[一応低い姿勢で移動して、ゴロウとベックとマルの間に手を出す]
これ、お祓いした方がいいのかな?
[持っているのは、アンが作っていた、てるてる坊主の頭]
そうか。
いや確かあれ、二番とか三番とか……四番とかあったような。
[てるてる坊主の歌詞口ずさみかけるが、チカノに話を振るベックの表情に、一度、瞬き]
……先生いないから大丈うおっ
なんだそれ、てるてる坊主の、頭、か?
[マーブルなそれを、摘む]
うん。
アンちゃんのやつだと思う。
[頭を持っていた手のひらを、ゴロウの袖にごしごし]
こういうの見てしまうと、祟りとか呪いとか考えちゃわない?
アンの……って、ちょ、おま!
呪いとかいいながら俺にこすりつけるなよ!
[ごしごしされた袖をぱんぱん叩く]
祟りかァ?
……ああ。明日、土地神様にお祓いして貰うか。
それ、何か意味があるのかしらね。
(丸い頭がマシロからゴロウに渡るのをぼんやりと横目で見ていた)
私のカード?
うーん。どうかしら。私、占いが当った試しが無いのだわ。
(ベックの言葉に、俯いた)
たたりって…… 怖いことを。
でも、そうね、おはらいしてもらった方がいいのかも。
(ゴロウが袖をパンパン叩くのをみて、目を細めた)
頭だけ……誰か泣いたか?
[チカノの言葉に腕組みして唸るが、彼女が目を細めるのを見れば]
まさか俺もたたられるのか、これ。
[冗談めかして、笑う。マルが*お手*]
そうですか
ものは試し…悪い結果だったらなかったことに
[チカノに持ちかけたところで、騒ぎ始めた二人のやりとりを苦笑]
なにやってるんですか
誰がたたられても困ります
皆で一緒にいってみましょう、土地神様