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何だよ。
……今度は僕を殺すのか?
[口元を手の甲で拭う。
朱色に染まったその手はポケットへと入れられ、取り出されたのは[殺虫スプレー]]
[三河屋が動けば
その動きに合わせ牽制ようにスプレーを向けたまま]
僕がプレーチェを?
台詞がどうしたって。
貴方は、自分が何を言ってるのかわかってるの?
[振り向き、室内を一望して、動き続ける加湿器に目を留めた。歩み寄ってその電源を切る。窓は開け放しにし、ポルテに近付いていく。傍らに膝をつき、首に揃えた指先を触れさせて、ゆっくりと首を横に振り]
……お休み、なさい。
五人、……
[目が開かれていたなら閉じさせた後で、独りごち]
……?
[ふと、懐から覗くそれに気が付いた。そっと抜き取り、確認する。紙切れが挟まれた警察手帳]
…?! !
[小柄なレンが取り出すスプレー。
ラベルは握るてのひらで見えない――
青年は、ぎくりと身を硬くする。]
ズ、…
[自身より体格も腕力も劣るはずのレンの声が、
抑揚が無くひどく得体のしれないものと響いて。]
ズイハラ…さん!! !
[レンの言葉そのものは耳に入らぬ態で、
喉を震わせ――引攣る声でズイハラの名を呼んだ。]
逃げてください――――
逃げて !! !
…どっちでも、よくなってきちゃうだろ。
[乾かぬ涙。
哀しみは、「怒り」を演出する薬のせいでなく]
ああ、動悸がしてきたよ…
逃げる?
逃げるってどこへだよ。
ビセさんは逃げようとして、死んだ。
お姉さんは立ち向かおうとして、死んだ。
みんな殺されるんだ。貴方に。
[紙切れにある内容を読むと、眉を下げ、目を細め]
……受け取りましたよ。
確かに……
[語りかけるように言ってから紙切れを四つに折り畳み、胸ポケットに入れた。事切れたポルテの体にシーツをかける。窓を閉め、部屋を後にし、廊下を進んで]
……レン。ダンケさん。
ポルテさんが……
[プレーチェの部屋の辺りまで戻り、二人にポルテの死を告げようとして――異様な状況に気が付いた]
……何が、
[レンの姿、緊迫した雰囲気、それらについて呑み込めないままに呟き。逃げて、というダンケの声に]
何が、あった?
[その通りに逃げようとはしないまま、低く口にした。レンが持つスプレーにはどこか見覚えがあった。
二人に、順に視線を向けて*]
[スプレーを構えたまま、ゆっくりと後退り]
ゲンちゃん!
三河屋が殺人犯だ!
助けて、殺されるよ!
[不意に大声で部屋の外に向かって泣き叫んだ**]
…
ズイハラさんっ…
[青年は、来合わせたばかりか、
逃げようともしない男の名を咎めるように呼ぶ。
不意に泣き叫ぶレンの意識が、部屋の外へ
向いた隙に、着物の上を脱いでスプレーからの
盾に使おうとするが――ふと、気が至り。]
なんだ、このコ。 ――もう知ってたんだ。
[音なく霧を広げて、
毒を撒き散らした加湿器の部屋で休んだおんな。
ポルテの顔を思い浮かべながらつぶやいた。]
あの刑事さんは、最後まで
殺すつもりなかったんだけどな。
[抱える因縁は人知れず――
青年は離れた部屋で息絶えた女とその縁者を想う。]
もう くるしませなくていいかな、なんて。
お互い生きてたら――何か話せたのかな?
……んだよ。
どうなってんだ……?
[二人の間にあったやりとりを男は知らない。それぞれが相手を犯人だとして男に逃走を勧める、そんな状況に戸惑いを露にしながら]
……ポルテさんは……
死んでました。部屋で……
除湿機になんか仕込んであったっぽい、です。
[それでも、ポルテの名を聞くと、そう説明した]
あー…まだ殺すんじゃなかったな。
きみが泣くまでやめないよ、
って言ったら――どんな顔してくれただろ。
やっぱり、同じ顔するのかな…
[遠き日。初めて殺した相手と重ね、想いは*毀れ*]
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