96 法廷の魔女
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…突き出したところで、最後は全員"同罪"かも。
だって今までは、そうだったんでしょう。
[これまでの裁判による処刑が、どのような順番で行われたかは知らないが]
(21) 2012/10/14(日) 21:44:11[法廷]
有り得なくは ない。
[突き出す行為を判断材料にすること。
まあ尤も、と言い置いて、口を開いた。]
……魔女に行き当たるまでに、無駄に何人かを突き出す事にもなるがな。
それにあちらさんが、魔女が一人だけだと明言したわけでもなかろうよ。全員魔女でした、なんてことも。
[ここは本屋の男と同意見か。]
(22) 2012/10/14(日) 21:46:22[裁判所内]
かー ついてねえな。
どのみち全員魔女だって言うつもりなら、最初からそう言えばいいんだ。
[エリッキとクレストと、異口同音に言うものだから天を仰ぐ]
無駄に死ぬのも結局魔女だって決めつけられて死ぬのも、差なんてねえよ。
(23) 2012/10/14(日) 21:56:54[法廷]
突き出す行為そのものが、か。
[ユノラフ>>20に視線を送り。]
かと言って、突き出さなきゃ助かる保証も無い。
それこそ、全員同罪の可能性もある、か。
[クレスト>>21とエリック>>22の顔を見つつ、言う。]
…出口ない迷路に入ったような気分だぞ、これ。
(24) 2012/10/14(日) 21:58:50[法廷]
え、な、何っ!?
[唐突にクレストに目を隠され、
視界を奪われ驚く>>10
しかしそれでも、何が起きたのかは分かった。
聞こえてくる音で]
……魔女の、仕業?
[確認するように繰り返す。
魔女がいるなら確かにこの場にいながら
別の場所にいる女裁判官を殺すのはたやすいだろう]
(25) 2012/10/14(日) 22:00:51[裁判所内]
村娘 イルマが接続メモを更新しました。(10/14 22:01)
全員が魔女だっていうなら、
最初から「そう」すればいいじゃない。
なのに、こんな人の心を弄ぶような
真似をしなくても……
本当に、とんでもない話。
[状況を理解はしていながらも
隠しきれない怒りの色がにじむ]
(26) 2012/10/14(日) 22:06:38[裁判所内]
[帰って来ないだけで、死ぬとも限らない。そんな言葉が既に気休めにもならぬ空気だ。
自身も、嫌疑をかけられたものは処刑される線が色濃いと踏んでいるゆえに。]
……。面倒だな。
やって来る裁判官を伸しちまうのはどうだ。
(27) 2012/10/14(日) 22:07:37[裁判所内]
全員で結託して、無理矢理でも外に―――…。
出れそうもないしね。困ったね。
[裁判所を囲う高い壁を思い出す様に、窓を仰ぐ。既に日は落ちている。残された時間は少ない]
…やってみる?
[エリッキ>>27へ顔を向ける]
(28) 2012/10/14(日) 22:10:21[法廷]
…伸した後は、どうする?
村を捨てるのか、エリッキ?
[最悪の想像が浮かんだ。自分がもしも此処を逃げられたとしても、残された母が――]
家族や、友人に迷惑かかる可能性も、あるんじゃねえのか?
