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[利用者帳を覗きこむが、全ての名と顔を一致させることが出来なかった]
誰かが、書いたのでは?
[バツがついた名を確認すると、ぴくりと顔を引き攣らせる]
スグルん仮想狼に出来なかったぜオーイエー。
墓:▼スグル、◆エビコ(村)&乃木
占:ヨシアキ 霊:ロッカ
白:冬樹 黒:ヌイ
灰:ライデン、ホズミ、ナオ
灰が狭まってまいりました…!
呪符ってナイス設定だよなと今頃気付く。
吊られたらヨッシーおばばパワーってことになるわけで。
死ぬ前に誰かと闘えないかなー。
そういや守護者誰なんだろう。
私何してたんだっけ......
[自分の服が血染まりになってることで我に還る]
えと......
[自分の記憶を整頓しだすことにした]
そうだ!
ヌイの手の甲の切り傷!
昨日話してたときには確か無かったはずよ!扉修復もその前に終わっていたはずだしそこで怪我はしていない。
料理じゃあんなところは切らないし何か事故にしても明らかに傷が鋭利すぎるわ
落ちてた鉈には血がついていた
ノギエビコにはそんな切傷はないのに...
ノギが鉈を使って誰かと争っていたのならあの血は相手のものでしかない...
もうヌイとしか......
くはー。
仕事が長引いて帰れないかも。
うわー。どうしよう。ばぶばぶぶぶあぶあぶぶ。
中途半端になって迷惑かけたらごめんー。
[二人を運んだ後、しばらく無言で遺体を見つめていたが]
学生さん……?
[運ばれてきたスグルの姿に、憔悴した顔を向け、大きく息をついた]
[どれ位眠っていたんだろう。
気付けばその部屋にはわたし一人だった。
確か夢心地で女の人はこの部屋で休むと言うような話を聞いていたから、ロッカさんもホズミさんもエビコさんもこの部屋で休んだ事だろうが、今は他の人たちの気配は無く。
ただ窓から零れ落ちる結露が、外気との差を教えてくれるだけだった。]
身体がだるくて寝ちゃってたけど、皆起きて行っちゃったのかな…。
[ゆるゆると状態を起こし、溜息を吐く。昨日は本調子ではないのに風に当たり、寒さを覚えた。それ故に一度は落ち着いた熱がぶり返され、夜半からわたしは再び火照る身体に苛まされていた。]
それにしても昨日の出来事は…
[ふと脳裏を過ぎった映像に、わたしは目を伏せ口を噤む。吹雪の中咲くことが有り得ないさくらが咲き、あまつさえ管理人のアンさんが遺体で見つかったのだ。しかもそれは他殺体だという。]
人攫いさんがそう言うってことは、やっぱり犯人はこの中に居るのかな…。
[昨夜人攫いさんから聞いた話。それは駐在所に勤めているらしい彼ならではの視点から紡がれる事も多く、またこの村に深く係わってきた人だから解る事も多くて。
信憑性に長ける言葉に、わたしは思わず耳を傾けていた。]
――戸が開けば獲って囲おうか…
――窓が開けば切って吸おうか…
化けさくら…根が檻のように…地中で囚われ根牢――
[昨夜人攫いさんが囁くように謡い語った言葉を反芻する。
窓から見えるさくらは、昨日より増して。色濃くなったように*思われた*]
おぅ。殺されました。
うふふー。
ロッカちゃんが可愛い可愛いのだった。
お墓の下はどんな世界なんだろうか。
寒いのかな。
ヌイさんが寒くなくなるよって言ってたから寒くはないのだろうか。
[ゆっくりとゆっくりと世界が見え始めた。それはよく知っているような、そうでは無いような世界]
私、どうしたのかしら?
[自分は何者だったのか、一体どうやってここに来たのか。生れ落ちたばかりの赤子のように、全ては靄につつまれてよくわからなかった。けれど。
思い出そうとすると、鋭く、切り裂かれるような恐怖が襲う]
怖い……。
[考えるのをやめて、目を凝らす。懐かしいような家々の風景が*見えてきた*]
食欲はないけど、何かお腹に入れておかないとね。
[居間を通り抜け台所へ向かう。長い一人暮らしのせいで簡単な食事なら作れる]
病み上がりの人もいるし、雑炊にでもしようか……
[火の入っていない竈を見下ろした後、米を炊き、野菜を刻む。肉は入れる気にならなかった。やがて小さなお椀を4つ用意し、それぞれに雑炊を入れると、霊安部屋へと持って行った]
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