59 アポトーシス-雪解けの合図-
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[黒い服のシスターが側にきて名を呼ぶのに長い前髪をたらした男は、やはりかくり。と頷く。>>16]
教会の方にゃ、
… お世話に、なってますんで。
[男の声は、ぼそぼそしていて低い。]
……
デボラ婆さんの旦那さんの葬儀のときも、
おれ、端っこで穴、掘らせてもらってましたから。
(24) 2010/03/18(木) (夜食の時間)
[演奏が、何かの記憶を揺り起こす。
忘れ去られた鍋。>>7
漂うはずの、焦げた匂いは── どこ いった…?]
気持ち、悪い…。
[けど。額を押さえる。]
(25) 2010/03/18(木) (夜食の時間)
[お茶を要求されたのでぞんざいに作りながら>>21]
だーかーらー!チビって言うなー!
もう、ハー君のだけ苦めに作っちゃうぞ!
はい、どーぞー。 クッキーもあるからね。
[ふと、コーネリアスの演奏が聞こえる]
わー、綺麗な音。
でもなんか悲しい旋律だね・・・私はもっと賑やかなのが好きだな。 この曲だと一人の時に聞いたら・・・泣いちゃいそう。
一人は・・・嫌だな。
(26) 2010/03/18(木) (夜食の時間)
苦いの嫌い。甘くして。
[わがまま言った。>>26
お茶とクッキーを受取り、首を傾ける。]
一人…?
ひとり、だった…のか?
[冷たい][暗闇の中で]
(27) 2010/03/18(木) (夜食の時間)
あ、れ……?
[ふと。
鮮やかな色が眼前に舞う。>>22
艶やかなその動きに、一瞬目を奪われた。]
え、あ……ああ。
[少し引くようにした男へは、少しおざなりな視線を向けてまた戻す。>>23]
(28) 2010/03/18(木) (夜食の時間)
[明るいメイの言葉にも、かくん。と首を横に傾ぐ>>20]
… はあ…… なンでだか
…おれも、ここに来ねえと、いけねえ気ぃして…
>>22
お、わ。と、と、と。
[キャロルに手を引かれて、シャベルを背負った男は、よたよたとたたらを踏んだ。]
(29) 2010/03/18(木) (夜食の時間)
[言葉が続かなく、何をどうしたのかと思案している間に>>24反応があった]
あ、ああ…そ、そうでしたわね。
デボラお婆様の…旦那様。
その節は大変お世話になりまして……。
(違う)
[急に自分の血の気が引いていったのを感じた]
(お歳を召された方は…私はお見送りしていませんわ…)
(30) 2010/03/19(金) (眠る時間)
わ。と…。
[踊りに誘われた男には、軽快なリズムは難易度が高いようで、よろけがちになる。]
お嬢…さん、墓守にゃあ…
踊るんは…… 難しいこって…… その。
[女性の手をとるのも、おそるおそるの様子。
困ったような声で、しり込みするような台詞を口にして、陰鬱とした男は、キャロルの顔をうかがった。]
(31) 2010/03/19(金) (眠る時間)
[曲のリズムに合わせて踊る二人を見て>>29]
アハハ、キャロルさんは綺麗だけどユージンさんは変な動きになっちゃってるよ。
ほら、頑張って!
[なおも流れる曲に気をとられて物思いに耽る]
ん・・・なんだっけ・・・何か・・・
(32) 2010/03/19(金) (眠る時間)
[かたり。
手が震えて、メイから渡されたカップをテーブルに置く。
同じく顔から血の気が引いたシスターへと、目を向けた。>>30]
……どうして、ここにいるんだ…?
[また。指の先が冷たくなった。]
(33) 2010/03/19(金) (眠る時間)
[ユージーンの手を軽く握ったまま、リズムが取りやすいようにリードした動きで]
あら?墓守だってなんだって関係ないわ。貴方が踊ってみたいなら踊ったらいいじゃない。下手だからっていいわ。上手に踊る事が大事なんじゃないのよ、楽しく踊る事が大事なの。でも、
[ゆっくりと手を放して顔を覗き込む]
踊りたくないならそう言わないと。自分が何をしたいのか、解るでしょう?
さぁ、どうするの?踊る?
