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ダーツセットの1割ですから、
ダーツのシャフトが1本でしょうかね。
[羽なし、針なし、シャフトのみ]
拾得者の権利を行使なさいますか?
[ヨシアキに尋ねた*]
[そう言えば、とふと思い当り雑貨屋へと向かう]
すみません、狼煙1つください。
[見つかった時は知らせると約束したので
一応買っておく。いつ見つかるとも限らないのだから]
まぁ…お仕事に身が入らないって大変ですねぇ。
締め切りとか、あるんでしょう?
[世間一般に知られている情報を重ねて、
心配そうに尋ね]
あら、担当さん? って、確かあの――
[関わると馬に蹴られそうになるひと、とは言わず]
えっと、栗田さんでしたっけ? 大変ですわね。
あのひと宛にお弁当、大量に届いたんでしょう?
[その頃栗田は、ダーツセットの的で、すごろくっぽい一人遊びをしていた]
どうしたらゴールなんだろうなこれ……?
[ふらりと出かけた帰り道、
小雪の降る中を、空き地へ立ち寄る。
空き地の周りには、真新しい植木達。
有刺鉄線に結ばれた、いくつかの白い紙。]
……流れが変わっている、かな。
まだ、―――もう少し…
[暫し、思案の顔。]
[無事狼煙を入手して店を出る]
……誰だか分からないけど、
需要があるのは確かってことか。
[狼煙をポケットに入れて次に向かうのは――]
いらねえのですね、はいはい。
持ち主さんから後日、お礼の電話がくるかも
しれません、無視らないであげてくださいね。
[つっこまれたりツモられたりしつつ職務完了。]
捜査要員は来ていますから、ご心配なく。
本官は通常業務の合間に世間話でもして、
ぐうぜん情報が拾えれば上へ上げる程度です。
そう、作家さんって気が休まる時は無さそうね?
[常に追いかけられている様を想像して。
小さく苦笑して見せた。(>>55)]
まぁ、ご本人さんが不在だったなら、
他のひとも大変だったんでしょうねぇ…
[てっきり不在は一時的なものだと聞き流すも、
その後に続いた言葉に引っかかるものを感じ、]
今、起きている騒動?
え? お仕事で不在とかでは無いんですか?
あー
ついでに言うと、…困りませんよ。
駐在所にいるノギがどのノギだろうと、
出席を取る上司は困りません。
[乾いた生真面目さでそう付け加える。
ノギ巡査部長、唇の端を少し引いて、]
警官でさえあれば、それで。
[骨董屋の店の前うろうろしていると、猫が出てきて見上げてきた]
猫、こんにちは。
骨董屋さんお留守なのね? 店番えらいね?
[猫は、言葉を聞いてもあくびをするばかり]
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