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[さて、と人心地がついたように周囲を見回す。]
む、美しい車両だが―絵が一枚もないとは。
これはいかん、とんだ艶消しだ。後で車掌と話してみるとしようか。
そして―[と相席の客の視線を追い]
おや、あれは駅で出逢った指揮者の少年。
向こうに見えるは―、おやおや、「グレート・ブリテン」ではないか。
以前パリの劇場で、彼の「マクベス」を見ましたぞ!
いやいや、奇妙な取り合わせだな。―む?指揮者と役者。そうでもないか?
[と、向かいの人物に話すともなく、思うがままを口にしている。]
─三等客室─
ひとつ閉じては父のため──
ふたつ閉じては母のため──♪
[半眼になり、奇妙な歌を歌いながら、マトリョーシカを元通りに閉じている**]
[ぱっと顔をあげて、きょときょとと周囲を見回す]
私、寝ぼけちゃったみたい。
おほほほ。
[照れ臭そうに笑うと、トランクにマトリョーシカを戻す。
切符を取り上げわざとらしく驚いた]
まあ、ここ私の部屋じゃありませんわ。
失礼。
[崩れた化粧もそのままに、立ち上がり、ぺこりとお辞儀をする]
ごきげんよう。
[巨大サイズの白いパンプスの足音も高らかに部屋から出て行く]
[共同の化粧室に入り、化粧を直し、切符に書かれていた番号の客室に入る]
おなか空いたわぁ。
[お腹を押さえていると、怯えた様子の同客から、食堂車を教えてもらう]
─食堂車─
[賑わっている車内をぐるりと見回し、ほんの一瞬だけ目をまるくし、楽しそうに微笑む]
ええ、あそこの席でいいわ。
[隅の席で、5人前のディナーを注文し、舌鼓を打っている]
[ラウリへのカマかけに対する結果がどうであれ、そうだそうだと手を打ち鳴らし]
折角の女帝との記念すべき夜なのだ、一人でテーブルに着いてはつまらなかろう?
ラウリ君、吾輩とディナーを共にどうだね?
[ラウリが応じるならば、ディナーのメニューを注文し、年齢次第ではワインを勧めるだろう]
ちなみにスイスでは14歳から飲めるのだよ。君のお国はどちらだね?
おお!オーストリア!たしか15歳になれば初めてのワインが許されるのではなかったかな?
[ウィンクしながらグラスを持ち上げ乾杯を促す。形だけでもラウリが乾杯をすれば微笑んで会話を続ける。]
去年のオーストリアでの舞台はシェークスピアのオセロだったんだがね、あの時の楽団の指揮者はご存知かな?たしか…
[ラウリに質問したり共通の知人の名前を挙げたりと、あれこれ会話しつつディナーを楽しみ、食後のカフェまで進んだ所で]
お名残り惜しいが吾輩はこの辺で失礼せねばいかんようだ。いや実は次の舞台の台本にまだ目を通していないのだよ。折角の夜に全くつまらない事だか、仕事ではしょうがあるまい。楽しかったよラウリ君。それでは。
[片手を上げ、給仕に自分のコンパートメントに支払いを付けさせるとラウリと握手を交わし自室に帰って行った]
[自室に戻ると、さっとウィッグをかぶりメイクを施し、簡素な洋服の上に車掌の衣装を着こむとさりげなく一等車を後にする]
仕事だからしょうがない…と言う事だ。
[にやりと口元だけで笑い、すれ違う乗客には帽子に触れ礼をしつつ、食堂車でラウリがまだ席に残っているのを確認すると、そのまま二等車へ]
失礼します。乗車券を拝見。
[ラウリのコンパートメントをノックし、まるで違う声色を使うとすうっと中に入って行った]
[中に人の気配がなければそのままラウリの荷物をチェックするだろう]
ほぅ…これは。
[何事かを確認するとさらさらとメモを書き、兎に持たせると楽しげに微笑みつつ去って行った**]
―三等客車→食堂車―
[華やかな式典は離れた後部の三等客車からは、別世界の様で――、
ゆっくりと走りだす汽車の規則正しい揺れに体を寄せて。]
この旅は、私に何を見せてくれるんでしょうね。
[並べたタローを集め、箱に入れようとして、ふと一枚のカードを手取り、にっこりと笑みを浮かべる。
――LA LUNE
そのカードを箱に戻す。]
星は時期早々と言っているし、カードもその時期ではないと言っている―…‥、
もう少し様子を見て、見定めないと。
[鞄を手に食堂車に向かった。]
>>29
そのどこかで、が、楽界でなら、嬉しいのですが。
[眉を上げる仕草にも気づいたけれど、オラヴィの仕草はどれも芝居がかって見えて、それが心を映す本物なのか作り物なのか判別出来なかったので]
両親は、既に地獄に堕ちました。
[いつも口にする言葉で返し、いつも作っている笑みを向ける]
あるいは、天国に行ったかもしれませんが。
[言って。相手の反応がなんであれ、相手が真面目に受け取るほどおどけた様子を強めて「ふふ、冗談です」と笑うだろう、はぐらかすように]
[兎にはこんなメモが残されていた]
―秘宝について心当たりがあるなら我がコンパートメントへどうぞ―
[自室に戻るといつもの服装に着替えくつろぎながら、ラウリが来るならば退屈しなくて済みそうだ、とほくそ笑んだ**]
―食堂車―
[食堂車に辿りつくと、三等客とは思えない優雅な振る舞いで、席に着くとブリヌイと付け合わせにサワークリームとジャム、飲み物にクワスを頼む。
流れ行く車窓に時折目を向けて、ゆっくりと物思いに耽るながら。]
ロマネス家の秘宝―…‥
どんな内容が書かれてるのかしら?
[窓に映った女の顔は、どんな表情だったか――。]
ロマネス家?
[飛び出した言葉には、さすがに驚いたように眉を上げたが、すぐに、突拍子もない、という風を表情に滲ませて]
まさか。だとすれば、貧乏楽団で指揮者など……ふふ、まさか。想像が豊かですね、オラヴィ卿。それともあなたもロマネス家に「縁」のある方なのかな?
[まるで冗談だ、取り合わない、というような態度で頬杖をついて上目に相手の表情を覗き込む。けれどその瞳だけは、正面に座るオラヴィには、興味ありげに輝いているのが見えただろう]
−二等客車→食堂車−
[ひたすらに流れる景色を眺めていたが、
いい加減飽きてきたので、席を立ち、
サロンカーにでも行こうと、廊下へと向かう。]
カクン。…ゴチッ。
[扉に手をかけようとした辺りで、
不意にバランスを崩して、足を捻って、
扉に顔をぶつけた。]
…っ。
…やっぱり列車は揺れが激しいわね。
[同室者が誰もいないことに今更ながら安堵して、
鼻の頭をさすりさすり、食堂車へと向かった。
辿りついた頃には、涼しい顔。]
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