156 じんろうさまのかみかくし村 〜まつりごと〜
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─ 回想/境界 ─
[答えかけて、噤まれる言葉>>11。
気付いているだろう?>>12と言われて、今度はモミジが口を噤んだ]
………
招く御手は、貴女だったのね。
[ぽつりと零れたのは自分が作った表現の一つ。
言うなれば神の御使いと言ったところか]
(24) 2014/ 8/ 3(日) 22時30分位[境界]
[紡ぐ言葉が見つからず、ケンの声>>18を聞きながら手元に視線を落とす。
両手に握られた大小の青い花。
先程は気付かなかった問いの答え]
……招く御手も、悩んだのかしら。
[示すのはもう一人の御手のこと]
手折る人が居る限り、常世への参り道を開かなければいけないのだもの。
[歌姫に差し出すのは小さな青い花。
もう一つの大きな青い花は、自分の胸元に添えるようにして押さえる]
(25) 2014/ 8/ 3(日) 22時30分位[境界]
祭りが無くなれば、花も咲かないのかしら。
花が咲かなければ、手折る人も居なくなるわ。
手折る人が居なくなれば、神隠しも起きやしない。
……でも、祭は戻る場所でもあるのよね。
[神隠しが起きても祭りが取り止められなかった理由。
神隠しを調べて分かったことを口にして、モミジは苦笑を浮かべた]
(26) 2014/ 8/ 3(日) 22時30分位[境界]
[境界が揺らぎ、どこかから声が届く]
祭りが続けられていると言うことは、戻ることを願われていると言うこと。
そのために誰かが対価に選ばれるのだとしても……。
戻れるのならば、私は戻りたいわ。
あの子の下へ。
[我が子を想う。
微笑みながらも目端に涙が浮かんだ*]
(27) 2014/ 8/ 3(日) 22時30分位[境界]
─ 平成26年 夏祭りの日 ─
なんでこーも暑いのよぅ、歩き疲れちゃったじゃないよー…
…はぁ、もう無理。ちょっと休む。
アンったら本当どこ行っちゃったのよぅ
暑い〜喉渇いた〜アイス食べた〜い!
ってかお祭り一緒に回るって言ったのアンのくせに〜…
人が混んできちゃったら回るのも大変になるじゃないよぅ…
(28) 2014/ 8/ 3(日) 22時40分位[長椅子の置かれた木陰近く]
─ いま ─
あ、絆創膏でも良いわー。
[頂戴、とダンケ>>21に手を伸べる。
問いかけてしまったことの答え>>22を聞くと]
え、飲み物なの?
[色からそんな風には思えなかったため、驚きと共に嫌そうな表情をした*]
(29) 2014/ 8/ 3(日) 22時40分位[いま]
─ 平成26年 夏祭りの日 ─
…もう。
どっか行くなら、私も一緒に連れてってくれてもいいのに。アンのばか。
あとでカキ氷{1}杯おごらせてやるんだから。**
(30) 2014/ 8/ 3(日) 22時40分位[長椅子の置かれた木陰近く]
─ 2014年 夏祭り ─
[ぐるり、見回す横を人が通り過ぎて行く。
肩からかけた荷物二つは、かなり邪魔]
……とりあえず。
[走るのは、見つけたかき氷の屋台。
色とりどりシロップの瓶が、光を弾いている]
レモンとイチゴ、一個ずつ!
[二個も食うのかと言われそうだが、選べなかったんだから仕方ない。
カップ二つを手に、近くの木蔭へと緊急退避]
(31) 2014/ 8/ 3(日) 22時50分位[いま]
……しかしほんとに、にぎやかだなあ。
[毎年の事だけど、と思いつつ、息を吐き。
見やるは二つのかき氷。
さて、どっちから攻略するか、と。
そんな悩みも、祭りならでは。**]
(32) 2014/ 8/ 3(日) 22時50分位[いま]
─ 平成26年 夏祭りの日 ─
あ〜もう暑い〜…死ぬ〜…
…あ?
あー、ケン君やっほー。
カキ氷二個って〜…あ、ここで待ち合わせ〜?
んじゃ私邪魔だね、すぐ退く〜。
あ、そだ。
ねぇねぇ、アン見なかった?