(29) 2012/10/14(日) 22:11:49[法廷]
まあ、憶測だ。
裁判官には裁判官の理由があるかもしれん。
[>>24ミハイルの視線を受けて、肩をすくめる。完全な無表情となったドロテアに視線を落とした]
かもしれん。
少なくとも話していた誰にも悟られずに外傷もなく人を殺すなんてこと、魔女以外にもできるなんて思いたくもない。
[>>25イルマの言葉に投げやりに利き手を振った]
(30) 2012/10/14(日) 22:12:49[法廷]
[ドロテアの不可解な死の後で、聊か不穏すぎる言葉かも知れぬが。
本屋の男と暫し目を見交わした。無言の肯定。>>28
酒場の主人の問いには、姿勢を崩したままで]
…命には代えられんだろ。
それにあいつらの言う「魔女」が見付かるまで、村から人が引かれてくる。同じことだ、と俺は思うが。
[残す気掛かりがないゆえの言葉だと自覚はある。
僅かに苦笑が滲んだ。]
あのおっさん一人二人程度なら、何とかなる。
何だったら言いだしっぺが何とやらで、俺がやっても構わねぇよ。
(31) 2012/10/14(日) 22:21:36[裁判所内]
……でも、外傷がないってのも
本当かどうか分からないでしょ。
私たちが見て分かるかどうかは別だけど。
もう、裁判官が信じられないもの。
魔女がいるとか、信じられないもの。
この中に本当の魔女がいるとか………思えないもの。
[いやいやをするように頭を振る
ユノラフの言葉>>30を、
今起きている現実を拒絶するかのように]
(32) 2012/10/14(日) 22:24:36[裁判所内]
確かに口説くよりは現実味がある気もするな。
[行動派二人の、襲う、という言葉に目をつむる]
黙って死ぬよりはいいな。
[けれど賛成仕切れないのは、ミハイルの母親の姿が脳裏にちらついたから]
魔女は、いねえよ。
[>>32いやいやと首を振るイルマの頭に手を置く]
お前も違う、俺も違う。
みんなそうだ、そう思ってる。
(33) 2012/10/14(日) 22:30:51[法廷]
[エリッキとクレストの会話には
一瞬救われたように目を輝かせるが――
その後に続くミハイルの意見>>29に
はっとなって]
外にいても中にいても
人質のようなものなんだね、私たち。
[ぽつり、呟く]
次に連れてこられるのが、じゃなくて
……それより先に、ってことが……。
(34) 2012/10/14(日) 22:30:55[裁判所内]
[ミハイルの言葉が脳裏を巡る。家族、友人。変わり者と言われる男だが、生まれ育った村だ。その身一つというわけでは、ない]
――…魔女じゃなくても。急病、とか。毒、とか。
後者の場合は、別の容疑者が生まれるけど。
魔女なんていないよ。いないと、僕は思うな。
[ユノラフの言葉>>33に同意するように頷き、苦笑交じりに頼もしい言葉を紡ぐエリッキ>>31を見た]
(35) 2012/10/14(日) 22:40:24[法廷]
みんなそう思ってる……?
[ユノラフ>>33の言葉と頭上の手の感触に
少し落ち着いて]
そう、よね。
いるわけないのに……。
でも魔女はいないっていうのなら
どうして裁判官は自分で探そうとしないの?
この中に魔女がいるっていうのに
なんで魔女候補に魔女探しを任せたりするの?
分からないことばっかりで
もうどうしたらいいのか……。
(36) 2012/10/14(日) 22:47:15[裁判所内]
俺たちの中に魔女がいないと分かっても、それで終わるとは限らない、のか。
[エリッキ>>31を見る。
嫌な想像だ。
もしも処刑されるなら、その寸前に誰か適当な人物の名前でも叫んだらどうなるのか。
きっと、その誰かも、魔女として扱われるのだろう。
負の連鎖、だ。]
(37) 2012/10/14(日) 22:50:04[法廷]
外傷が無いと言っても、全身ひっくり返して確認した訳じゃないだろう?
前に、酒場で転んで頭を打って死んだヤツがいた。ぱっと見綺麗なもんだったぞ。
それに、クレストの言う、病気や毒物の可能性もある。
嫌な想像するなら、俺たちを魔女として殺す為にあの女を犠牲にした可能性すら、考えられる。
…狂った人間なら、それぐらい、しそうじゃねぇか。
(38) 2012/10/14(日) 22:53:10[法廷]
俺は案外、お前が最初に言ったことが本当なんじゃねえかと思ってるよ。
[少し落ち着いた様子のイルマの頭をよしよしと撫でつつ、ミハイルに目をやる]
裁判官の目から見たら、ここに魔女が居るって言ったろ。
[裁判所に連れてこられてミハイルと会って、彼と交わした言葉を思い出す]
あいつらにとっての「魔女」って言うのが、いるのかもな。
[言っていて、ため息しか出ない]
(39) 2012/10/14(日) 22:56:19[法廷]
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