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[0026が屋敷内に現れると]
にいろく!
[物陰から小さく声をかける]
どうして、入ってきたの!?外で陽動と、逃げ口の確保って言っておいたじゃない?
>>48
……おや?
[物陰へと近づき]
……99さん。
罠で、あなた自身が居る可能性は薄いと思っておりましたが。
言っておいた、ということは。あの手紙はあなた自身のものですか。
……どうして、行方不明などということになっているのです?
[不意にかけられた声に、臨戦態勢をとりながら、振り向く。]
へエ・・・。
どんな薄汚い男かと思たラ、これはキレイなお嬢さんですネ。
[さりげない動きで、銃口を0044の眉間に向ける。]
さテ、質問タイムだヨ。
あんた、何者ダ?
[引き金に指をかけながら、感情を押し殺した声で尋ねる。]
>>48
ああ、言えば、来ないと思ったのに…。罠、バレバレでしょう…。
んもう…。
あたしは、なんとか、「サル・カイーダ」に潜入できたとこなのよ…。
とにかく、外で待機していて…。
[そう言っても、0026が素直に、外で待機するとは思えないが…]
>>51
……潜入?
[何か違和感を感じる。今まではサル・カイーダを殲滅すべく、そのボスの居場所を探りつつ……捕らえたことはあってもこちらから潜入などしたか。その場で、殲滅していたわけで―― 眉をひそめる。]
……明らかな罠。
そんなものに来るのは私一人でいいとおもったものですからね。
ただ、罠であっても、手がかりがあれば調べる価値は十分に有る。
つれないなぁ。
[くすくすと肩を揺らしながらも、相手とほぼ同じ速さで此方は彼の胸へ向かって傘を向ける。0066とは、以前一緒に仕事をしたことがある。そのことを彼が覚えているなら、この仕込み傘にも見おぼえがあるはずだ]
0044。
ボスの命令で、君をお迎えに来たよ。
残念だなぁ。本当はもっとゆっくりと、……お話したかったんだけどね?
[にいと口元を歪ませると同時、仕込み傘から銃弾が飛ぶ]
>>52
それで、0031が来てないのね…。
分かったわ…。
なら、言うわ。ここには、ミセス・グリーンが確かにいるわ。そして、オマエ=サ=ピン=ラシイの潜伏先も分かった。
これ、持って行って。
[そう言って、メモを渡した]
すぐに戻って、本部に報告して。
あ、あと、何か、爆発物持ってる?
ここ、破壊するから…ミセス・グリーンと共に…。
[見覚えのある仕込み傘。
その銃口が自分の胸に向いていることに気づき、舌打ちしながら側の机を倒して即席の盾に。]
ハッ!そいつは悪い冗談ダ。
[隙をついて、テーブルの影から飛び出し、カウンターの後ろへと。
発煙弾のピンを抜き、0044の足元に投げつける。]
[0099には、まだ迷いがあった。これ以上、組織を裏切ることがいいのか?
でも、それは、兄のためなのか?
李のためなのか?
それとも、自分のためなのか?
自分の矛盾した行動にいい訳ができない。今の行動は、どちらにとっても意味がない…]
(なにをしているの、わたしは、一体…?)
>>54
ミセス・グリーンがここに……
残念ながら爆発物は得意ではなくてね。
[肩をすくめる。変わりに帽子を持ち上げ、ひょいと取り出したのは赤いリボンのついた小さな仔犬。
その犬のリボンにメモを縛り付けた]
よしよし。
昨日一緒に居た31の匂いは分かりますね?
良い子です。いきなさい。
[床におろすと仔犬は走り出す。おそらく混乱の中で仔犬にかまっている暇はないだろう。]
居るのであれば、なおの事進むべきなのでは……?
…あは。こんな真面目な場面で、冗談なんて言わないよう。
[机に当たる弾丸。相手の動きを追いかけようとするも、女の体では以前より体力が落ちていて間に合わない]
―――…っ!
[傘を広げて、足元に投げ付けられた発煙弾を弾くと同時に、周囲は煙に包まれる]
>>56 0026
そう。仕方ないわね。じゃあ…
[そう言って、髪の中から小さなピンを出した]
これしかないわ。これだと、至近距離からしか殺傷力ないの…。せいぜいが5m範囲の人、2、3人しか殺せない…。
[進むべきと言われ…]
だめ、にいろくが、これ以上進んだら、殺されるわ…。ごめん、交換条件で、にいろくの事をあいつらに喋ってしまったの…。
もしくは、わたしが殺さなければならなくなる…。
帰って…。
[煙幕の広がる店内。
取り替えたマガジンを放り投げ、投げた方向とは逆の方向へと飛び出す。
0044が音に気を取られたと踏んで、その背後を取るように動く。]
――差出人は0099からであったが、彼女の消息は掴めていないことになっている。
99というと暗黒の象徴とも言える中込伸の背番号であり、その本人は起訴されたばかりということもあり、私は不安感を抱かずにいられなかった。
証明のため、私は時間をおいてから鳩を飛ばし返した。
さて、どこに飛んでいくか……。
>>58
……それでは貴女が死ぬことになってしまうではないですか。
[ピンを見て困った顔をする]
……一度、引きましょう。
今此処でミセス・グリーンを始末することよりも、生きて情報を持ち帰る方を優先します。
『どうした?』
[李、こと幹部Bが顔を出す]
『そいつ!』
[李が、拳銃を出す]
まって!
[0099が、0026を庇うように前をふさぐ]
[傘で防いだ分の視界は残る。最初に動いた影が0066で無いことには気づけた。だが、背後の存在に気づくのはワンテンポ遅れて]
チッ!
[狭い間合いから銃撃は間に合わないと踏んで、振り返りながら傘から刃物を突きだして相手へ斬りかかる]
[引き金に指をかけたが、一歩間に合わず、0044の放つ斬撃が右腕を切り裂く。
思わず銃を取り落とし、バランスを崩し、床に倒れ込む。]
クソ・・・!
[慌てて銃へ伸ばした手を、踏まれ、動きを阻まれる。]
チェックメイト・・・カ。
[諦めたように目を瞑る。
続く銃声で、意識は闇の中へと。]
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