160 ある家主の騒動
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ゼンジさん、だったかしら。
やっと修理終わったの。お待たせ。
[応接間には続々と人が集まっていて、かつてない密度だった。
その中からひとりの男に近づいて、海のものではない古びた懐中時計を差し出す]
これ、あなたに渡して欲しいってふくよかな方のネギヤさんが言っていたの。
大事なものだって言ってたから……
[警察には聞こえないように、低い声で囁いた]
(41) 2014/10/02(木) 23:34:33[→応接間]
[書斎にたどり着けば、オトハの捜し物が丁度終わったところようだった>>26]
……ごめんなさい、聞こえてしまって。
[浮かない表情に謝罪を漏らせば、捜し物の名を告げられる]
『太雪』
……もしかして、それがあなたの「懐かしいもの」?
[真顔に返す言葉も、また、真顔で]
(42) 2014/10/02(木) 23:39:13[廊下]
僕に?
[>>41 低い囁きに小声で返し、懐中時計を受け取った**]
(43) 2014/10/02(木) 23:42:15[応接間]
編集者 グリタが接続メモを更新しました。(10/02 23:48)
―― →書斎 ――
[ゼンジに微笑を残して応接間を去る。
そして通りかかりに目に入る、書斎の女性たち]
だぁれがおネギさん殺したの?
[細く呟くのはどこか軽快なメロディ。
やがて警察は順に屋敷内の人々に話を聞いていく。
ガモンに預けていた時計のことは、自分からは警察に話はしない*]
(44) 2014/10/02(木) 23:50:03[屋敷内]
[人のごった返す応接間。
その中でふと、ゼンジに声をかけるヂグを見かけて。>>41]
何してはるんやろ…?
[よくは見えないが、何かを手渡す様子。
そう言えば彼は、昨日もガモンに何か渡していたのではなかったか。
――人攫いの怪人。>>39
彼がそうだとは思わないが、なんだか妙なことを考えてしまって。
小さく首を振りつつ、けれどゼンジのことを注意深く見守ることにした。]
警察なんて当てにでけへん。
書類上のナンタラとかよぅわからへんけど、
とにかくアレは、ネギちゃんちゃうもん。
…人攫いの怪人>>39なんておったら、ウチが許さへんよ?
[そう呟いて一人、腕をぶんぶか振り回した。]
(45) 2014/10/02(木) 23:57:35[応接間]
あれはおネギじゃないわ。
[>>44聞こえてきたどこか軽やかな音階に、向ける視線は自然と厳しくなる]
おネギは死んだなんて、誰が言ってるの?
[ゼンジがかりんとうと表した男こそ、警察にとってはネギヤであり、そのかりんとうネギヤにとっては死は災難なことだったろうが、自分にとってのネギヤはやはりもち肌だ]
それとも……
あなた、おネギが殺されるところでも……見たの?
[それとも、この男にとっても、かりんとうネギヤが「おネギさん」なのだろうか?**]
(46) 2014/10/02(木) 23:59:03[廊下]
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