(34) 2010/03/19(金) (眠る時間)
[再びデボラの傍へと寄り、座る。その場に居る人を何度も見てハーヴェイの様子に気付く>>33]
ハーヴェイさん、いかがなさいましたの…?顔色がよろしくありませんわ。
まだ、雪が残っておりますから冷えますものね…。
具合が悪いのでしたら無理をなさらないで下さいませね、主も悲しまれます…。
[自分の事は棚に上げハーヴェイの様子を伺い、そっと窓の外を見上げる]
(35) 2010/03/19(金) (眠る時間)
[野暮ったい前髪に隠れがちの眼が、うろうろと左右に流れて繋がれた手に移動して上に逸らされ、またキャロルに戻される。]
ええと、お嬢さんは、踊りが…
お上手で…いらっしゃって、
[その。と、もごもごと男は口ごもる。
リードしていてくれた手が離されて、>>34
その手を握って開き、かく、と両肩をおろした。]
おれも、…男ですんで。
きれいなひとと、踊るのが…いや、ってぇわけじゃあ、
ない、…んですけども。
[ね。と、顔を覗かれると、思わずの態で身体を後ろに引き]
(36) 2010/03/19(金) (眠る時間)
―少し前―
[竪琴まで戻ろうとする道を、一瞬青年に遮られ足を止める。]
>>10 「きみ」?
えっ―…、君も僕の事知って…?
んっ…?[一瞬ぐらりと]眩暈…?
(37) 2010/03/19(金) (眠る時間)
うわ…っ。
[声にびくりと、肩が揺れた。>>35
怯えたように、青ざめた顔がステラへと向けられる。]
……あ、シスター?
あなたも、顔色が…。
[視線が、十字架に落ちる。
──嫌悪に顔が歪んだ。]
(38) 2010/03/19(金) (眠る時間)
んでも、おれの、駄目なとこ、
みられるよりゃあ……
[降参、と、
手首の先がだらんとしたまま両手を挙げ]
ええと。…その。
きれいなひとが、踊ってらっしゃるとこ……、
おとなしく見てる方が、…すきなんで。
[かし。と黒髪を掻いた。]
(39) 2010/03/19(金) (眠る時間)
『今日の処刑は―…。
君だよ、―――ヴェイ…。』
[別人のような、固い石像の表情で。
それに似つかわしい、声音が唇から漏れる。
一瞬後、はっと口を押さえ、訝しげに首を捻ると、何事もなかったかのように、微笑んでから竪琴の前へと座る。]
(40) 2010/03/19(金) (眠る時間)
吟遊詩人 コーネリアスは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2010/03/19(金) (眠る時間)
―回想・メイの家―
[雪の振る寒い夜―――本当に寒い夜だった]
うぅ・・・寒い、寒いよぅ。
こんなんじゃ凍えちゃうなぁ・・・はぁ、こんな日は一人暮らしってのを自覚しちゃうなぁ。
[壁に立て掛けてある、今は亡き父と母が描かれた額縁入りの絵を見ながら呟く]
・・・お父さん・・・お母さん・・・
ハハハ、少し・・・寂しくなってきちゃった。 こういう時は人肌が恋しいって言うんだよね。
一人は・・・嫌だな。
[扉の外に人の気配を感じる]
あれ、こんな時間にどちら様?
誰でもいいや、丁度誰かとお話でも何でもしたかったんだ! いらっしゃい〜。
[――――――――ここで、記憶が途切れている]
(41) 2010/03/19(金) (眠る時間)
……あんま、頑張れねえみたいで。
[すいません。と、慣れない運動から開放された男は、
応援してくれたメイに、かくん。と頭を下げ>>32
>>30 踊りの途中に返った答えに答えよう、としてか、
ステラの方へ振り返り、]
ええ。デボラ婆さんので。
それと──…
……、…
[ぱく。と何かを言いかけ──ハーヴェイとステラ。双方の様子に、男は、口を噤んで、黙り込んだ。]
(42) 2010/03/19(金) (眠る時間)
───…ッ…
[コーネリアスの足を止めたのは、ほんの一瞬のこと。
視線が交わった、刹那の時に。>>37]
……ネリ、アス…。
[低い声。冷たい声。>>40
降りしきる雪よりも。闇よりも。
尚深く、冷たく──]
……?
[分からない][吐き気がする]
(43) 2010/03/19(金) (眠る時間)
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