189 あおいろ幻歌
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[下駄を鳴らして歩きつつ、ふと思いついて帯に挟んだスマホを取り出し]
……なんだよ、これ。
[ロック画面の時計表示が『--:--』となっているのに、眉を寄せた。
ロックを解除してみるものの、目に入ったのは化けまくったアイコンの羅列]
…………。
[無言で、スマホを帯に戻した。*]
(49) 2016/07/18(月) 23:12:35[街の通り]
[確認に返る復唱>>*3は、だいぶ落ちついているように思えた]
相良伊万里くん、ね。
あー、細かい事は気にしない気にしない。
こんなんじゃ、テンパるのもわかるからなぁ。
[実際問題、わけがわからない事が多すぎて混乱するのも仕方ないだろう、というのはあるからさらりと言って]
……しかし、これどうなってんだかねぇ。
なーんで、いきなり声が聞こえたり届いたりしてんだ?
[次に口にするのは、浮かんだ疑問。
近くには今の所誰もいないが故の、素朴なもの。*]
(*4) 2016/07/18(月) 23:13:02
[ハツネ>>46を見送ってから、ウミは再びベンチへと腰掛ける。
一つ息を吐くと、海と灯台を視界に入れた]
探しもの一つするにも、辛い身体になってしもうたのぅ。
[年を考えれば体力の低下は否めない。
昔であれば、と思えど、時は戻ってくれない]
……探しもの、か。
さぁて、上手く見つけてやれるかのぅ。
[灯台守として過ごしていた頃、浜辺での落し物・忘れ物の類を預かっていたこともあった。
自分で見つけたもの然り、届けられたもの然り。
引き取り手がいないものもあったが、取りに来た者達の笑顔は今でも覚えている]
あぁ……あの時も、こんな暑い日じゃったか。
[夏の海は忘れ物も多かったのである*]
(50) 2016/07/18(月) 23:13:51[展望台]
[呼ぶ声>>46を背に受けて、飼い猫は階段そのものではなく、横のスロープ状になっているコンクリートの壁の上を歩く。
ついてくるらしい足音に対して一度耳をピコと向けはしたが、振り返ることはなく。
日陰を作る朝顔の下を潜り抜けて海岸へ]
[砂浜には下りず、沿うように聳えるコンクリートの防波堤の上に飼い猫は居た。
相変わらず目的があるのか無いのか、読めない動きでうろついている]
「なぁう」
[何かを伝えるように鳴く飼い猫。
けれど、伝える相手はここには居なくて。
一言鳴いた後は何事も無かったかのように再び移動を始めた*]
(51) 2016/07/18(月) 23:14:00[展望台]
[打開案がまったく見えなくて、途方にくれて半泣きでしゃがみこみはしたものの。数分もしない内に、腰をあげて顔を腕で擦って涙を拭い]
…わかんない事ばっか、だけど。
ここに何時までも座ってたって仕方ないし。
[とにかく、なにかを探さなきゃいけないのは解っている。
手がかりがないなら、足を使って隈なく探す以外の手は無いだろうと、あて無く歩き始めた。
そのとき、ふ、と気づいたのは]
……ここ、あの海の近くの街にあった雑貨屋さんに…似て…る…?
[店頭に大輪の朝顔を咲かせる店先が、子供の頃足しげく通った海近くの街並みのそれに重なって見えて。
なぜか感じる苦しさに、すぐ視線を外して踵を返した**]
(52) 2016/07/18(月) 23:23:45[海辺の街角]
合唱部員 イマリは、メモを貼った。(内容)[メモ/履歴]
2016/07/18(月) 23:26:31
合唱部員 イマリが接続メモを更新しました。(07/18 23:27)
合唱部員 イマリが接続メモを更新しました。(07/18 23:27)
よく、わかんない、けど。
あのウサギか、この場所のせい、じゃないです?
ってかそれ以外、理由思い付かないし…
[>>*4冷静な男性の声に、鼻をすん、と鳴らした後応え。
それから]
えっと…夏神、さん?
ここに居るのって、アタシたちだけなんですかね。
誰か人、会いました?
