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[ウルスラ>>23にそうかもなあ、と頷きながら。]
まあ、土砂崩れが取り除かれれば、きっとドロテアだって人狼のことなんか忘れるよなあ。
[とはいえ、いまだに復旧の目処は立たず。
街側で土砂の撤去作業が行われていたとしても、あと数日はまだ確実に閉じ込められたままだろう。]
ラウリもさー、あんまドロテア刺激しないように頼むよ。
[な?とミルクを飲むラウリ>>25に声を掛けて。
それから、ようやく自分の食事も頼む。]
ゆっくりと日が傾いて、夜の闇が町をおおいます。
すっかり拗ねたドロテアは、それでもアイノと会話をしたりしながらパンケーキをつつき。
星がでて月明かりが道を照らすころにようやく家へと帰るのでした。
人狼を見た、と少女が騒いでいても未だ平穏なこの町で。
惨劇が起きるのは*二度目の朝日を迎えたころになるでしょう。*
―― 宿 → 自宅 ――
[夜道。
アイノとドロテアを送り、ペッカも帰途に就く。
送るにも、心配ごかしに並び歩く性分ではない。
年少のふたりが家族に迎えられるのを見届けた、
とその程度。汗の乾いたタオルを提げ道を行く。]
…
パンケーキで落ち着く辺り、ガキだよなァ。
[皆が手を焼かせたドロテアが帰宅するのへ呟く。
仕向けたアイノの手際に感心しつつ怖さも覚え。]
『いるわけないじゃない』――、か…。
…気詰まりなンかもしんねェな。
ウルスラ姐も言ってたっけか、
[『気晴らしは、アタシにも必要そう』――
皆の為、特に出産を間近に控える自身の姉の為、
街道が使えない今、村には娯楽が必要だった。]
娯楽って言や、ああいうのなンだろけど。
どうも…進んで人を
楽しませるってタマじゃねーみてェだし。
[宿の逗留客――駆け出しらしき様子の手品師。
ドロテアの言を皮肉る態で手妻を披露して見せた
ラウリが、当然ながらペッカは気にいらない。
実際、手妻の後に拍手を待つような間を置いた
ラウリをペッカは遠くから睨みつけていた。
前感情として、前日に、ペッカが街道の土砂を
除けているところへ彼が芸事口上の手習いなど
したことも作用していたりするのだが――――]
今度邪魔しに来やがったら、
本当に肘が逆さに曲がるようにしてやっか。
[その折にラウリへ口にした物騒ごとを呟いて、
ペッカは仲の良い姉夫婦と暮らす家へと帰る。
片手には、タオルと共に、
ベルンハードが帰り際にそっと姉への土産にと
持たせてくれた残り物の料理の包みを*提げて*]
―― 宿の一階 ――
[一夜明けての昼過ぎ。
惰眠をむさぼろうとしていたけれど、宿の主人にたたき起こされてソレもままらならなかった]
くそー、頑固親父め……そんなんだからかあちゃんに捨てられるんだっての……
[ぶちぶちと口の中で呟きながらそれでも宿の仕事をそれなりに手伝い。
休憩をもらって一階の椅子に座ってぐったりとしているところだった。
昨夜はドロテアも大人しく家に帰ったようで、このまま静かになればいいのになー、と無駄な期待を抱いたりしつつ。
たまには土砂崩れの現場を見に行くべきかどうかうだうだと考えて居るのだった。]
―― 自宅→宿 ――
こんにちはー。
[一人、おずおずと扉を開いて中を覗きこむ。
室内外の明暗差に目が慣れる頃、ベルンハードへと声をかけた。]
ペッカは、こっちじゃないのね。
[扉が開く音に視線をそちらに向け。
アイノを認めるとひらひらと手を振った。]
ペッカは今日は未だ見てないなあ。
もしかしたら土砂崩れのとこにいるかもしれないけど、なに、ペッカに用事だったんだ?
[最後の問いはにやりと揶揄うような笑みを浮かべながら。]
[掲げられたマフィン>>35をみて大慌てで謝った]
うわ、ごめん! あやまるからそれだけは許して!
おばさんのマフィンは絶品だからさー、それが食べられないなんてこの世の地獄だ!
[大袈裟なほどに嘆きながらぺこぺこと頭を下げた。]
[>>37笑われても気にせずにマフィンを受け取り。
嬉しそうにかぶりついた。]
むぐ……そうかあ?
[いいといわれてもよくわからずに首をかしげ。
ドロテアのことを聞かれてうーんと眉を寄せた。]
どーするもこーするも……
落ち着いて本人が忘れるまでほっとくしかないよーな……
だって、ほんとうに人狼がいるなら…………アレだけ騒いでるドロテアが襲われないなんて……
[ないだろう?と呟く。
信じてない人が多いから襲わないだけかもしれないけど、とも思いながら。]
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