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…そういえば、僕は何をしにきたんでしょうね?
手紙に誘われたのは間違いないですけど。
里帰りというか、次の本のアイデア探しというか…。
里帰りは人がいる故郷にするものだと思いますよ。
……編集者の方か何かですか?
[尋ねながらも、村の奥へ向かおうと身体はそちらの方角へ]
里帰りでもないなら、興味本位ですかね。
いや、編集じゃなくて…作家、なんですよ。駆け出しの。
[家に入るのは諦めて、ポルテと同じ方向に向かう]
…ここからだと、煙突も見えるんですね。
すみません、あまり文芸書って読まなくて。
そうなんですか、すごいですね。
作家さんとお話したの初めてです。
[煙突と言われて初めて空を仰ぐ]
あー……。
こんなだっけ。
[並ぶ煙突を見ても、懐かしさは感じなかった]
書くときは別の名前を使ってますし、そもそもそんなに有名でもないですから。
[気にしないでほしい、と笑った。
少しずれた眼鏡を押し*上げる*]
あの煙突だけは…あまり代わり映えしないようにも思いますよ。
そうなんですか?
[どの言葉に対する問いなのか明言せず、よいしょっとリュックサックを背負い直して]
近づいたらバチが当たるって言われてましたよねぇ。
[煙突の方へと*草を踏みしめて行く*]
ここで肝試ししようとして怒られたりしたことならありますよ。
この村に住んでいる人がいるとは思えませんが…。
でも、確かにここだけは手入れしてありますよね。
[ノックの反応を見る]
うん?そりゃあもう、怖ーい怖い体験をしましたよ。―――じっちゃんのタイマン説教とか。
まああそこで会えるなら、お化けじゃなくて神さまか巫女さんくらいじゃないですかね。
…あ、開いてる。日陰なぶん、外よりは楽ですね。
ふぉっふぉっふぉって笑う爺様がいたりするんですかねぇ。
[そろりと廊下を進んで行く。
大広間に近づくと、人の気配があった]
……お邪魔してます。
[それがアンという少女なのだと知るのは*まもなくのこと*]
[フユキとポルテの後に続いて、建物の中に入る]
オバケの話とか、全くナンセンスだよな。
いや、別に、怖いわけじゃないですけどね。
[呟きつつも、キョロキョロと忙しなく辺りを見回している。アンの姿に気付くと]
わ。先客がいる。
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