一緒にお祭り回ろうって約束したのに、どっか行っちゃったんだよ〜**
(33) 2014/ 8/ 3(日) 23時00分位[長椅子の置かれた木陰近く]
― いま ―
そうか。
[漸く見つけた絆創膏は、コミカルな[刃渡り15センチの軍用ナイフ]柄。それをモミジに手渡しつつ。
いやそうな声音に、だよなあ、と頭を掻いた]
全部シロップだから、甘いだけだろうけどね。
[まだ氷の残るそれを目の高さにあげてふらふらする]
(34) 2014/ 8/ 3(日) 23時10分位[いま]
……そうだな。俺、若先生探してくるよ。
[靴擦れ程度に大げさかもしれない。
さりとて残っても、見ていることくらいしかすることがない]
入れ違ったら、酒まんじゅうは残しとけって、伝言よろしく。
[ひら、と手を振ってテントを出る]
(35) 2014/ 8/ 3(日) 23時10分位[いま]
[ひょい、と戻ってきて顔を覗かせて]
モミジさん。
俺、サンダルに靴下はおばさんぽいからやめた方がいいと思うよ。
[言った*]
(36) 2014/ 8/ 3(日) 23時10分位[いま]
─ 境界線にて ─
[祭は戻る場所、という言葉。>>26]
[それが、続けられた理由か、と得心して]
……戻るための道は、開かれているみたいですから。
[何がそれを開いたのかは知らない]
[知ったとしても、それが戻りたいと願う意思を打ち消せるかと言えば、そうではなく]
戻るのを望む人がいて、戻るのを望むなら。
……それを選ばない理由はない、と思いますよ。
[戻れるのならば戻りたい]
[微笑むモミジ>>27に、そう、告げて]
[一歩を、踏み出す]
[先の声が、聞こえた辺りへ向けて]
(37) 2014/ 8/ 3(日) 23時10分位[あの世とこの世の境界線]
[踏み出した瞬間、あおい色が視界を過ったような気がしたけれど]
[迷う事無く、進む]
[一歩、二歩、進む足元はどこか不確か]
[変化は三歩目──かさり、と草の鳴る音が、耳に届いて]
…………。
[そのまま数歩、歩いたら]
[手に、良く知る感触が、現れた]
[消えた瞬間に、手にしていたもの──愛用の、弓]
(38) 2014/ 8/ 3(日) 23時20分位[むかし 祠]
……これ。
[それが手にある、という事の意味]
[耳に届く、風の音、遠いざわめき]
[それらに様々、思いめぐらせつつ、弓を構えて弦を引く]
[鳴弦の音が、祠の周囲に響いて、消えた。**]
(39) 2014/ 8/ 3(日) 23時20分位[むかし 祠]
─ 2014年 夏祭り ─
お?
[とりあえず、攻略対象をレモンに定めた所に届いた声>>33に、振り返る]
おう、マシロか。
いや、待ち合わせって言うか、どっちを食べるか決めかねたんでとりあえず二つ買った、って言うオチ。
[けらりと笑って、あっさり理由を説明する。
まあ、待ち合わせするような相手もいないのは、知られているだろうけど]
アンは見てないなあ……この人出じゃ、捜すのも辛くないかあ?
[なんて、軽い口調で言いながら。
ふと、視線を落とすのは、手の中のイチゴのかき氷]
(40) 2014/ 8/ 3(日) 23時30分位[いま]
……ま、あれだ。
多分、こっちくい終わる前に溶けそうだから。
良かったら、くってけ。
[軽い口調で言いながら、ずい、と差し出して]
このまま溶けて無残にするなら、その方がいいからなー。
[けらり、軽く笑った。**]
(41) 2014/ 8/ 3(日) 23時30分位[いま]
─ いま ─
…………
[何か物騒な柄の絆創膏が手渡された>>34。
きっと男の子から貰ったんだろうなぁ、なんて思いつつ、背に腹は変えられないので踵に絆創膏を貼る]
毒ジュースならぬ毒シロップ…。
甘いだけだとしても、飲みたい見たい目じゃないわ…。
[振られた袋を見遣りながら、否定するように首を横に振った]
(42) 2014/ 8/ 3(日) 23時40分位[いま]
靴擦れ程度で大袈裟よー。
確かに診てもらえるなら確実だろうけど。
[先生を捜してくると言うダンケ>>35にそう言うも、強く引きとめることはなく。
言われたことには承諾の返事をする。
テントを出て行った直後に顔だけ戻って来る>>36のが見えると、一瞬動きが止まった]
(43) 2014/ 8/ 3(日) 23時40分位[いま]
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