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>>27
こういうのって年齢順やエントリー順じゃないんですか。
[何も考えていなかったらしく頭を抱えていたが]
…今から20年くらい前、ハレー彗星が地球に接近したんですけど、その時にある風評が飛び交ったんです。
『ハレー彗星が近づくと酸素がなくなる』
慌てて皆、自転車のタイヤチューブや浮き袋を買い漁さりつつ、ハレー彗星をやり過ごすまでそこに貯めた空気だけで凌げるように、プールを使って潜水の練習なんかをしたんですね。
で、その風評はデマで自転車屋と浮き輪屋が儲かったんです。風評被害って怖いですね。
[自分の仕事は終わり、とばかりにプールに浮かんだ蝋燭を吹き消そうと屈み込んだ]
うわぁぁああぁああ。
[坊ちゃん…もといぼっちゃん、と音を立てて...は頭からプールに落ちた]
………。
[しばらくすると、リコーダーの端が水面から顔を出し、ぴゅう、と水を吹いた]
>>39 来海さん
校長室のコインを取って来いってことかな。
数字は…。年表?
[紙に思いつくその年の出来事を書き付けていく]
大沢誠二⇒70 # 4月10日 - ビートルズ解散。 # 4月11日 - アポロ13号打ち上げ。
来海 蛍⇒61 # 4月12日 - 人類初の有人衛星、ソ連宇宙船ボストーク1号が、ガガーリン飛行士を乗せ地球一周に成功
高木 小春⇒12
木下 康一郎⇒93
高原 美之⇒56
直木 裕香⇒38 # 10月30日 - アメリカで「火星人来襲」が放送される。「火星人が攻めてきた」という臨時ニュースで120万人以上が大パニックに。
……。
[...の知識は偏っていた。表は埋まることは*ないだろう*]
[顔を剥がし終わってすごいほっとして長く息を吐く]
この後が端折られていて続きがあるとしたら、“こう”かもな。
聞いててずっと思ってたんだけどな。
無言の告発が続いたとして、“人でないもの”が手紙に現れたとき、そいつらはどうするつもりなんだろう。と。
手紙の正気を保障するものなんて誰もいない。
ただ嵐が過ぎ去るのを手を握りあって待ったか?
それとも人にあらじと小刀でも突き立てるのか。
ならそれは誰がした?
そしたら都合よく死体は消えたかな?
そうでなければ人にしか見えぬ死体は埋めたのか。
そこまでして、消えた人たちは帰ってきたかな?
[とかいうと、ちょっと怖いか?と最後の最後で茶化す]
随分きれいにはがれてしまったなぁ。
もったいない。
机と一緒の君も面白かったのに。
[口元に指を運んで考えるような仕草を見せると]
さぁ、人のすることは分からないから。
…今度は何をしようかな。
[くるりと背を向けると、プールサイドを辿って歩き出す。口元に浮かべた微笑は傘に*隠れた*]
ぶはぁっ!?
[口元を拭きながら、目を見開く。今までずっと無言だったこの少女は、もしかして眠っていたのだろうか。]
え?え?寝てないよ。寝てません!
ちょっと意識が飛んでただけなんだ。
[誰にも問われていないのに、わたわたと口走る。]
えーと。もののけの話が終わるとこまでは意識があったんだけど。
何かその後さ、すーっと意識が遠のいて。
……だから、寝てませんって!
ハレー彗星がどうとかでしょ!?話の続き。
ちゃんと聞いてはいたんだから。
え?違ったっけ??
ちょ、ちょっと。
木下くん!高原くん!!
[小声で同級生たちを呼び、事の成り行きの詳しい説明を要求している。]
ほうほう。なるほどね。
ハレー彗星は別の話と。
あ、大沢くんご愁傷様です。
……日記!?ふんふん……あぁ、はいはい。
説明上手いねぇ。二人とも。
[概要を掴んだような、気が、した。]
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