151 藤色酔夢
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──…あのっ。
すいませんけど、ここどこだか分かります?
それか、泉みたいな場所、知りませんか?
[幻ならば単なる間抜けた独り言になってしまうが、背に腹は代えられないと、意を決して声をかけた**]
(30) 2014/05/01(木) 13:43:10[藤林の中]
樹木医見習い トモユキは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 13:44:18
そう、時計の鍵と螺子を―――…
[耳の奥。
微かに響く鐘の音を聞きながら。
いつのまに現れたのだろうか。
眼前の兎の言葉に調子を合わせるように頷く。
頷いてはいた、が。]
(柔らかそうな耳…)
[完全に上の空。
一方的ではあるが、その、あっけらかんとした物言いが。
その可愛らしい出で立ちが、戀から深刻さを遠ざけていた。
それだけではないかもしれないが。
夢現。]
(31) 2014/05/01(木) 20:00:07[藤林のどこか。]
[じーっと、時折動くふわふわのそれを見つめて。
触ったら怒るだろうか、などと考えていると、一通り話終えた兎が何やら頼んだよと言う。]
え?
あ、ごめ…、聞いてなかった。
[告げるも、返事はなく。
言うだけ言って、走っていく後姿を見送った。*]
(32) 2014/05/01(木) 20:00:31[藤林のどこか。]
[ゆっくり、ゆっくり、歩いて行く。
周囲を包む色は、懐かしいけれど。
それを見ていて、少し辛い部分もあった]
……なーんか、忘れてるんだよ、なぁ。
[藤色匂う空間で、何かあったようななかったような。
ただ、それが何か、が思い出せなくて。
考えながら、大きく息を吐いた]
(33) 2014/05/01(木) 20:30:07[幻想の藤林]
……んー……少しは、ラクんなってきた、かな。
[小さく呟いて、一度足を止める。
見える範囲に、人の姿はない、けれど]
……誰か、いませーんかー?
[少し声量を落として、もう一度声を上げる。
動いてからの呼びかけだったから、先ほどよりは、届いているらしき所>>27には近づいているか]
(34) 2014/05/01(木) 20:30:12[幻想の藤林]
[しばし立ち竦んだ後、気を取り直して歩き出そうとした矢先。
近いような、遠いような何処かで、鐘の音を聴いた――]
(35) 2014/05/01(木) 20:31:49[外]
学生 シンヤは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 20:32:02
学生 シンヤが接続メモを更新しました。(05/01 20:32)
[――で]
いやいやいや、ちょい待ちぃ。
どーいう訳で、よ。
[疲れているからとか。白昼夢とか。
幻想的な光景ではあったけれど、そんな理由では片付けられないような一面の藤色。
そして目の前には喋るウサギ>>#2がいた]
螺子も鍵も見てない、っつーか何のよ。時計?
『木の想いの時計』って言われても何のこっちゃ全然知らんのやけど……
ちょ、こら、待てって言うとるやん!
[てててと駆けるウサギを追いかけ、首根っこを掴もうとしたが失敗。
手をすり抜けて消え失せた]
(36) 2014/05/01(木) 20:32:20[藤林]
……はぁーもう何なん今の……
わっけわからん。
[顔を顰めつつ、がしがしと頭を掻いた。
見上げるとそこにある藤の群れは、さっきと違って目を擦っても消えない]
……はぁ、とりあえず探すか。
おーい。
さっきのウサ公ー、じゃなくても誰でもいいけどぉ。
誰かおらんのー?
[深々と吐いた溜息の後。
とりあえずその辺をうろつきながら、張り上げる声は何処まで届くか**]
(37) 2014/05/01(木) 20:33:04[藤林]
[公園のベンチから立ち上がった時。
くらりと感じた、めまい。
貧血かな? と呑気な事を思っていたら――]
お家に、帰ってきちゃったんだ…。
[目の前は一面藤色に囲まれていて。
鼻先をくすぐる甘いにおいは、いつもかぎ慣れているものだったから。
つい、そんなことを漏らしていても。]
(38) 2014/05/01(木) 20:34:39[藤の丘]
養護教諭 ユウキは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 20:36:14
養護教諭 ユウキが接続メモを更新しました。(05/01 20:36)
かぎ? ねじ? さがす?
[てんてんと跳ねるうさぎ。
こんどはたくさん話しかけてきて。
よく解らないけれど。
よく解らないままに。
うなづきを繰り返すと、一方的な話は終わり。]
あ、まってうさぎ――っひゃっ!
[もっと詳しく聞こうと、走り去ろうとするうさぎを追いかけて。
藤の小高い丘を転げ落ちた。]
(39) 2014/05/01(木) 20:37:04[藤の丘]
いたたた…。
[さいわい、硬いものにぶつからなかったらしく。
花まみれになりながらようやく身を起こすと、鞄から転げ落ちたスマートフォン。
画面を見ると、時計の表示も日にちもまるで不思議な模様のようで。
それでも十三回の鐘がなる前。
公園に居た時に届いていたらしい実家からのメールは、普通に表示されている。]
あ、お家にも八重藤ってあったんだ…。
[見落としていた本文と写真には。
花つきが悪くなってしまった八重藤と、綴られた近々樹木医を招くという短い近況がもうひとつ。]
(40) 2014/05/01(木) 20:44:57[藤の丘]
――どうして、忘れてしまっていたんだろう。
[メールボックスを閉じて、一つためいき。]
(41) 2014/05/01(木) 20:46:37[藤林]
跡取 レンは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 20:47:08
あ、ああ、でも今さがすのは、「木の想いの時計」のかぎとねじ!
あ、あと他の誰か…。
[再びスマートフォンを鞄にしまって。
立ち上がると。
誰かの声が聞こえたような気がして――(>>37)]
はーい! おりますー!!
[釣られてあげた声は、どうしたって故郷の言葉とは似ても似つかないもの。]
(42) 2014/05/01(木) 20:49:45[藤林]
跡取 レンが接続メモを更新しました。(05/01 20:50)
学生 シンヤは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 20:54:07
美大生 ロッカは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 20:54:41
美大生 ロッカが接続メモを更新しました。(05/01 20:56)
樹木医見習い トモユキが接続メモを更新しました。(05/01 20:59)
樹木医見習い トモユキは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2014/05/01(木) 21:00:21
[呼びかけた後、もう一度、胸元に手を当てる]
……これ以上悪化したら、間違いなく呼び戻されるよなぁ。
でも、そしたらこっちで進学できないし……。
[そうしないと危ない、けれど、そうすると望む進路に行けない。
どっちも大事な事で、だから、どっちが自分の正解なのかわからない思考ループは、考えてはぽい、とし続けてきたもの]
(43) 2014/05/01(木) 21:05:16[幻想の藤林]
……ま、今ここで考えてても仕方ない、か。
[幾度目かのループの後、思考はまたぽいされる。
そうやって繰り返していること、その想いが何かと響き合っているなんて気づく由もなく]
……この林、どこまで続いてるんだろーなぁ。
[意識を向けるのは、そんな事]
(44) 2014/05/01(木) 21:05:20[幻想の藤林]
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