[こうして声は聞こえているけれど、まだ誰とも顔を合わせていないことに不安を覚えて問いかけた**]
(*5) 2016/07/18(月) 23:35:15
(-19) 2016/07/18(月) 23:43:22
ま、そのどっちか……だよなぁ。
[伊万里の示した可能性>>*5は同意できるもの。
でも、本当にそれだけか、という疑問も生じるが、すぐに結論はでなくて]
んや、俺も今んとこ、誰にも会ってないわ。
[次に投げかけられた問いには短くこう返し]
まー、取りあえず、他に誰かいないか探してみるかねぇ。
じっとしてても仕方ないし。
[続けた声音は、やや明るめのもの。
声に滲んだ不安を払拭できれば、と思ったのは半ば無意識]
(*6) 2016/07/18(月) 23:45:13
とにかく、他に人がいたら報せるわ。
……兎の頼みごとをどうするかは、ここの事がもーちょっとわかってからでも遅く無いだろし。
[それ以前に、さがしたくない、という気持ちもちょっと──否、かなり強いのだが。
捜されたくないから隠れているものには触れたくない──そんな無意識に共鳴しているものの存在には、気付く由もなく。*]
(*7) 2016/07/18(月) 23:45:26
/*
うーん、イメージを変更しないと。
もっと僻地なイメージだったけど。
(-20) 2016/07/18(月) 23:50:09
[からん、ころんと下駄がなる。
進む道の両脇では、色とりどりの朝顔が風に揺れていた]
…………つかホント、誰もいないんかねぇ。
[独りごちつつ歩みを進める内、風の感触が変わった気がした]
……ん? 海、近い?
[小さく呟いて空気の匂いを嗅ぐ。
微かに感じる潮の香は、予想を裏付けるもの。
そしてそちらに近づくにつれて、微かに聞こえる歌声が大きくなるような、そんな気がした]
(53) 2016/07/18(月) 23:55:40[街の通り]
この歌も、覚えがあるよーなないよーな。
[呟いて、からころり、歩みを進める。
しばし進めば目に入るのは展望台らしきもの]
……とーりあえず、行ってみますかねぇ。
[言いつつ、足を向けるものの。
足取りは軽妙な音に比して重いもの。*]
(54) 2016/07/18(月) 23:55:56[街の通り]
─ 海岸 ─
[波音のせいか、歌声>>#3はもう聞こえなかった。
尻尾をぴんと立てた猫は、
コンクリートの防波堤の上をすたすたと歩いていく。>>51
猫の斜め後ろを歩きながら、初音は思う。
この海岸を歩いたことはあっただろうか、と。
チェックしたスマホの表示は意味をなさず。>>49
ウミが語ったように、ここは過去の世界>>38なのかもしれない。
どういう理由でかはわからないが、
あの兎>>#2に呼ばれたような気がしていた。
探しものを手伝わせるために。]
でも、何を……?
[考え込む初音の足はいつしか止まっていた。]
(55) 2016/07/19(火) 00:00:06[海岸]
[からん、ころん、からん。
そんなリズムを刻みながら登った先]
……ぉぅ、こりゃすげぇ。
[見える風景に小さく呟いた後、周囲を見回して]
……おう、人がいた。
[ベンチに座る人影>>50に、惚けた声を上げていた。*]
(56) 2016/07/19(火) 00:00:48[展望台]
[何かを伝えたいのか、「なぁう」と鳴く猫>>51に促され、
われに返る。
追いつけば、視線の先に人影らしきものの動きを認めた。
初音は影の正体を見定めようと伸びあがる。
近ければ、声を出して呼びかけるだろう。*]
(57) 2016/07/19(火) 00:02:13[海岸]
学生 ハツネが接続メモを更新しました。(07/19 00:05)
[ここには居ない猫の声。
「なぁう」と鳴く声が耳に届く。
はて、と首を傾げるもそれ以上聞こえることは無くて、その時は気のせいかと結論付けた。
それに代わるように聞こえて来る下駄の音>>56。
声も聞こえたのでウミはゆっくりと振り返った]
…おや、貴方も兎に呼ばれたのかね?
[柔和な笑みは相手に何を思わせるか。
近付くでもなく、手招くでもなく、笑みで細まった瞳を投げかけるのみ*]
(58) 2016/07/19(火) 00:11:35[展望台]
やーれやれ、ゴーストタウンてやつかい、これは?
[カランコロン、響くのは俺の下駄の音だけだ。目に入るのは見知らぬ街並と海と朝顔ただそれだけ]
相変わらずあっちいし...
[つっても、海風が涼しい分、ちっとはマシかもな。団扇ないとやってられんけど...と、思いつつ、歩き続けた。
傍目にはふっつーに散歩でもしてるようにしか見えないんじゃね?]
(59) 2016/07/19(火) 00:15:22[朝顔の中]
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