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[空気の入れ替えと、開け放たれた窓からそよぐ風は、
どこか肌寒く、奇妙な気分にさせられた。]
へぇ、この村って魔女が居たんだ。
[次々に広げられる古書を一瞥し、
気になるものから手にとりページを捲る。
先を強請る少年の指先には、
拭い去れなかった他人の朱色の体液が、
所々赤黒く変色し、こびり付いていた*]
真実か否か、区別のつかないものだらけで……ですが、魔女狩りを神聖視している者がいる、という噂も聞いたことがあります。
まあ噂ですから真偽はわかりませんが。
[本棚から、別の本を取り出しては先をめくり]
では、我々の誰かは魔女の末裔である、とか?
[>>51サバトとため息をついた青年の声に、冗談めかして言葉を返す、本から目を上げないまま]
ただの昔話でしょ、魔女なんて。
[一蹴するが気にはなるようで本を目で追うウチにページを捲る指が目に入った。]
ラッセル? どうしたの、その手。
何か変な色に・・・?
[不思議そうに呟くと手を伸ばしてラッセルの手を取ろうとしました。]
[視線はラッセルの指先に留まり、眉間に皺が寄った]
怪我でもしたのかい?
[それは、診察室で問いかけるのと違わぬ*口調*]
─裏庭─
[強い風にシーツが大きくあおられる]
かぜ、強い。
[腕で風をさえぎりながら、視線は村の中央にある集会場へ]
遅いですね。落とし穴にでも落ちてるんでしょうか。
だ、大丈夫だよっ!
――あ、ごめん…シャロ。
シャロの手を汚したら…いけないと思って。
[伸ばそうとした厚意を一蹴して。
次の瞬間、滲むのはひどく後悔をした表情。]
…ヴィン先生も、ありがとう。
ちょっと、ね? ナイフで切っただけだし。
これ位なら舐めておけば平気。
[細心の注意を払って、医者の申し出は断り。
ポケットにねじ込んでいたハンカチで、
指先の赤を乱暴に拭った。]
[突然の強い言葉に目を瞬かせ。]
う、ううん。何でもないならいいの。
怪我してたなら家に行った時に言ってくれたら良かったのに。
ちょっとした手当くらいはできるのよ?
そりゃ、先生や二―ナさんみたくは無理だけど。
ちょっとの怪我でも化膿したりすると大変だし、無頓着すぎるのは良くないよ。
[気にしてないから、と囁いて笑顔を作りました。]
寝ぼけていてね、ついうっかり…。
だから本当は恥ずかしくて、言い出せなかったんだ。
[囁かれた言葉に笑みを浮かべ。
乾いた唇は淡々と嘯く。]
優しいね、シャロは。将来いいお嫁さんになれるよ?
きっとね?
[最後は冗談めかして会話を結ぶ。
これ以上、自身の話題には触れられたくはない故の、
柔い防御を*施して*]
そういえば…
[アーヴァインから集会場に来てくれと言われていた]
魔女狩りについて…よね…
気が進まないわ。
[ポツリ呟く]
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