もし魔法が使えたら、1日の長さを3倍くらいにしよう。
ずっと本を読んで暮らせるね。
[真面目な顔で頷く。本当にどうでもいいことにしか、使わなさそうだった]
自分以外の誰でもいい、っていうのはあるかもな。
誰だって、裁判なんて受けたくはない。
嗚呼。でもいいことが一つだけあるよ。
普段は入れない法廷を見物できる。
[撫でる手を止めると、思いついたようにそう嘯く。実際は見物、どころでもないのだが]
折角だから、覗いてみよう。
じっとしていても、きっと気が滅入るだけさ。
……。
[いねぇよ、と明言するようなユノラフ>>32の声。
続く言葉に笑う。]
俺が魔法使えるって言うなら、ツケなんてとっくに昔に回収してる。
[微かに笑う。]
――魔女がいねぇとしても。
裁判官の目から見たら。
……此処に、魔女がいるのかもしれねぇな。
[呟き、煙草を取り出し、咥えた。]