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[続いて耳もとから聞こえる声>>+3には。]
違います。
違うわ。
数式やプログラムで作り出せるほど、簡単なものじゃないって、知ってるくせに。
ルリちゃんは大丈夫なの?
[ここに居るもう一体のロボットの名をオトハに告げるが、アンの声は自分には聞こえない]
いや、待って、何言ってんの。
クラッシャーとか、あるわけないじゃん。
どんだけうちの研究所、間抜けなんだ。
[笑う声は掠れて、先ほどまで座っていた席にもう一度*腰を下ろした*]
・・・・・・。
警察でも何でも突き出しなさい・・・
覚悟はここに来たときから出来てるわ・・・・。
けれど拷問されたって何出されても解除はもう無理よ?
解除キーなんてものをそもそも作ってはいないのだから・・・
感染したら終わり・・・・
作動させないことだけが唯一の防衛策・・・・・
それだけ・・・
[そう係りの者に伝えると隔離室の角で塞ぎこんだ]
危ないこと本当に起こってる…
こんな時だから、ルリがしっかりしないと…
[純太からもらった恐竜のぬいぐるみと、ハツネからもらったメモ紙のピアノをしばらくじっ、と見つめて*]
ロボットが嫌い…
…スパイより質が悪いな。
しかも既に埋め込まれて…?
[小さく呟きながら腕を組んで考え込む]
neckと手腕部か…
[切り落としてももう駄目かな…、と
考えている事は容赦ないのだけれど*]
心配しなくても大丈夫。
なんかあったら、意地でも、暴走する前に止まるから。
[ブレスレットをはめている左手で、ルリの頭を撫でた]
誰かに連絡取って貰えますか?
こういうの指示出来る先生に。
ていうかアレかな、スクラップコース濃厚だったりして?
[ジュンタとズイハラに*苦笑した*]
おっかしいなぁ。どこ行ったんだろう。
[誰もいない食堂に背を向けて、検査室へ戻ろうとしたとき、
胸ポケットに入れた電子端末が振動した]
あれー?電源切っといた筈なんだけど。
忘れてたかな。
[訝しみながらそれを取り出す。
検査機器に影響するかもしれないと切ったはずの電源が入っていて、
その上簡易コミュニケーション用のウインドウが勝手に立ち上がっていた。
『¿QuIéN hAcE eSpIoNaJe?』
開いたウインドウには文字がそれだけ表示されていた]
あ?誰?
[送信元を調べようとするが端末から通信はできなくなっていた。
メールの確認も音声通話も、まったく動かなかった。
『SiE WäHlTeN EiNe LüCkE AuS.』
コミュニケーションウインドウの文字は操作を無視して次の文字を表示した]
どーなってんだこれ。壊れたかな?
[端末の電源を落とそうとするが落ちない。
持ち主の意図を一切受け付けなくなった端末を困ったように眺めてため息。
それから諦めたような表情で端末を畳んで胸ポケットにしまった]
彼女、見当たらなかったよ。どこ行っちゃったんだろう。
[検査室へ戻ると皆に声をかけるが、皆の様子がおかしいのを感じて]
どうしたの?なにかあったの?
[視線を瑞原へ、純太へ、オトハへ、ハツネへ…最後にルリヘ。
誰かの口からアンがクラッシャーだったと聞けば]
彼女がスパイってわけじゃなかったんだね。
一番の部外者だからもしかしたらと思ったんだけど。
[はぁ、と困ったように声を漏らし元のデスクの上に陣取った]
部外者というなら僕も似たようなものかもしれない…けど。
……自分の中にないものに憧れるのは、そんなにいけないことかしら。
ロボットが人間を模倣して作られたに過ぎないにしても、本物に近く、できるだけ近くなりたいと、願ってはいけないのかしら?
……ねえ。ルリは、院長先生が好き? どんな風に好き?
もしできるなら、将来、先生の子供が欲しいって、そう思うくらい、好き?
[右手手首で、パワーストーンのブレスレットが揺れる*]
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