ビールと赤ワインを、千円で買えるだけ。
(23) 2014/ 7/29(火) 22時30分位[ケバブ屋周辺]
[酒に弱いのを知ってか知らずか、麦茶の入った500mlペットボトルを渡された。
ありがたく頂き3分の1を一気飲み。
代金はしばらくお待ちください]
……………ん〜〜〜〜!!
生き返ったぁ!
ありがと、これお代ね。
[代金を支払いお釣りを貰って、ついでに座れる場所も教えてもらう]
テント?
そうね、日陰の方が良いし……。
行ってみるわ、ありがとう。
[もう一度礼を言って、モミジはテントの方へと歩いて行った。
足はやや庇い気味]
(24) 2014/ 7/29(火) 22時40分位
1つ100円なので、5個ずつでいいですか?
毎度おおきに。
食べ過ぎて酔っ払わないようにね。
(25) 2014/ 7/29(火) 22時40分位
どもども。
[>>25 抱えた酒まんじゅうがあたたかい。
歌姫の元へ歩み寄ると、お好きなどれかと五百円玉二枚をその手に握らせる]
食べ過ぎると酔っ払うんだってさ。
[小さな店主の忠告を繰り返してから、空を見上げた*]
(26) 2014/ 7/29(火) 22時50分位[屋台の辺り]
どれか好きなのって、もっとまともな味あったじゃない。
[近くにいたから聞こえていたメニュー(>>21)に。
何故これをあえてチョイスしたのか首を捻る。
ビール味とか苦いの?]
…じゃぁ、赤ワイン。
[ビールよりはまともに思えたから。
唯それだけ。
しかし――]
ていうか、お金! これお釣りの金額じゃないじゃない。
[握らされた五百円玉二枚の感触に。おどろいた様に声を上げて、そのまま返そうとした*]
(27) 2014/ 7/29(火) 23時00分位
富士登山マラソンみたいだな。
[>>24よろめく人はペットボトルを手渡されたようだ。日本酒じゃなくてよかった。
そして走り出すモミジ──なわけはなく]
あれ、足、ひねったの?
とりあえず、座って。
[やや不揃いな歩き方に気づけば自分が座っていた椅子を勧め、冷やすもの、と見たのは怪しい色のかち割り*]
(28) 2014/ 7/29(火) 23時10分位[テント下]
っ、はー!
[どこぞの親父の如く声をあげては、手の甲で口元を拭う。買い求めたラムネを一息にほとんど飲み干しては、背後の木に背を預けた]
あー。
やっぱり、夏はこれやよなあ。
[そんな事を呟きつつ。木陰から、寄ったばかりのラムネ屋や、行き交う人々や、光の中の祭りの光景を眺めた。
祭りは好きだ。夏も好きな方だ。それでも暑いものは暑い]
かき氷、食べたいわぁ……
(29) 2014/ 7/29(火) 23時10分位
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